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鬼が来た!
2009-09-02 Wed 19:43



鬼が来た!


【スト-リ-】
第2次大戦末期、中国・華北の掛甲台村。ある深夜、マー・ターサンは麻袋を2つ押しつけられる。1つには日本兵の花屋小三郎が、もう1つには通訳の中国人、トン・ハンチェンが入れられていた。
マーは彼らを晦日まで預かるように何者かに脅されたのだが、約束の時を過ぎてもその人物は姿を見せない。この村に日本兵を置くのは危険だったが、もはや2人を預かってから半年たち、当初は攻撃的だった花屋も村人たちに感謝を示すようになっていた。そこで、花屋は自分たちを助けてくれたお礼に穀物を進呈するよう日本軍にかけあうと提案するのだが・・・。

第二次世界大戦末期の日本占領下の中国を舞台に、村人たちと日本兵との奇妙な絆と、やがて一転する狂気の結末までを、ユーモアと衝撃で描いた、2000年カンヌ国際映画祭グランプリを受賞した感動のヒューマン・ドラマ。



【レビュ-】
この作品も色々と高い評価を得ていたので、期待を持って鑑賞してみました。
しかし、最後の最後にこそカラ-の描写になりますが、それまではずっとモノクロ映像での作品と言う事と、物語終盤の衝撃的なシ-ンを観てしまう為、鑑賞する者を選んでしまう作品であり、賛否も分かれるであろう作品となってました。


時代は第二次大戦末期の頃、舞台は日本占領下にある中国のある村という設定。
当時の日本軍、占領下にある中国の人々とその暮らしについて、自分は勉強不足な為、果たしてこの作品のような状況だったのかは語る事は出来ませんが、恐らくこの作品で描かれているような感じだったのだろうと推測出来ます。

それはこの作品を製作したのが中国サイドからの観点で創られているからです。ですが、国を占領した日本軍の酷い部分だけを描いているという訳ではありませんでした。
日本兵が村の中国人の子供にいつもお菓子をあげていたり、侍のような日本軍隊長を描いていたりと、変に偏った描き方ではなく、自分はその辺は大変、好感を持ちました。

その中で、香川照之さん演じる日本兵軍曹の花屋と、主人公マ-を始めとする村の中国人達との交流が面白可笑しく、コメディタッチで描かれており、個対個では奇妙な絆の生まれる交流を持っていきました。
中国人達と日本兵花屋とのやり取りは観ていて笑えるシ-ンが多く、暫くは安心して観れました。


鬼が来た! イメ-ジ1


しかし・・・それは突然にやってきました。

ここからは詳しく書く事はいたしません。何も分からない方がその衝撃度は倍加すると思いますのでここでは書く事はしませんが、歴史の一部を観るという意味でもこの作品は観る価値があると思います。

きっとこの作品で描かれているような事、あの戦争中に多々起こった事なのでしょう。

けれどもこの作品のタイトルで表記されている「鬼」は日本軍兵士だけが鬼という意味なのではないと思います。

戦時下において、やらなければならない状況に追い込まれた時、また、国家レベル、組織レベルでの場合にどうしても実行せざるを得なくなってしまった場合、人は目の前に立つ人間に対して「鬼」になってしまうという事があるのでしょう。
と同時に、そうした状況下では一人が鬼になった時、周りもまた鬼と化すのだろうと思います。対するやられた側もまた鬼に化ける。恐ろしい連鎖。

人間は誰もが人から鬼に化ける。という事を表している映画だと思いました。
「鬼が来た!」は日本軍が侵略しに来た。という事ではなかった。日本の兵士が来た。と言う事ではなかった。
人間の誰もが持っている、心に巣くう「鬼」。強烈でした。


香川さん。凄かったです。まさに鬼の演技。
その香川さんを始め、日本兵酒塚少尉を演じた澤田拳也さんも、昔の武士道精神を持った隊長を見事に演じ印象に残る人物でした。ある意味、古き良き日本男児を見た!という印象です。

その他、村の中国人達も凄く自然でユ-モアも観られた素晴らしい演技で、主役のマ-を演じたチアン・ウェンは監督も務め、凄い作品を見せてくれました。


終盤からラストにかけてはもの凄いインパクトです。
そしてラストシ-ンでの最後の最後にカラ-に変わるその場面は強烈かつ鮮明に、脳裏に焼き付きました。
多分、一生焼き付くラストシ-ンですね。一気に観れたのですが、観終わった後はもの凄い疲労感に襲われました。それほど強烈でパワ-のある作品です。トラウマになってしまう方もいるかもです。

しかし、単なる反日戦争映画に感じない所が、この映画の評価される理由の一つかも知れません。また、よく汲み取れなかったキャラや描写が多々あったのも謎として残り、もっと何か違ったメッセ-ジがあったかもしれないという、深い部分もあると思われる作品として自分としては実に印象に残る映画となりました。


そんな戦争作品を観たい方は是非!




ユウ太的評価 8点
自己評価ですのでご了承下さい。
皆さんもよろしかったらコメントに評価を入れて下さいね。
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コメント
★ こんばんわ^^
この映画は知っています。
黒沢監督っぽい感じがしました。
迫力の映画でしたね。
香川照之さんの演技、凄い迫力でしたね。

中国寄りの偏見のある映画では無かったですね。
細かい事は忘れたのですが、とても見ごたえのある
良い映画でした。
人の心にある優しさと怖さが見事に描かれていて
怖さの部分はぞっとするぐらいでした。

日本人は島国根性なんて言いますけれど、
いざという時には、良い事も悪い事もまとまってしまう、
大衆の中でも自分の個を持てる人が少ない国
でもあります。
その警鐘として私はこの映画を捉えました。

PP応援していきます。
お休みなさい^^
2009-09-04 Fri 02:36 URL | たえ #fddzkx5k[ 内容変更] | top↑
★ たえさん ありがとうございます。
たえさん(^^)こんにちは!
いつもありがとうございます。

たえさんもこの作品をご存知だったのですね!(^^)
黒沢監督作品はまだキチンと鑑賞していないのですが今、レンタルしており自宅に来ております。
これからちょこちょこ黒沢映画を観ていこうと思っている最中なのですが、雰囲気が似ておりましたか~
香川さんは素晴らしい演技、というか鬼気迫るまさに鬼のような演技で凄かったですね。

たえさんも感じた通り、中国サイドばかりに偏っているという描写ではなかったのがとても好感を持てました。
また、仰る通り誰が鬼という訳ではなく、人の内に潜む鬼の部分を描いていたと思いますね!

確かに日本人の気質というか、大多数に流される傾向がありますよね。その中で善悪の判断を誤る場面も実際に多いのだと思います。

この作品の引き金は上下の関係、隊長の少尉に対して村の中国人の態度を軍曹である花屋が突然、暴走してしまったと言う事でしたね。
しかし、個体個ではあんなに心を通じ合えたのに、軍隊という組織の中に入ると、あんなにまで変わってしまい鬼と化すのでしょうか。
こうした事は世界中の戦争や争いの中で多く発生している悲劇なのでしょうね。

悲しくもあり、大変衝撃的なパワ-のある作品でした。

いつも応援も本当にありがとうございます。(^^)
2009-09-04 Fri 18:41 URL | ユウ太 #-[ 内容変更] | top↑
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