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スモ-ク
2009-03-31 Tue 18:44


スモ-ク

【スト-リ-】
オーギー・レン(ハーヴェイ・カイテル)はブルックリンの街角で煙草屋を営み、毎日欠かさず店の前の街を写真に撮ることを趣味にしていた。その店の常連で作家のポール・ベンジャミン(ウィリアム・ハート)は数年前に妻を強盗の流れ弾で失って以来、仕事が手につかない。ぼんやりとして車にはねられそうになったポールはラシードと名乗る少年に助けられ、彼は感謝の印に家に泊めてやる。少年は数日後に出ていくが、数日後にその叔母が来た。彼の本名はトーマスで、行方不明で心配しているという・・・。映画が進むにつれ、3人それぞれの家族関係が浮き彫りにされていく。

ニューヨーク、ブルックリンの街角の煙草屋に集う3人を軸に集まる男達女達の日常を、過去と現在を、嘘と本当を巧みに交差させながらユーモアと人情味あふれる人間ドラマ。



【レビュ-】
この作品も色々と評価が高く、好きな映画は?と聞かれてこの「スモ-ク」を挙げる方も多いと言われる作品でしたので鑑賞致しました。

タイトルにある「スモ-ク」とは、そのまんま煙草や葉巻の煙。この作品、煙草をふかすシ-ンが本当に多く、またそれが格好良く、絶妙の「間」となってゆったりと流れていく。
煙草って年を重ねた人が吸うのを見ると、時の年輪を重ねたその仕草に何とも言えない渋い味が出てくるというもの。自分も昔、大人が煙草を吸うのを見て憧れたものでした。

この映画はそんな雰囲気を持っていると思います。

また、登場人物の会話や台詞がとても良いんです。ブルックリンの下町で暮らしている「粋」な人達の会話。時には哀愁を漂わせ、時に洒落た台詞で。 とにかく大人しか吐けない様な、粋なやりとりと台詞の数々。見ていて味わい深かったです。


ニュ-ヨ-クといえば大都市でそこには多くの人が生活し、仕事等で行き交う人と時間が目まぐるしく動いている、そんな印象のある街。
その中のブルックリンにある小さな煙草屋でのお話。大都市の中の、ほんの小さな世界の出来事を淡々と、本当に物語としては事件もラブスト-リ-も何もない、ただの日常を描いているだけなのですが、心に染みてくる良いお話なんです。


自分たちを見返しても小さな領域での小さな世界。そんな場所で毎日を生きていますが、そんな日常にある話を5つのエピソ-ドで描いた作品なのですが、何だろう?とても不思議ですがジワジワくるんです。感動が!

それは煙草をふかしながら語る様な、他愛もない些細な話なんですけど、まったりしていて温かく心地良いんです。

劇中に色んな話やエピソ-ドが出てくるのですが、どれもが味があって、また登場人物達の絡みが皆さりげなく優しくてとても良いです。
5つのエピソ-ドがそれぞれ良い話で、それぞれの話で色々と考えさせられます。
その中に沢山の「嘘」が出てくるのですが、この嘘と実が言葉と同様に巧みに相まっていました。でもそれが嫌味もなく、粋であり真実が解らなくてもそれで良いと思うから深く考えさせられるのかも知れません。

この作品の基となったのは脚本を手掛けているアメリカの作家ポ-ル・オ-スタ-が書き下ろした「オ-ギ-・レンのクリスマス・スト-リ-」というもので1990年にニュ-ヨ-ク・タイムズに掲載されたというものでした。
このポ-ル・オ-スタ-の言葉で
「たった一人でも信じる者がいれば  その物語は真実になる」
という言葉がありました。この言葉を胸に、この作品を観るとまた一味違うと思います。


主役の煙草屋の親父オ-ギ-を演じたハ-ヴェイ・カイテルと、そこに来る常連客の作家ポ-ルを演じたウィリアム・ハ-トの会話、演技がすごく良かった。それ以外の俳優さん達も皆良かったですが、共通して言えるのは表情とその仕草で魅せる演技です。
皆それぞれに味があって雰囲気があって、ドラマティックな盛り上がりが無くても表情で心に染みてくる。そんな映画でした。
それは、この作品に登場する人物は皆、何処か影を持っていて、人には言わない悲しみや悩みを抱えて生きている人達でした。それが人との交流を持ち、交わっていく中で自分を取り戻していったのです。
そこには人と触れ合い、人のさりげない優しさに触れて交わっていく人間ドラマがあったからでした。

そして、ラストのお話でエンド・クレジットで流れる盲目のお婆さんの話のシ-ンでは、それまで心に染み渡っていたものが一気に溢れて、お婆さんの表情を見て涙してしまいました。良い表情をしていましたよ。(^^)



日々、忙しく辛い事や凹む事がある毎日でも、誰かと交差している事。自分の言葉や、時には嘘が誰かをちょっと幸せにしている事だってあるんだなと教えてもらえる作品です。

人間はやっぱり色々な人と交わって生活しているんですね。そして煙草の煙のように、自分が言った言葉は吐き出したらすぐに消えてしまいますが、漂う煙の移り香の様に、その言葉が時に人に教え、人の背中を押し、人に優しさを与えているのかも。逆に人から優しさをもらっているんだなぁと、そんな事も考えさせられました。


心の奥に後から後から、ジワ-ッと染みてきます。
禁煙中の人にはちょっと辛いかも知れませんが、不思議なまったりとした雰囲気の、本当に良い映画です。(^^)
一服しながらまったりと観て頂きたい、そんな素敵な作品でした。



ユウ太的評価 9点
自己評価ですのでご了承下さい。
皆さんもよろしかったらコメントに評価を入れて下さいね。
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コメント
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2009-04-01 Wed 13:30 | #[ 内容変更] | top↑
★ こんにちは☆
ユウ太さん、昨夜は有難う☆
今、チャット全部読ませてもらいました。
お好きな女優さんの事はまだ調べていませんが、
この初見時の記事は読ませてもらいました。

あと「チャーリー」という映画は、
私が言っていたのは、誰かがチャップリンを演じている作品ではなく、記録映画の方です。77年のちょうど亡くなった時に公開していたのを見ました。

「世界最速のインディアン」も今年見ました。好きですよ☆
A・ホプキンスは、大昔は“英国紳士”って感じで凄く素敵だったのですよ♪

では、またお話ししましょうネ~!
2010-03-29 Mon 16:47 URL | miri #jSBoJ0Ww[ 内容変更] | top↑
★ miriさん こちらにもありがとうございます。
miriさん(^^)こちらにもありがとうです~

そして昨夜は本当にありがとうございました。自分もちょっと調子に乗ってしまったかなと反省もしておる所でございましたが、とっても楽しかったです。(^^)

「チャ-リ-」は自分はてっきり、なるはさんが大好きなロバ-ト・ダウニ-・Jrが演じていた作品のものだと思っていましたが、記録映画があったのですね~
それは知らずに失礼しました。でもその記録映画の方も観たいですね~

あの後、しばらく茶栗鼠さんと映画の話題で色々と話していましたが、ホプキンスの時に出た「世界最速のインディアン」は確かmiriさんご覧になってらしたと記憶してました。
違ったかな?

ホプキンスの昔のお姿はあまりよく知らないかもしれません。何しろハンニバル・レクタ-博士が強烈でしたから、恐いイメ-ジが・・・。

そんなお話をまたご一緒したいですね!映画の話をしていると楽しくて、そして色々と教えて頂きたいと思います。
是非、またの機会に!

いつも本当にありがとうございます。(^^)
2010-03-29 Mon 19:14 URL | ユウ太 #-[ 内容変更] | top↑
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