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プラト-ン
2008-07-29 Tue 13:35

プラト-ン
【スト-リ-】
クリス・テイラ-がベトナムにやって来たのは1967年。大学を中退してまでベトナムを志願したのは、次々と徴兵されていく彼と同年代の若者たちのほとんどが、少数民族や貧しい者たちだった事に対する義憤からだった。
弱い者、力の無い者たちに犠牲を強いて、その上で安隠といている形の自分を許せなかったからでもあった。
だが、いきなり最前線の戦闘小隊(プラト-ン)に配属されたテイラ-にとって、戦争の現実は彼の想像をはるかに超えた過酷なものだった。
むせかえるような湿気と熱気のジャングルで、いつ敵と遭遇するかわからない緊張感は、テイラ-の心身をボロボロに疲れさせた。
そんな中で、小隊の仲間達の姿が浮き彫りにされていく・・・。

【レビュ-】
1960年代、アメリカがアジアで敢行した10余年に及ぶドロ沼のような戦闘。全世界の非難と、そして何よりも国内世論によって撤退を余儀なくされたベトナム戦争。敗北を認めざるをえないこの戦争がアメリカに残した傷跡は計り知れないほど、深く大きい。
ベトナムをテ-マにした様々な作品が生まれたが、それらの名作を色あせさせてしまう衝撃作品が出現した。
自らの脚本をもとに監督をしたオリバ-・スト-ンの「プラト-ン」である。
オリバ-・スト-ン自身、ベトナムに徴兵され、15ヶ月の戦争経験を持つ。その間、2度も負傷し、ブロンズスタ-(勇敢な働きをした兵士に与えられる勲章)を受けている。
スト-ン監督にとってこの作品は、ベトナムに参加した全ての人々に対する鎮魂歌であると同時に、彼自身にとっても人間として、尊厳をかけて超えなければならない巨大な壁でもあった。

この作品は、実話に基づいていて、彼が所属した戦闘部隊に実在した人物たちをモデルにしているという。
そして、そのあまりにも生々しい体験を映像化し終わった後、猛烈な虚脱感の中で「ベトナムを離れて初めて、私は苦しみから解放され、心の安らぎを感じた」と語っている・・・。


自分はこの作品を当時、劇場で2回ほど鑑賞いたしました。まだ中学生でした。
それまで、アクション作品を好んで観ていた自分は、シルベスタ-・スタロ-ンの「ランボ-」や、シュワルツェネッガ-の「コマンド-」等、戦争のヒ-ロ-的な作品を観て、何も考えず楽しんでいました。
これらのアクション作品は今でも好きですし、映画とはやはりエンタ-テイメントな物なので全然、否定はしません。
しかし、それまで戦場のヒ-ロ-の活躍ばかりを観ていた自分にとって、この「プラト-ン」はとても衝撃的でした。
戦争というものの凄惨さ、惨さ、虚しさ、悲しさがスクリ-ンから強烈なメッセ-ジで自分を撃ち抜きました。
そう、まるで自分も戦場に放り出されたように・・・
それまで、M16を持った兵士はただ格好良く見えていたのですが、この小隊の戦闘を観て、現実はこうなのだと言う事を知るきっかけになりました。

今までの作品は「空想世界」、そしてこのプラト-ンは「本物の戦争」という事が初めて分かったのだと思います。
映画は楽しくて良いんです。しかし、事実を教えてくれるものでもあります。
自分は戦争の真実をこの作品で知る事が出来たと思います。
戦っているのは人間同士、撃たれれば肉は飛び散り悲鳴をあげる。格好いいM16アサルトライフルは人を殺す兵器。そしてベトナムでどういう戦いがあったのか、どういう人間が戦っていたのか、ジャングルはどういう場所なのか。その迫力ある映像で、自分のそれまでの観念を全部くつがえしてくれました。
この作品をきっかけに自分は社会派作品にも目を向けるようになったという、自分にとっても大きな影響を受けた作品です。

そしてこの当時、第二次ベトナム作品ブ-ムの中、続いて公開されていった「ハンバ-ガ-・ヒル」、「フルメタル・ジャケット」と全部、劇場で鑑賞して、映画や本などでベトナム戦争というものを色々と勉強するようになったのです。

当時、全米のマスコミ界が絶賛をしたという内容を一部掲載します。

★これは映画を超えた映画だ。 / スティ-ブン・スピルバ-グ監督
★ベトナム戦争映画の最高傑作。「ランボ-」のような漫画でも、「地獄の黙示録」のような形而上学でもない。 / ニュ-ヨ-ク・タイムズ
★脚本を読んだ時、どうしても映像に残さなければならないと感じた。 / 制作総指揮ジョン・デイリ-
★過去の戦争映画は、たとえどんな素晴らしいものであっても、この映画に比べれば、しょせん作り物にすぎない。「プラト-ン」は爆心地にいるのだ! / ロサンゼルス・タイムズ
★「プラト-ン」はベトナム戦争を描いた最も印象的な映画だ。これに比べれば「地獄の黙示録」はあまりに神秘性におぼれていた。 / タイム・マガジン
★この映画を見た退役軍人の97%が、ついに現実が画面になったと語った。 / USAトゥデイ
★泥をつかむような実体験、悲しみでめまいがする。 / ボイス誌
★これは映画と言う以上に、体験そのものであり、しかも一大体験だ。 / ニュ-ヨ-ク・ト-ク
★いい映画だ、素晴らしい映画だ。 / ウッディ・アレン監督

そして日本の某大手新聞にも「暗く、深刻、不愉快だが、これが本当の姿だ」と掲載されました。

戦争の虚しさや悲しさを痛烈に感じる事の出来る作品。そして大きな影響を受けた作品。
この作品を鑑賞して、戦争は絶対起こしてはならない、そして戦争や兵隊は決して格好いいものではないと感じさせてくれた作品です。
この作品を鑑賞して、オリバ-・スト-ン監督を好きになりました。

ユウ太的評価 8.5点
自己評価ですのでご了承下さい。
皆さんもよろしかったらコメントに評価を入れて下さいね。
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コメント
★ 好きな作品です
わたしもこの作品は本物だと思いました。
最前線の兵士の体験することは悪夢であり
正義とかを考える所ではなかったでしょうね。
敵を排除するために送られた兵士には選択の自由は無かったでしょうね。
何度観ても飽きる事はない感動の作品です。

それとリンクさせていただきますね。よろしく
2008-08-02 Sat 21:50 URL | ワトソン #-[ 内容変更] | top↑
★ ワトソンさん ありがとうございます。
ワトソンさんこんにちは!(^^)

いつもありがとうございます。
この作品は当時、本当に衝撃でした。
自分も戦争アクションヒ-ロ-などの作品が好きで、エア-ガンなどをコレクションもしていたりと、影響を受けていて、「兵士」というものは格好良いというイメ-ジを持っていたんですね。

しかしこの作品を鑑賞して、やはり戦争というものの恐ろしさや惨さ等を改めて教えられた作品となりました。
ああした戦場ではやはり敵は殺し続けなければならないでしょうし、狂気に満ちた場所では人格も異常になってしまうのでしょうね。
また、ジャングルの恐ろしさも教えられた気がします。
戦争にはヒ-ロ-なんていない。 そんな当たり前の事を教えられた名作ですね。

それとリンクの方、勿体なくも有り難いです。本当、感謝します。
ワトソンさんのブログ様にも、昔から色々と教えられ、また楽しませて頂いております。
そんな素敵なブログ様に声をかけて頂きまして、大変嬉しいです。ありがとうございます。
感謝!(^^)
2008-08-04 Mon 17:11 URL | ユウ太 #-[ 内容変更] | top↑
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