スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | top↑
シティ・オブ・ゴッド
2009-05-21 Thu 17:40



シティ・オブ・ゴッド


【スト-リ-】
1960年代後半、ブラジル・リオデジャネイロの貧民街“シティ・オブ・ゴッド”では銃による強盗や殺人が絶え間なく続いていた。そこでは3人のチンピラ少年が幅を利かせている。
ギャングに憧れる幼い少年リトル・ダイスは彼らとともにモーテル襲撃に加わり、そこで初めての人殺しを経験すると、そのまま行方をくらました。一方、3人組の一人を兄に持つ少年ブスカペは事件現場で取材記者を目にしてカメラマンを夢見るようになる。70年代、名をリトル・ゼと改めた少年リトル・ダイスは、“リオ最強のワル”となって街に舞い戻ってきた…。

60年代後半、70年代、70年代後半の3パートでつづったバイオレンスな青春ドラマ。


【レビュ-】
この作品も非常に評価が高く、前々から気になっていたものでした。やっとDVDにて鑑賞出来ました。

自分は小学生の頃よりサッカ-をしていましたので、『ブラジル』といえばサッカ-大国でありワ-ルドカップの常連。それにリオのカ-ニバルは有名ですし、サンバのリズムで楽しく陽気な国なんだろうなぁ なんて勝手にウキウキ想像してしまいますが、この作品はそんなイメ-ジを全て払拭してしまいます。

ブラジルにある「神の街(シティ・オブ・ゴッド)」と呼ばれるスラム街で繰りひろげられている日常は、平和な日本では想像も出来ない程凄まじい「暴力」の毎日。
以前観た、「それでも生きる子供たちへ」の中のブラジル編で、貧民街で逞しく生きる子供を描いた短編作品を鑑賞した事がありますので、ブラジルに於ける貧富の差や、そうした苦しい生活を知ってはいましたが、60年代、70年代にこんな凄まじい事件があった事はよく知りませんでした。

この作品で描かれる「神の街」の中の出来事は衝撃的です。
子供が普通に銃を手にし、何のためらいもなくその引き金を引く。とても恐ろしいです。
また、子供が子供を殺す日常。それを誰も気にもとめないその異常な光景は身震いをしてしまう程でした。

シティ・オブ・ゴッド イメ-ジ2

昔、ブラジルで撮られたという写真を目にした事がありますが、死体があちこちに転がっていて、そんな中、普通に生活している人達の写真。笑顔こそありませんでしたが、道に転がっている死体をやはり気にもとめていない様な異様な絵でした。
この映画を観てその時の違和感を思い出し、そして妙に納得してしまいました。この作品に描かれている状況では致し方なく、そこに住んでいる人達にとってはそれが「日常」なのでしょうね。
とても恐ろしいです。

また、ギャング団の中に「ガキ軍団」というまだ小学生くらいの少年達のグル-プも居て、彼らが銃で殺したり殺されたり、思わず目を背けてしまい胸が苦しくなるシ-ンもあるのですが、不思議な事に映画全体としてはとてもスピ-ディ-に、そしてスタイリッシュに展開していくこの映画はとても観やすくて一気に観てしまうという、非常に映像、音楽的に優れている作品だとも同時に感じてしまいました。

それはハンディで撮られた臨場感溢れるカメラワ-クと構成、そしてバイオレンスなのにやはり陽気なリズムを刻むラテンやアメリカン・ソウルの音楽。
それが見事に融合して洗練された映画作品を創り上げていました。そのセンスは思わず唸ってしまいます。

非常にパワ-があり、引き込まれる作品です。

しかし、ギャング団たちの抗争は戦争映画の様ですし、子供たちが暴力の犠牲になるというのはとても辛かったですね。子供さんやバイオレンスが嫌いな人にはお勧めは出来ない作品でもありました。



前述の「それでも生きる子供たち」のブラジル編監督、カティア・ルンドはこの「シティ・オブ・ゴッド」のフェルナンド・メイレレス監督と共同で監督を務めたのだとか。
両作品を観れば、ブラジルのスラムでの日常がよりよく分かるのではないかなと思いますね。

ブラジルのサッカ-が強い訳、そしてマリ-シア(ずる賢い)という言葉の様に強さとズルさを持っている事など、向こうは子供の頃から精神的に逞しくなり、ハングリ-さを身につけていくんだなぁと妙な所で関心もしてしまいましたね。


ブラジルだけでなく、世界の紛争地域や貧困が深刻な地域では、こうした暴力が日常になっていると言う事を少しでも知るという意味でも、この作品は凄い意味があると思いますし、本当にリアルでパワ-のある作品です。

傑作だと思います。



ユウ太的評価 9点
自己評価ですのでご了承下さい。
皆さんもよろしかったらコメントに評価を入れて下さいね。
スポンサーサイト
別窓 | ドラマ/実話 | コメント:2 | トラックバック:0 | top↑
<<何なんだこれは!? | RELAX TIME | ラヴソング>>
コメント
パッチです。
とってもご無沙汰で申し訳ありません。

シティ・オブ・ゴッドはとても恐ろしい映画ですよねっ。
内容というか実話だということがとても怖かったです。
子供が銃を持っている姿が、ほんとに異様な感じがしました。

しかし、やはりユウ太さんもおっしゃる通り
映像と展開の素晴らしさが感じられましたねっ。
ところどころでセンスが感じられました。

点数は・・・8.5点です。
ラストはほんとに怖かったです(>_<)
2009-05-23 Sat 18:50 URL | パッチ #-[ 内容変更] | top↑
★ パッチさん ありがとうございます。
パッチさん(^^)こんばんは!
いつもお世話になりまして、ありがとうございます。

いえいえ、自分も色々と忙しくなかなかコメントを残せなかったりと、こちらも大変申し訳なく思っています。汗っ

この作品は圧倒されました。
第一印象は非常にパワ-のある、そして想像を絶するリアルな恐ろしい作品。という感じですが、やはりセンスを感じる映像と音楽のおかげで一気に観れてしまう凄い作品だなと思いました。

描写はとても辛い、残酷なカットも沢山あるのですが、不思議と苦にならない上手い撮り方と構成でしたね。(^^)
色んな所での評価が高い理由がやっと解ったという感じでした。

パッチさんの記事でもその辺を高く評価されていましたよね。(^^)
後ほど改めてコメントをさせて頂きますのでお邪魔させて下さいね。

パッチさんの点数も高いみたいで自分も納得の作品でした。
この監督の作品もまたチェックしてみたいですね!(^^)

いつも本当にありがとうございます。(^^)
2009-05-25 Mon 20:00 URL | ユウ太 #-[ 内容変更] | top↑
コメントの投稿
 
 
 
 
 
 
  管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
トラックバックURL

FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら
| RELAX TIME |

ブログ内検索

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。