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七人の侍
2009-10-17 Sat 18:18



七人の侍



【スト-リ-】
時は野武士が野盗化していた戦国時代。ある村に住む貧しい百姓たちは、侍を雇って野武士の群から村を守ることに決める。そうして集まった7人の侍と村人たちのもとに、ついに野武士が襲いかかる。

集められた7人の男たちの活躍をダイナミックに描いた、巨匠・黒澤明監督の堂々3時間30分に及ぶ、古今東西の映画史上永遠に残る名作中の名作。
ジョージ・ルーカス、スティーブン・スピルバーグら世界の映画作家に多大な影響を与えた日本映画史に残る名作にして黒澤映画の金字塔。



【レビュ-】
恥ずかしながら今まで最初から最後までキチンと鑑賞していなかった作品。そして黒澤監督作品2作目。

この「七人の侍」は以前からずっと気になっていたのですが、観よう観ようと思いながら後回しにしておりました。

最近の忙しい時間の中、3時間半に迫る大作はなかな観る機会を作る事が出来なかったのですが、第2回「ブログ DE ロ-ドショ-」の対象作品だった黒澤監督作「影武者」を観る機会を戴き、黒澤映画の世界を堪能出来たのをきっかけにこの「七人の侍」を観たいという思いに拍車がかかりやっと観る事が出来ました。

他の映画関連のブロガ-様達には本当に感謝しております。
これでまた自分の映画の世界がまた広がりました。感謝です。


この名作、傑作と謳われた「七人の侍」。 自分は鑑賞して素直に「凄い!」と思いました。
何が凄いと思ったのか、それは作品に引き込む「力」だと思います。

ここ最近、ずっと忙しく好きな映画も自宅で観る事がなかなか出来なかったんです。鑑賞している内に疲れて眠ってしまうんじゃないかという事で、自信が無い時は観るのを控えていました。
この作品は3時間半という長尺の為、自分も見始めるまで睡魔に襲われないかと心配をしていました。

ところが・・・

映画が始まってからもう全然、眠くなるどころか映画の世界に引き込まれていました。

モノクロの作品は自分はとても好きです。鮮やかな色が無くても、色があるものより映像に深みが出ます。また緊張感や雰囲気もモノクロの方が出ていると感じるのですが、この映画もその類でした。
いや、いつも以上に迫ってくる迫力というか、映像に力を感じてしまいました。
これが黒澤明の映像。 う-ん凄い!

その劇中の世界観。時代考証も綿密になされ聞くところによると正確に舞台設定をされているという、その完璧な創り。戦の戦法なども当時の戦い方を描き出したなど、なるほど映像にリアリティが生まれ力を持って迫力ある絵になるのだなと、とにかく先ずは映像に引き込まれました。


そして集められる侍達の面々。 その侍一人一人が非常に魅力的で観ていて心躍りました。

七人の侍 イメ-ジ


その中でも自分は、やはり侍達のリ-ダ-的な存在、志村喬が演ずる島田勘兵衛の知的で腕が立つのを隠し、秘めた強さに魅力を感じ、宮口精二が演じたこれぞ皆が思い描く侍!といった無口だが強く、ストウィックな男。でも真の優しさも持っているという一番格好良い侍。
この二人にワクワクさせてもらいました。

それとやはり三船敏郎の菊千代。この侍はこれまで観た事がない様なタイプで自分には斬新に映りました。
異常なまでのハイテンション、踊るような振る舞いと言動。あの躍動感溢れる存在感は一際目立っていましたね。
でもそこには隠された過去があり、野武士に襲撃された百姓の子供を受け取ったシ-ンはとても印象に残りました。

この三名を中心に七人の侍達が一つ一つ格好良く美しく、人間味溢れる魅力的な存在でした。

野武士との合戦に至るまで、どうなるのかととても引き込まれ画面に釘付けでした。
色んなエピソ-ドも台詞も無駄なものはないといった感じ。

そして迎える合戦のシ-ン。侍達の刀を抜刀する姿や弓を引く姿などは「美」を感じるほどで、野武士を一人ずつ倒し、後何人と丸印を潰していく緊迫感を持ちながらも同時に面白さをもった殲滅作戦。

侍達だけじゃなく百姓たちも竹槍を手に戦う決戦のシ-ンは50年以上昔の映画とは思えない程迫力があり、何よりもチャンバラ、いやアクション映画として世界中を魅了した娯楽作品としての素晴らしい仕上がりになっていました。

三船の菊千代が一本の刀では何人も斬れないといって予備の刀を土中に突き立てるシ-ンも拘りが観られ、演技指導の他にも細かい部分にまでとことんリアリティを出しているのがとても嬉しく感じました。

昔の邦画にこんなにも観ていて面白いと思えた作品は無いんじゃないかなと思います。
疲れた身体の眠気も吹っ飛ぶくらいの面白さ。観ていて本当に楽しくワクワク、そしてニヤニヤしてしまいました。

それだけではありません。単なるアクション時代劇としてだけではなく、侍を雇うまでの流れや侍達と百姓の関係、侍達の過去など丁寧に描かれ深い人物描写など、人間もキチンと捉えているので映画に深みを持たせていて、非常に見応えのある作品に仕上がっているのにも感銘を受けました。



自分は半世紀以上もこの作品をキチンと観なかった。これは本当に後悔するほどにもっと早く黒澤作品を観ていれば良かったと思いました。
そう思わされる凄い、素晴らしい作品だと心底思います。

世界の映画人がこの作品を観て衝撃と感銘を受け、黒澤監督を心酔する理由が分かりました。

1954年当時にこの作品を観たら、それこそブッ飛ぶ様な衝撃でしょう。優れた技術が溢れる現代に観てもこんなにも凄いと思ってしまう作品なんてそうそう無いのではないか?

でもまだ出逢っていないそんな衝撃を与えてくれる作品を、これからも探して観続けていきたい。
もっと映画を観たいなと改めて思わせて下さった黒澤監督に敬意を表して10点を付けたいと思います。


本当に凄い映画。「世界のクロサワ」と呼ばれた理由がこの映画にありました。





ユウ太的評価 10点
自己評価ですのでご了承下さい。
皆さんもよろしかったらコメントに評価を入れて下さいね。
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コメント
★ 初めまして
ブログ訪問ありがとうございます!
ユウ太さんも”ブログDEロードショー”に参加していらっしゃったのですね。「ラブ・アクチュアリー」の方にコメントしようかと思ったんですが、大好きな「七人の侍」の記事が目に飛び込んできたので・・・(笑)
本当に、3時間半なんて苦にならない傑作ですよね。私も始まってすぐに画面に釘付けになってしまいました。「椿三十郎」や「天国と地獄」もいいけど、やっぱり「七人の侍」の観る者を惹きつける力は他に類を見ないほどですよね。

>鑑賞している内に疲れて眠ってしまうんじゃないかという事で、自信が無い時は観るのを控えていました。

うわぁ、理想的な鑑賞態度!
これは私も見習わなくては・・・アハハ。
2009-10-18 Sun 09:45 URL | 宵乃からす #-[ 内容変更] | top↑
★ 宵乃からすさん ありがとうございます。
宵乃からす さん(^^)初めまして!
ご訪問とコメントをありがとうございます。

はいっ 自分も「ブログDEロードショー」に参加させて頂きまして、色んな方のレビュ-を拝見している中、宵乃からすさんの記事も拝見させて頂きました。(^^)

自分も後ほどまたお邪魔させて下さい。

宵乃からすさんも「七人の侍」をお好きという事で、その思いが伝わってくるコメントだと感じました。(^^)
自分は恥ずかしながら今回、最初から最後までキチンとこの作品を観るのは初めてでした。
最初は疲労もあったので3時間半は大丈夫かなぁ と思っていたのですが、全然でしたね。これには本当にビックリです。
眠くなるどころか、本当にもう画面に釘付け状態。完全に引き込まれこの映画の虜になっていました。(^^)

凄い迫力と映像の力を痛感して、これが1954年に制作された映画なのかと衝撃を受けました。

現在でこんなに衝撃を受けるのですから当時の人達はもの凄かったのだろうと想像してしまいます。
世界中の映画人が影響を受けたというのも本当に納得ですね!

これからも黒澤作品はどんどん観ていきたいと思います。

>鑑賞している内に疲れて眠ってしまうんじゃないかという事で、自信が無い時は観るのを控えていました。 というのは、以前は無かったのですが最近は本当に途中で気を失って寝てる というのがあったので・・・汗っ

途中で寝てしまうと非常に勿体なく思ってしまうのでなるべく控えようかなと思っております。
そうしていたので映画の記事を更新するのが滞ってしまいました。汗汗汗っ

でもやはり映画を楽しむ時は万全の状態と環境を作って真剣に鑑賞に臨みたいですよね。

自分にとって映画鑑賞時は至福の時であります。(^^)

ご訪問とコメントを本当にありがとうございます。(^^)
自分もまたお邪魔させて下さいね!


2009-10-18 Sun 11:05 URL | ユウ太 #-[ 内容変更] | top↑
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