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沈まぬ太陽
2010-09-02 Thu 19:36



沈まぬ太陽




【スト-リ-】
昭和30年代。巨大企業・国民航空に務める恩地元は、労働組合委員長を務めた結果、会社から10年におよぶ僻地での海外勤務を命ぜられる。家族との長年にわたる離れ離れの生活で焦燥感と孤独に追いつめられ、本社への復帰を果たした後も不遇な日々は続く。そんな中、航空史上最大のジャンボ機墜落事故が起こる。救援隊として現地に赴いた恩地は、誰も経験したことがない悲劇に直面し、苦悩する。政府の要請により新会長の会長室部長に抜擢された恩地は、組織の建て直しを図るべく動きはじめるが、それは終わりなき暗闘の始まりだった…。

映像化不可能と言われた山崎豊子の同名ベストセラ-小説の映画化作品。





【レビュ-】
この作品も劇場公開時から鑑賞したかった映画。それは封切り時の出演者舞台挨拶の際に主演の渡辺謙さんが見せた涙のせいだったかもしれない。

今やハリウッド映画にも出演する彼が、万感きわまって流した涙。その涙の訳が分かった様な凄まじい内容の映画でした。


劇中では「国民航空」となっていますが、誰が見ても間違いなくあの航空会社だと明白な大企業の闇、そして日本の航空史上最悪の事故も描かれており、そのシ-ンでは本当に胸が詰まる思いで映画に引き込まれました。



この映画で描かれている国民航空の裏の話、闇の話は本当に、今も色々と問題が山積みに残っているあの会社の表には出てこない部分を浮き彫りにしているのでしょうか。これが真実ならとんでもない話だと憤慨してしまいます。
会社のトップ、一部の人間だけが甘い汁を吸い、私腹を肥やしてのさばっている姿は言葉は悪いですがヘドが出ます。
それを現在までも続き、血税を投入し会社を再生させる為に使われると思うと全く良い気分にはなれません。

そんなこれまでの闇の部分、そしてあの大事故の事まで詳細に描くのは「映像化不可能」と謳われた事、納得の内容ですね。



墜落事故のくだりでは、事故直前から墜落までの機内の模様を描いておりました。あの当時、ニュ-スでも取り上げられていた被害者たちのエピソ-ドも盛り込まれていて、TVから連日報道されていた事がまた蘇りました。
中でもやはりあの墜落していく最中、メモ帳にペンを走らせ家族へと宛てた遺書を残した方のシ-ンが再現されていました。流石に自分もこの場面は涙をこらえきれなくなりました。
その方を始め、あの機内にいて亡くなられた方々、そしてご遺族の無念を想うとやりきれなくなります。

それに対する企業側の対応なども細かく描かれていて、こんな事が本当にあったのか?観たら色んな感情が沸き起こってくると思います。酷い話ですね。


沈まぬ太陽 イメ-ジ1



そんな大企業組織の中で立ち向かう恩地という主人公を渡辺謙さんが熱演しています。

彼が闘った半生を見ると理不尽で観ているこちらも怒りが込み上げてきます。それほど劣悪な環境に置かれ、恩地は最後まで自分の信念を貫き通していく姿に拍手を送りたくなります。
きっと主演を務めた渡辺謙さんも、恩地を演じて一緒に闘ったのでしょう。だからこそ自然と涙が溢れたのだと思います。

しかし、自分がこの映画を観て感じたのは他の出演者も皆、良かったと思いました。特に主人公、恩地と敵対していく行天という男を演じた三浦友和さんが凄く良かったです。
昔から良い役をこなしてきた三浦友和氏の悪人振りが他を引き立ててたと思います。

香川さんも本当に可哀想で良かったですね!


沈まぬ太陽 イメ-ジ2



ただ、このドラマ。豪華キャストを集め、その意気込みは本気度を感じさせましたが過度な描写、そして肝心な恩地が何故そこまでして己を貫き通すのかという部分がちょっと物足りなかったとも感じます。
タイトルの「沈まぬ太陽」は恩地の信念とも受け止められるのですが、ラストはちょっとアッサリしすぎな感じです。


まぁ、それでも3時間を超える長いドラマも一気に観る事が出来ましたので、作品に引き込まれたのは確かです。
それほどに見応えはあり、結果として面白かったと思える映画でした。



ユウ太的評価 7点
自己評価ですのでご了承下さい。
皆さんもよろしかったらコメントに評価を入れて下さいね。



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コメント
★ 観ました~
ユウ太さん、こんばんは。

日航機事故は、お盆の直前でしたね。
私の実家はお寺なのですが、お盆の準備の手伝いで提灯を組み立てていたところへこのニュースが入りました。テレビの前に全員が集まり、両親は知り合いが乗っていなかったかと確認していて、大変なことが起こったと思ったのをよく覚えています。

さておき、本作、原作を読んだので興味があるという母と一緒に、劇場へ観に行きました。
キャストが豪華でしたね! ラストにほんの少しだけ、山崎豊子原作のNHKドラマ「大地の子」の主演を務めた上川隆也が出演したのも心憎かったです(確かに最後はアッサリしすぎてましたね)。

選択肢は今ほど多くなく、勤めでは耐えるのが当たり前、パワハラなんて言葉も概念もなかった時代に、懲罰人事など珍しいことではなかったのかもしれません。そんな前提ですら怒りを覚える、不条理な人事を繰り返す企業に対して、決して心を売ることのない主人公。「なにくそ」と耐え忍び、人事には従うが辞職しないという形で立ち向かう人の話だからこそ、皆引き込まれたのでしょうね。真似できませんし、応援せずにはいられない。

ユウ太さんのおっしゃるように「何故そこまでして己を貫き通すのか」という感覚は然るべきと思います。私はおおむね同意見で、同時に「甘んじないとはなんと厳しいことか。自分にはこの精神力は絶対に手に入れられない」という憧れにも似た感想も持ってしまいました。

演出としては、ナイロビでのハンティングシーンなどに、昔の角川映画を思わせるような派手さを感じ、懐かしく思いました。

それから、本作はインターバルを設けるほどの長尺なのに、まったく退屈でなかったことを、72歳の母が証明しました。
※どんな映画でも必ず数分は眠ってしまう母が珍しく寝なかったのでした(笑)
2010-09-03 Fri 03:51 URL | KEI #SFo5/nok[ 内容変更] | top↑
★ KEIさん ありがとうございます。
KEIさん(^^)こんにちは!
またお越し下さいましてありがとうございます。
とても嬉しいです。(^^)

はい あの事故はお盆の少し前、暑い時期に起こった事故でしたね。
KEIさんにおかれましては、そんな思い出があったのですね。
自分もやはりTVの前で、大惨事が起こったと思いその後、飛行機に乗る時などに思い出したりした本当に凄惨なニュ-スでした。

KEIさんは劇場に行かれてこの映画をご覧になったのですね~(^^)
自分はDVDでしたので早送りでとばしてしまいましたが、10分のインタ-バルもありましたね!それほど長尺の映画でした。

キャストも豪華で、KEIさんも挙げております川上隆也さんも最後にチョイ役で起用していて、なんとも贅沢な俳優陣に先ず度肝を抜かれます。(^^)

そんな本作の内容は色んな要素を含んでいて、同時に現存するあの企業に対する考えも色々と思考させられた濃いドラマだったと思います。

実際にも複数労組の凌ぎ合い、他を蹴落として出世の道を切り開く体質や裏の話、金の話、癒着、etc。。。本当にこれが真実なのかと目を疑うも、かじり付く様に鑑賞しちゃいました。

その中で主人公 恩地の姿が光っていました。
彼がとった行動は本当に勇気あるものだったと思います。またそれを支える家族の姿も素晴らしかったですね。この部分は記事に盛り込むのを忘れちゃいました。汗汗汗っ

自分はKEIさんの
>「甘んじないとはなんと厳しいことか。自分にはこの精神力は絶対に手に入れられない」という憧れにも似た感想も持ってしまいました。

この感想に感動しました。(^^)

仰る様に、恩地という人の素晴らしさはここにあると思いますし、これは真似出来るものではないですね。

人間は色んな感情が沸き起こる動物ですから、彼の様にその時に出来る事、目の前の事に一生懸命、雑音も耳に入れず酷い仕打ちも乗り越える不屈の精神、水の様な濁りのない心を持つ事は本当に難しい事と思います。
自分も努力しなければと思わされましたね。(^^)


そしてご一緒に、劇場に行かれたお母様のエピソ-ドはこの映画が持つパワ-と魅力を御自ら体現して伝えて下さったのだとこれもまた感動です。(^^)

それほどに見るものを引き込む力のある本作。渡辺謙さんが涙した訳がまた少し分かった気がします。(^^)

素晴らしいコメントとエピソ-ドを下さいまして本当にありがとうございます。(^^)

また是非、お待ちしておりますね!(^^)


2010-09-03 Fri 18:27 URL | ユウ太 #-[ 内容変更] | top↑
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