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扉をたたく人
2010-03-08 Mon 18:03



扉をたたく人



【スト-リ-】
愛する妻に先立たれ、コネチカットで孤独に暮らす大学教授のウォルター。ある日、久しぶりにマンハッタンの別宅の扉を開けると、そこには見知らぬ移民のカップルが住んでいた。思いも寄らぬシリア人の移民青年・タレクと出会い、ウォルターはミュージシャンのタレクに“ジャンベ”と呼ばれるアフリカン・ドラムを習い始め、共鳴をおぼえていく。だが、二人の友情は深まる中、突然タレクが不法滞在を理由に拘束されてしまう…。

ニューヨークを舞台に、初老の大学教授とアラブ系青年が、アフリカン・パーカッションを通して友情を深めていくさまを描いた感動作。名バイプレイヤーとして知られるリチャード・ジェンキンスが67歳にして初主演を務める。




【レビュ-】
タイトルとアフリカの民族楽器「ジャンベ」に興味を持ち、鑑賞した作品です。

この作品のタイトルがとても味わい深くて、鑑賞の興味心の扉を見事にたたかれ、鑑賞してみました。
なるほど、スト-リ-としては奥様を先に亡くした老紳士が、仕事や生活に生き甲斐を無くしてしまい心を閉ざしていた所に思いもかけない人物と楽器に少しずつ心を開いていく といったとても良い話の物語でした。

しかし、この作品はあの9.11以降、影響を受けこの主人公と同じく心を閉ざしてしまったアメリカの今の姿を投影したメッセ-ジも込められた作品だなぁと感じた作品でもありました。


「人種のるつぼ」と呼ばれたアメリカ、ニュ-ヨ-クでの物語で移民の人々の現状も描いています。 この物語に登場する移民はシリア人の青年タレクと、タレクの恋人でセネガル人のゼイナブという若い二人。
この二人は国を離れ、マンハッタンのとあるアパ-トメントに住んでいました。そこが心を閉ざした老紳士ウォルタ-のセカンドハウスだったのです。

この移民二人は友人から紹介されたとの事でウォルタ-のアパ-トに暮らしていたのですがこの紹介も移民への詐欺だったと思われ、こうした事は実際に日常茶飯事なのかなと感じてしまいました。

ウォルタ-の登場で、二人は住むところを他に探すと、一旦はアパ-トを後にしますがウォルタ-が住む場所がないならと、二人を一緒に住まわせる事にしました。
ここから、奇妙な縁で繋がった3人の生活が始まるのですが、そこでシリア人のタレクがアフリカの打楽器「ジャンベ」の奏者だったことが分かり、ウォルタ-にジャンベを教えていく事になります。


扉をたたく人 イメ-ジ1



このジャンベがとても素晴らしいです。自分は音楽が好きなのですが、昔から音楽の原点はアフリカにあると一般的に言われていますが、やはり自分もアフリカ音楽や民族音楽のリズムが好きで聴いていると自然に身体が反応してしまいます。
主人公ウォルタ-も心を閉ざし、無気力に生きていて自分の講義に出ていた生徒に対しても素っ気なく、冷たい態度で接していた人物でしたが、このジャンベの音とシリア人青年タレクに心の扉をノックされ、奥底に封印していたものを強く叩かれ、動かされていく過程がとても良かったです。


この作品に出てくるジャンベは元々はエジプトで生まれたものでモロッコなどで愛用されているダラブカという太鼓が西アフリカに伝わりジャンベへと変わっていったとの事です。

その叩く様と音色は人間の心の奥底に強く伝わってきて、まさに心の扉を叩くかのように強く揺さぶられます。アフリカの音楽ってそんな感じを受けますね。
これはやっぱり遠い昔、我々の祖先が作りだした音や音楽に回帰させられるからなのでしょうか。昔から太鼓などはコミュニケ-ションを取る道具や通信手段として用いられたりもしていましたし、今でも祭りや様々な表現の場で太鼓は使われていますね。 太鼓を聴くと心が高揚したり、身体がリズムを刻んでしまうのはきっと人間のDNAに刻まれているからなのだと自分は勝手に思っています。

そのジャンベを演奏するシ-ンがとても良いです。公園で見知らぬ人達が音楽で繋がるというワンシ-ン。あのように言葉も感情も必要としない、ただ音楽を皆で楽しむという姿。今の世の中、アメリカという国に対して何か強く訴えている気もしますし、とても心が動かされました。


扉をたたく人 イメ-ジ2



でも、このジャンベが登場するシ-ンがとても少なく正直、自分は不満でありました。せっかくの素晴らしいアイテムが勿体ないなぁと思いましたね。


ジャンベを通して、そして移民の青年の姿を通して、今現在のアメリカが抱えている表には出てこない問題をうまく炙りだしていると思います。

最後のシ-ンはジャンベを叩きながら、自分の無力さや国、移民者に対しての体制への怒りを静かに表現していた名シ-ンだと思います。


扉をたたく人 イメ-ジ3



しかしながら、もっとジャンベを聴きたかったし、音楽の素晴らしさをもっと出して欲しいと少々、不満の残る作品でした。
いや、物語はとても良いと思いますがね。 個人的にもうちょっと!といった感じです。


ジャンベとは違いますが、昔からお気に入りのアフリカンチックな曲。Soul II Soul の 「African Dance」を貼っておきますね。 こんな感じの曲はとても良いです。




ユウ太的評価 6点
自己評価ですのでご了承下さい。
皆さんもよろしかったらコメントに評価を入れて下さいね。

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コメント
★ こんばんわ^^
映画の事は相変わらずなので、音楽を聞かせて
頂きました^^

この曲はグラミー賞を受賞した曲ですよね??
賞はともかく、とってもリラックスできる音楽ですよね☆

アフリカの大地と自由な広々とした心が戻ってくる
そんな音楽で素敵です^^
また素敵な曲を教えて頂き、有難うでした~☆
YouTube で、関連曲も聴いてみますね~♪
2010-03-09 Tue 03:23 URL | たえ #fddzkx5k[ 内容変更] | top↑
★ たえさん ありがとうございます。
たえさん(^^)こんばんは!
いつもありがとうございます。

音楽の話題に接して下さいまして本当にありがとうです。とても嬉しいです~♪

今回、貼り付けた曲はそうですね、よくご存知なんですね!1990年のグラミ-賞でR&Bインストゥルメンタルを受賞したという曲です。
自分、この画像にあるアルバムを持っています。勿論、初めて聴いた時に一発で好きな曲となりました。

因みにこのSoul II Soulは、他にも良い曲が沢山ありますよ! 格好良く、センス良しで昔は自分と同世代のDJが好んで曲を使っていました。 「天才」 ジャジー・Bの凄さが随所に表れた素晴らしいグル-プです。

アフリカの音楽って本当に良いですよね~(^^)
この映画のジャンベを演奏する時にも台詞でありましたが、通常の4ビ-トではなく3ビ-トによるリズムが身体を小刻みに動かすのだろうと思います。
独特で熱いリズムと鼓動。人間が昔から覚えているリズムなのかも知れません。
そんな事も感じさせてくれる音楽が素敵な映画でしたよ!(^^)

いつもコメントを戴きまして本当にありがとうございます。(^^)
2010-03-09 Tue 18:56 URL | ユウ太 #-[ 内容変更] | top↑
★ 管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2010-03-09 Tue 23:05 | #[ 内容変更] | top↑
★ 管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2010-03-13 Sat 23:06 | #[ 内容変更] | top↑
お久しぶりです。
つい最近この映画を観て(ずっと観たかった!)、そういえばユウ太さんが記事を書かれていたな~と思い出し、お邪魔させていただきました。

>太鼓を聴くと心が高揚したり、身体がリズムを刻んでしまうのはきっと人間のDNAに刻まれているからなのだと自分は勝手に思っています。
同感です!太鼓って音も演奏もシンプルに思えるのに、ホント揺さぶられますよね~。長ければ長いほどトランスする感じなので、確かに演奏場面がもっとあってもよかったかもしれないですね。

いずれにしても、期待通りのとてもいい映画だったと思いました。初秋でしょうか、映像から季節感が伝わってきて、すがすがしい空気の肌触りが感じられるかのような、テーマの重さとはまた別の、そんな気持ちよさがありました。
2010-11-04 Thu 00:37 URL | mardigras #-[ 内容変更] | top↑
★ mardigrasさん ありがとうございます。
mardigrasさん(^^)こんにちは!
いつもありがとうございます。

忙しくてなかなかご訪問出来ず、またブログの更新もままならないこちらに、しかも以前の記事にコメントを頂きまして本当に嬉しいです。(^^) どうもありがとうございます。

この映画の中心として描かれていたジャンベは本当に良いですね~
ジャンベだけでなく打楽器、太鼓の音、刻むリズムは本当に心と身体に伝わってくると思います。
あの音やビ-トって独特のものがありますよね。この映画を観ていた時は勝手に身体がリズムを取っていました。
ですので自分はもっと演奏シ-ンを観たかったなぁという感想が残ってしまいましたが、mardigrasさんも同様の感想をお持ちになられたみたいですね!(^^)

それと、仰る通りこの作品は丁度、今の季節くらいの物語だったですかね。最近はちょっと寒くなってきましたが、暑くも寒くもない季節に公園にて、皆で和気あいあいとジャンベを楽しく演奏し、踊って過ごしたいなぁなんて、何だか羨ましくもなり、主人公の様に演奏会の仲間に入れてもらいたくなる様な、そんなシ-ンが挟まれていましたので思わず微笑んでしまう・・・そんな雰囲気が随所にありましたね。
mardigrasさんが感じられた様に、本当に気持ちの良い場面と音楽が大変良かった作品だと思います。(^^)

こうした作品をたまに観て、リラックスしたいなぁと思う今日この頃です。(^^) 思い出す事が出来て良かったです。

mardigrasさんにおかれましても体調などに気を付けてお過ごし下さいね!
いつも本当にありがとうございます。(^^)
2010-11-04 Thu 17:21 URL | ユウ太 #-[ 内容変更] | top↑
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