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影武者
2009-09-09 Wed 18:47




影武者


【スト-リ-】
時は戦国時代、甲斐の名将・武田信玄は敵の雑兵の弾に当たり死去。配下の者たちは「我が死を3年隠せ」という主君の遺言に従い、彼そっくりのコソ泥を信玄の替え玉に据えて難を逃れようとするが…。

影武者に仕立てあげられた信玄そっくりのある盗賊の人生と、信玄を失って動揺する武田家の滅亡を、ダイナミックかつ華麗に描いた1980年度カンヌ国際映画祭グランプリに輝く超大作。
黒澤明監督が久々にメガホンを撮った時代劇で、製作にはフランシス・コッポラやジョージ・ルーカスも参加。



【レビュ-】
今回、この「影武者」を鑑賞するに至ったのは、自分のブログにご訪問して下さっていますサイさん(saisenseisukiさん)のお誘いを受けて鑑賞いたしました。サイさんのブログ様はこちら

なんでも、先月から「一人では見にくい映画を皆で一緒に見る会」というとっても素敵な企画があったようで、それにお誘いを頂きました。自分も、是非観させて頂きたいと感激をしまして無事、鑑賞する事が出来ました。(^^)

自分は今まで、恥ずかしながら黒澤監督作品を記事に書くほど、キチンと鑑賞した事が無かったというものもあり丁度、ネットレンタルの予約で先ず手始めに「七人の侍」を観ようと思っていた時に、こんな素晴らしい会のお話を頂きまして今回、じっくりと「影武者」を観る事が出来たんです。

サイさん!本当にありがとうございました。(^^)



さて、「影武者」のレビュ-ですが、いやぁこういう機会を頂いて、じっくり観るのにはうってつけの作品だと思いました。戦国ものの大作だけあり見応えのある映画だと感じましたね。

黒澤監督が描く歴史ものということで、かなり期待して鑑賞しました。自分は歴史ものが好きなのでやはり日本の戦国武将の名前が出てくるだけで気分が高揚しましたね。

武田信玄、武田家の物語ということで、そのあまりにも有名な数々の逸話やエピソ-ド。自分が知っている武田信玄や信長、家康などの映像は、当時の出来事はきっとこんな感じだったのだろうと思わせてくれ、歴史もの作品としては自分は満足出来ました。

武田信玄は多くの人に慕われ、同時に他の武将からは恐れられつつも一目置かれていた「動かざる事 山の如し」という有名な話の、まさに「山」のような存在だったのだろう。というのは本当に良く描かれていたと思いました。
それに対するのが勝頼が兵を上げた時の信長の台詞、「山が動いたか」など胸が熱くなりました。その他にも色々と心躍るシ-ンが本当に多く盛り込まれ、大変良かったと思います。



その中でもやはり合戦のシ-ン。
今まで数々の歴史スペクタクル映画を鑑賞してきましたが、この映画の合戦シ-ンは独特の描き方をしているなぁと感服してしまいました。有名な「長篠の戦い」での映像は今まで観てきたようなぶつかり合い、激しい戦いを直接描くのではなく、突撃する武田軍を映したのち織田軍の鉄砲隊の三段撃ちにその絵は切り替わり、無惨にも倒された兵馬の絵を最後に映すという自分にとっては非常に斬新な描写での合戦シ-ンでありました。

激しい鉄砲の攻撃に無敵を誇る武田軍の強力な騎馬隊(実際には武田騎馬隊は存在しないという説が有力視されていますが) が無惨にも敵前で殲滅されていく光景を、観ている者の頭で想像させられる という斬新な映像が印象的でした。
また、その倒れた兵達の中でのたうち回る馬の映像が、これまで天下一と語られてきた武田軍の強力な騎馬隊が破れるという象徴で、あの馬のシ-ンを見せたのかなと感じてしまいました。


それとこの映画で感じたのは美しい色彩美でしたね。 黒澤監督の妥協を許さない演出は色々なドキュメンタリ-などで勿論、知っています。
空を映すシ-ン一つ取っても、監督が納得するような風景になるまで何日もかかって撮影されたのかな、等とそんな事を思いながら観ていました。
真っ赤に染まる夕陽の空の色、諏訪湖の濃霧のシ-ン。
また、多くのエキストラを使った兵馬、鎧、兜、旗、細かい美術品など、その映像美と説得力のあるパワ-は噂通りの素晴らしいもので、思わず唸ってしまいました。


影武者 イメ-ジ2


キャストもそれぞれとても濃い演技で魅せてくれていたと思います。

その中でも山崎努さんが素晴らしかったですね。役の中でも信玄公の影として生きていましたが、影武者である主演の仲代達也の影として、その存在を説明不要の演技で終始魅せてくれたと思います。
また秀じいこと、大滝秀治さんも素晴らしかった。彼が本当に「名優」というのが分かったのも凄い収穫でした。

そして主演の仲代達也さん。この作品は当初、勝新太郎が主演を務めるということだったがトラブルで降板。変わりに仲代達也が起用されたというエピソ-ドがあるとの事で、多くのレビュ-でも「勝新の影武者が観たかった」という声が非常に多く見受けられます。
確かに、武田信玄のイメ-ジとしては勝新太郎なのでしょう。勿論、自分も勝新による信玄も観たいという願望を抱きました。
でも、仲代達也も酷評されているほど酷くは無かったと思います。むしろ、影武者の心の移り変わりや影として生きる悲哀は身体中で表現されていたと感じました。最後風林火山の旗とのシ-ンも印象深く残っています。 
しかしまぁ、これは黒澤映画を多く観ていない自分だから感じることなのかもしれません。黒澤作品を敬愛し、数多く鑑賞されている方からは厳しい意見が出るかも知れませんね。

ですが、信玄公の影武者という誰にも知られてはいけない、まさに影の存在というのを微妙な心の変化を様々なシ-ンで見せた黒澤監督の演出と仲代達也の演技で上手く現していたと自分は感じる事が出来ました。その辺りがただの戦国ものの作品にはなっておらず、信玄を始め登場する多くの人物を描いていたと思うのです。



今回、「一人では見にくい映画を皆で一緒に見る会」なる素敵な機会を頂き、前々から観なければと思っていた黒澤映画をじっくり腰を据えて観る事が出来て自分としては大変、幸福な時間を過ごせたと思います。

映画好きの方々が同じ作品を同時期に鑑賞しよう。という企画はそれだけで素敵だと思いますし、何処かで皆さんがこの作品を観ているんだ。と思うと余計にワクワクしながら鑑賞出来るんですね!


自分にとってその第一作目が黒澤明監督作品。他のレビュ-では評価がイマイチのこの作品ですが個人的にはとても面白かった映画となりました。ただちょっと長いなぁというのは正直な感想なので書かせて頂きます。

がしかし、戦国絵巻のようなこの「影武者」という映画に出会えた事、そして黒澤監督の世界に触れる事が出来たというのはとても大きな収穫となりました。
その他の作品も長い尺の大作、名作がまだまだあります。 これからまたゆっくり時間をかけて観ていこうと思っています。

否、黒澤映画をもっと観たい!そう思う事が出来たのが一番の収穫でしょうね。

お誘いをして頂き、本当に感謝です。

これからもっと未体験の映画の世界へ行ってみたい。そう思った作品でした。(^^)





ユウ太的評価 7.5点
自己評価ですのでご了承下さい。
皆さんもよろしかったらコメントに評価を入れて下さいね。

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コメント
★ こんばんは、ユウ太さん☆
素晴らしいレビューですね! 歴史ものがお好きとの事、戦国に生きた彼らと、それを演じた彼ら、演出した人への、愛情が感じられる心温まるレビューですネ☆

>否、黒澤映画をもっと観たい!そう思う事が出来たのが一番の収穫でしょうね。
>これからもっと未体験の映画の世界へ行ってみたい。そう思った作品でした。(^^)

↑ 本当に良かったです!お誘いした事も、見て下さった事も、そしてこのように思われた事も全て!!!
こちらこそ、感謝です。これからも長くお付き合いをお願いします☆

実は、その会の名前が決まりまして「ブログ DE ロードショー」というのです。(ラジオ・ヒッチコックのロッカリアさんが命名してくださった)
ですから次からは「ブログ DE ロードショー、今度は○○月○○日にしま~す」って感じでお誘いしますネ!
ユウ太さんも、是非、候補作があれば教えてくださいね!
そして、ユウ太さんのお友達も、是非、お誘いくださいね~!

次はいつになるか分かりませんが、是非、ご一緒に~!
では、明日も良い日になりますように♪
2009-09-09 Wed 21:53 URL | サイ #jSBoJ0Ww[ 内容変更] | top↑
★ こんばんは!
>これまで天下一と語られてきた武田軍の強力な騎馬隊が
 破れるという象徴で、あの馬のシ-ンを見せたのかな
うーん!素晴らしい!
さすが歴史物が好きとおっしゃるだけある!
私は恥ずかしながらそこまでは読み取れませんでした…。
とても象徴的なシーンだったなぁとは思いましたが。
何より馬これ麻酔か何か打たれてるのかなぁとかそっちが心配でした(笑;)

私も、仲代達矢の影武者で良かったと思います!
黒澤作品に何作も出演している仲代達矢ですが、
こんなにうまい俳優だとは思いませんでした!
本当にうまくなったんだと思います!

近々『七人の侍』を鑑賞されるんですかね?
あの作品も長いですが、名作です!
黒澤作品でとっかかりやすいのは『椿三十郎』とか
『用心棒』ですかね~。
侍映画でかっこいいし、ユーモアも満載で笑いあり。
とにかくおもしろい作品なので、お時間あればぜひ一度!

また足を運ばせて頂きます!
2009-09-09 Wed 22:24 URL | なるは #-[ 内容変更] | top↑
★ サイさん ありがとうございます。
サイさん(^^)こんばんは!
またまたありがとうございます。

サイさんからお褒めのお言葉を戴けるなんて、とても嬉しいです。(^^)
歴史ものは本当に好きで、日本の歴史も勿論、大好きなんです。
時代的に一番好きなのは幕末から明治維新にかけて動乱の時代が一番グッとくるのですが、戦国時代も熱くなってしまいます。

そんな中、大変素晴らしい会にお誘いを頂き、今回は初の「影武者」鑑賞を達成する事が出来まして、本当に感謝しております。

黒澤映画はこれまで「観なきゃ、観なきゃ」と思いながら新作映画などをチェックばかりしてしまい、ずっと後回しになっていました。
しかし、やっぱり「世界のクロサワ」と呼ばれる監督作品をキチンと鑑賞したいと思っていた矢先の出来事でしたので自分的には本当に有り難く、まさに渡りに船でした。

いえいえ、こちらこそこれからも是非、お声をかけて頂きたいと思っております。未熟者ですがどうぞ宜しくお願い致します。(^^)

ラジオ・ヒッチコック様のロッカリアさんも何度かご訪問を頂いてまして自分も少し拝見させて頂いた事がありました。
今回、そのようなネ-ミングをされたとの事。とても素敵ですね!(^^)
委細承知致しました。 またお声掛け下されば自分も参加させて頂きたいと思います。

候補作も自分はまだまだ未見の名作、大作などが沢山ありますので皆様のご意見を参考に、ご一緒させて頂ければ本当に幸せに思います。(^^)

また次回を楽しみしておりますので宜しくお願いしますね!

この度は本当にありがとうございました。(^^)
2009-09-10 Thu 19:12 URL | ユウ太 #-[ 内容変更] | top↑
★ なるはさん ありがとうございます。
なるはさん(^^)こんばんは!
いつもありがとうございます。

なるはさんからもお褒めのお言葉を頂き、本当に嬉しいです。(^^)

歴史ものは好きなジャンルで、色んなものを観たり調べたりしてました。

日本の歴史も自分は好きなので今回の「影武者」は自分はとても楽しめた作品となりました。

馬のシ-ンはしつこいくらい馬が苦しんでいるシ-ンを見せていたので「何か訴えているのかな?」と勝手に解釈をしてみたのですが、確かにあれは麻酔かなにかで撮ったのでしょうね~(^^)

仲代達也という役者さんをじっくり観た事がなかったです。大滝秀治さんもそう。テレビで拝見するくらいでしたので、この映画でのお二人は良かったなぁと感じてしまいました。
特に大滝さんはまぢビビりましたよ!

今回、こうして黒澤映画の世界に一歩、足を踏み入れる事が出来たので遅いぐらいなのですが、これからちょこちょこ鑑賞していこうと考えています。

とりあえず「七人の侍」は近々鑑賞予定で、その後なるはさんも挙げてくださった「椿三十郎」、「生きる」、「赤ひげ」あたりをチェックしております。
「用心棒」も良さそうですよね!

そんな感じで観ていこうと思いますが、また何かお勧めなどございましたら是非、教えて下さいね!(^^)

いつも本当にありがとうございます。(^^)
2009-09-10 Thu 19:27 URL | ユウ太 #-[ 内容変更] | top↑
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