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サルバドル/遙かなる日々
2008-10-17 Fri 18:30


サルバドル

【スト-リ-】
かつては世界の前線で活躍していたフォト・ジャ-ナリストのリチャ-ド・ボイルだが、今や酒とドラッグ浸り。軽い金稼ぎのつもりで友人とエル・サルバドルに向かった彼は、現地で凄惨な光景を目の当たりにする。 それは、不賛同者らを容赦なく虐殺する「死の分隊」に統治された恐るべき世界だった。
抑圧的で残酷な政府。そして、それを支援しているアメリカ合衆国--。
リチャ-ドは取材を続けるうちに、次第にジャ-ナリストとして、また人間としての良心に目覚めていく。
怒りと悲しみをシャッタ-にぶつける彼の運命は・・・。

実在のジャ-ナリスト、リチャ-ド・ボイルが綴った小説を「プラト-ン」のオリバ-・スト-ン監督が映画化。

【レビュ-】
オスカ-作品「プラト-ン」を鑑賞して、オリバ-・スト-ン監督の他の作品に興味を持ち、以前に鑑賞した作品。
自分的には、その「プラト-ン」と並んで、スト-ン監督作品ではとても好きな映画です。

内戦の続くエルサルバドルで起こったジャ-ナリトの物語。
この中米エルサルバドルの内戦も、当時大変な出来事で悲しい悲劇でした。
他のジェノサイドと同じく、ちょっとしたことですぐに殺されてしまう状況。対立する国民同士の争いは惨いものでこの作品でも描かれていました。

1979年に軍事ク-デタ-が起こり、革命評議会による暫定政府が発足したのを皮切りに、影響力のある人物、神父等の聖職者までが次々に殺害されエルサルバドル内戦が勃発しました。
この事件に深く関わっていたのが、世界の警察アメリカ。この内戦の事態収拾の為、暫定政府に支援を要請されたアメリカをこの作品では痛烈に批判しています。故に、この作品は問題作として話題を集めました。

1984年に泥沼の内戦を続けてきた暫定政府による政府軍と、革命勢力のゲリラは一旦歩み寄る姿勢を見せ、首脳会談を持ちましたが、この当時政府軍、ゲリラ軍双方が一般市民や援助活動を行う組織の人などに暴行や虐殺をおこなうという、最悪の事態に落ちていったのです。が、この時アメリカはこれを黙認し、政府軍を支援し続けていったのです。
その後、1989年にようやく、国際連合の介入で和平が実現するのですが、この内戦で命を落とした人は7万5千にも及んだということです。

こうした出来事をこの作品ではジャ-ナリストからの視線で描かれており、背後からこの内戦を支援したアメリカの闇を浮き彫りにしています。

また、ジャ-ナリストの心情や、いかに危険な行為なのかがよく描かれており、最近世界の紛争地域で凶弾に倒れたジャ-ナリストの方々の勇気にも敬意を持たずにはいられなくなります。

この作品で当時、好きな女優だったシンシア・ギブも目当てで鑑賞したという、個人的な経緯もありましたが、ファンはとても悲しかった。強烈に印象に残っています。

人は、狂気に走ったとき、何が正義なのか何が正しいのか判断が出来なくなります。常に死と隣り合わせの状況で、戦地から真実を配信してくれる戦場ジャ-ナリストとは、過酷で凄惨な仕事。
しかし、そうした人々が居るから、我々は世界を知ることが出来るのだと関心もさせられた作品でした。

そして、この作品の凄い所は、まだ内戦が終結していない、真っ只中の時期にこのような映画がつくられたという、リアルタイムでの作品だったという事です。
スト-ン監督もまた、この内戦に一石を投じ、世界に衝撃的事実を映画で訴えた、大きな仕事をやってのけた。凄いです。

オリバ-・スト-ン監督の「プラト-ン」に匹敵する、リアルで衝撃的な社会派作品です。

ユウ太的評価 8.5点
自己評価ですのでご了承下さい。
皆さんもよろしかったらコメントに評価を入れて下さいね。


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コメント
ちょうど、1年位前、ミャンマーで長井健司さんというジャーナリストが殺害されましたが、仕事としてするには過酷過ぎます。リチャ-ド・ボイルという人も、この作品の中では次第に変化していったように描かれていましたが、変わらざるをえないほど戦場は酷いものなんでしょうね。使命感がそうさせるのか、本当のところは分かりませんがすごい人たちだと思います。軍事産業のある国なので、戦争すると国も儲かるのでしょうが、どうにかならないもんでしょうかね?

どっちも、劇場鑑賞だったんですね。家の小さなTVではあの迫力は出ませんよね。ああいう娯楽超大作も批評家はけなしますが、絶対に必要だと思います。いろんなのがあるから楽しいのです(笑)
2008-10-17 Fri 23:53 URL | Whitedog #-[ 内容変更] | top↑
★ Whitedogさん ありがとうございます。
Whitedogさん(^^)こんにちは!
いつもお世話様でございます。

そうですね。忘れもしない長井健司さん。彼もまた過酷な職業で最後は凶弾に倒れました。
また、長井さんに隠れ、忘れられてしまいそうですが、2004年にイラクのバグダッドで銃撃され亡くなられた橋田伸介さんもベトナム戦争から色々な戦地を飛び回り、イラクで同じく凶弾に倒れた戦場カメラマンでした。

この作品を鑑賞すると、そうした過酷な状況から、我々に情報を伝えてくれる人達の偉大さと感謝の念が大きく沸き起こってきますね。

戦争は悲惨なものですが、その背後で暗躍しているものもあり、闇の部分をあぶり出す方が世界で側面で戦っているのを忘れてはいけないと思います。

この作品はそのリアルタイムな時に制作されましたね。スト-ン監督の勇気も評価できる大きな作品でした。

その一方で、映画とはやはりエンタ-テイメントなものですので、楽しい娯楽作品も必要だと思いますし、自分も大好きです。
これからも色々な作品を自分も鑑賞していきたいです。

作品のアドバイスもありがとうございました。
自分もWhitedogさんをはじめ、色々な方の記事や感想を参考にさせて頂き、嬉しい発見をしていきたいなと思っております。

こちらこそいつもありがとうございます。(^^)
2008-10-18 Sat 17:07 URL | ユウ太 #-[ 内容変更] | top↑
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