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太陽の帝国
2009-06-09 Tue 18:04



太陽の帝国


【スト-リ-】
1941年、第二次世界大戦下。上海に暮らすイギリス少年ジムは、日本軍の"零戦"に憧れる無邪気な少年だった。だがその日本軍が上海に侵攻、攻撃は全土に及んだ。混乱に巻き込まれ、両親と離れ離れになってしまったジムを救ったのはアメリカ人のベイシー。しかし日本軍に捕われ、ふたりとも収容所へと送られる。そこでの過酷な生活は精神的にも肉体的にもジムを成長させていくが・・・。

イギリスの小説家J・G・バラードの体験をつづった半自伝的な長編小説をスティーヴン・スピルバーグによって映画化された戦争ドラマ。


【レビュ-】
87年公開、スピルバ-グの戦争大作というふれ込みで当時、劇場にて鑑賞した作品。
この当時、まだ昭和でしたか。自分が持っているパンフレットに63年4月発行 と書いてあります。

22年前の映画なのですがこの作品、「バットマン」シリ-ズ、そして今話題の「タ-ミネ-タ-4」に出演でまさに旬の俳優、クリスチャン・ベ-ルの米映画デビュ-作品なんですね。
彼は当時、弱冠11歳。全英・全米で9ヶ月に及ぶタレント・スカウトの結果、4千人のヤングスタ-の中から見事、大抜擢されスピルバ-グ監督映画の主演を射止めたのでした。

この作品でスピルバ-グが語ったこの作品製作の動機を次の様に述べているのですが、
『この原作はすべての戦争に向けられた反戦の話だ。戦争が、成長過程にある感受性に富んだ少年にどんな影響を与えてしまうか。
それは人間の進歩に対する批判の場でもある。僕は主人公のキャラクタ-に共感し、大いなる影響を受けてしまった。
彼は最近の文学の中では最も若いヒ-ロ-だ。なにしろ、彼は生存が許されない世界で生き残っていくのだからね。』
と原作とその主人公に魅了され、この映画を撮ったと語っているのですが、この主人公の役は非常に難しい役柄だったと思います。
しかし、11歳のベ-ルは繊細で且つ、強く逞しい演技で見事演じていました。何というか表現力が素晴らしかったですね。
この映画を観た時、この少年はこれから一体、どんな俳優になっていくのだろう?と、楽しみにした事を思い出します。
いまや、ヒットシリ-ズの主演ですからね。スピルバ-グが見出した小さなヒ-ロ-は大きく成長し、皆に愛されるもっとスケ-ルの大きいヒ-ロ-になりました。

しかし、この作品の後は目立った活躍もなく、暫くはどうしちゃったんだろう?と心配をしたりプライベ-トでもマスコミを賑わす騒動があったりとしましたが、見事に雑音を払いのけましたね。本当に良かったと思います。


さて、肝心の物語ですが、内容は少し難しいものとなっています。
すごく抽象的なシ-ンも多く、戦争を側面から描いていました。視点は勿論、主人公ジムの目線。
当時のベ-ルと同じ11歳の少年の目を通して電撃的に中国を侵攻していった日本軍を見つめ、またその後囚われの身となり、過酷な「生きる」という行為を子供の目線で描いていました。

様々なシ-ンで如何にもスピルバ-グらしい。と言える子供を上手に使ったシ-ンも見られ(冒頭の場面はいかにもスピルバ-グらしい!と言うシ-ンです。)、また、美しいと思えるシ-ンも沢山ありました。
戦争に対する悲惨さや理不尽さを訴えるものよりも、その抽象的な美しいシ-ンが目立っていた感じを自分は受けました。

そして何よりも一番、メッセ-ジというか、願望というか伝わってきたのが「空への憧れ」でした。
旧日本軍の零式戦闘機(通称ゼロ戦)のパイロットになるという夢を持つ主人公は、同じく空へ強い憧れを抱いていたというスピルバ-グ監督をそのまま投影した様な、そんな印象を強く受けました。

自分が一番好きなシ-ンはアメリカ空軍のムスタングがスロ-モ-ションで映されるシ-ン。とても凛々しく、美しい機体はジムがその時に見せた表情と、観ているこちらも全く同じ顔で迎える事になりました。
それとジムが嬉しそうに零戦に触れ、そこに来た日本兵に向けて敬礼をする姿と、それに対して日本兵も敬礼をする場面が美しく、とても心に残る名シ-ンですね。そんな印象に残る映像がとても多いです。

過酷な収容所の中で生きる為に成長していく姿を描いていましたが、その中にジョン・マルコビッチや日本の俳優達も見つけられ、楽しめる事も出来ます。

ハリウッド映画としては初めて、中国大陸でロケをおこなったり、エキストラも1万5千人というスケ-ルも大きい作品なのですが、戦争の悲劇を強く訴えるというのは後の「シンドラ-のリスト」へと続く事になります。、この作品は少年の目線から戦争の惨さをメッセ-ジとして発信していますが、その後にスピルバ-グがもっとキチンと撮りたかった物のプロロ-グ的作品なのではないかな と今になって思う様になりました。


若き日のクリスチャン・ベ-ルを観るのも良し、スピルバ-グの戦争ものの原点として観るのも良し。そんな一回は観てみる価値はあるという作品ですね。





ユウ太的評価 7.5点
自己評価ですのでご了承下さい。
皆さんもよろしかったらコメントに評価を入れて下さいね。



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