スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | top↑
おくりびと
2009-03-21 Sat 13:57



おくりびと


【スト-リ-】
リストラされたチェロ奏者・大悟(本木雅弘)は、故郷に戻り、求人広告を手にNKエージェントを訪れる。しかし、そこの社長・佐々木(山崎努)から思いもよらない業務内容を告げられる。それは、遺体を棺に納める“納棺師(のうかんし)”の仕事。妻の美香(広末涼子)には冠婚葬祭関係=結婚式場の仕事と偽り、見習いとして働き出す大悟。だがそこには、様々な境遇のお別れが待っていた…。新人納棺師の日々と、葬儀に集まる多彩な人々を描く、ユーモアあふれる感動作。

★アカデミー賞 外国語映画賞受賞
★モントリオール世界映画祭・グランプリ受賞
★日本アカデミー賞最優秀賞10冠


【レビュ-】
先日のアカデミ-賞でも日本初の快挙を成し遂げた作品で以前より数々の賞を受賞、また、多くのレビュ-でも良い映画だと評価の高かった作品でしたので鑑賞したくて、したくて・・・
やっと鑑賞出来ました。

確かに、良い映画だなぁと思いました。
何というか、ドバ-ッと感動するようなものではなく、全編に渡って程よくユ-モアとジ-ンとくる感動が混ぜられた作品だったという印象です。

この作品に描かれているのは「死」と、それに直面した人々を納棺師という仕事から観た様々なドラマが描かれていました。
一見、とても重く暗くなってしまうテ-マを身近なものとして捉えた、難しいけれど全然そんな感じには仕上げず人がいつかは迎える「死」を人生ドラマとして上手く取り入れた素晴らしいものだったと思います。
その「死」は悲しいものもあれば、やりきれないものや惨いものもあるでしょう。この作品はほとんど嫌な感じをする死がありませんでした。
全ての人が必ず直面するものとして実に自然に、また厳かに表現していたのは良かったと思います。

おくりびと イメ-ジ1


この納棺という儀式、自分は2度立ち会った事がありました。
初めて観たのは自分の叔母が突然倒れ、そのまま亡くなってしまった時、それと自分の祖父が亡くなった時です。
叔母が亡くなった時は親戚、従姉妹達、身内一同が悲しみに暮れ、その突然の死を受け入れられないまま静かに儀式を見届けました。
また、祖父の時は、ある程度年がいっていたので受け入れられましたが、やはり大好きだった自分のお爺ちゃんが逝ってしまった事は悲しく、寂しかったです。

そんな時、この作品のように最後の儀式で綺麗にお召し物を纏い、履き物もきちんと、そしてお化粧をして旅立ちの支度を整えるこの厳かな儀式は、送る者としてはとても有り難いものでした。
亡くなった故人を尊く敬い、また遺族に対しても非常に細やかに説明をしながら旅支度を施してくれる納棺師という人にやはり感謝の意を抱いたものでした。
この作品に描かれていたのも非常に丁寧に、細やかに、故人や遺族に対して気を配った態度と一つ一つの動作、作法が美しい儀式として、観ていて胸にこみ上げるものがありました。

最後の棺に入れられる納棺では皆がそれまで押さえていた感情を顕わにし、涙する場面が見られましたが、実際に親しい人や身内が棺に入る瞬間はなんとも言えない瞬間ですね。
自分も溢れる涙を止める事が出来ませんでした。

こうした場面が美しくというか、日本らしく厳かに、尊く描かれているのが世界の人にも評価されたのかなと思います。
どこの国でも亡くなった方を敬い、その方のご冥福を祈る気持ちは同じだと思いますね。


自分は身内や親しい人を一時期、立て続けに亡くしたという経験があります。
親族では上記の2人、その他自分の所属していた草サッカ-チ-ムのキャプテンは交通事故で意識不明のまま亡くなってしまいました。
仕事関係でも自分より若い仲間が仕事帰りに交通事故で突然、もう一人はお世話になった先輩が癌で闘病の末、亡くなりました。

親族は納棺から葬儀、最後まで、そして知人の方々は葬儀から最後までと、色々と見送らせて頂きました。この一連の最後までの流れを本当に立て続けに経験し、その都度深い悲しみに襲われ、また遺族を思うとやりきれない気持ちで一杯でした。

この作品でも同様な事が描かれています。そうした経験をしていると尚のこと、涙してしまうでしょうね。


この作品は納棺師を通して、死を迎えると言う事を改めて教わり、また生と死について色々な描写で描いていた事も良かったと思います。
この主人公の様に、最初受け入れられなかった事が自然と受け入れられる様になるエピソ-ドや生き物が生き物を食べるという山崎努の話、また、火葬の際の笹野さんの台詞なんかもそうですが、訴えようとしている事が静かに伝わってきました。
それと、納棺の儀を見守る遺族達の姿も色々と訴えてきました。大切な何かを静かに訴えていたと思います。

そうした感じで生と死について考えさせられ、それを山形の美しい自然と素晴らしい音楽とで見せてくれる静かで良い映画でした。

おくりびと イメ-ジ2


死を迎えるという事の、ただ悲しいというだけじゃなく、生きる事や、人生そのもの、命の尊さなど色んなものを描いた素晴らしい作品だと思います。

何て言いますか、アカデミ-賞受賞とかは別にして、またいつか来るだろう、おくる時、そしておくられる時。自分はきちんとできるだろうか?
そんな事もフッと考えさせられる静かな良い映画でした。是非見て頂きたい、本当に素晴らしい映画だったと思います。



ユウ太的評価 9点
自己評価ですのでご了承下さい。
皆さんもよろしかったらコメントに評価を入れて下さいね。



スポンサーサイト
別窓 | 邦画作品 | コメント:5 | トラックバック:1 | top↑
<<サルバド-ルの朝 | RELAX TIME | 邦楽 ブリッジから見た夜明け / 森川美穂>>
コメント
こんばんは!ユウ太さん。
新作DVDが18日から出ましたので、私は2度目の鑑賞をしました。一度目は、映画館でしたが、その時既にカナダのモントリオールの映画祭で受賞した作品という事で、日本の作品がカナダでも認められるなんて、これはアカデミー賞も、もしかしたら・・・と感じておりました。
鑑賞しましたら、案の定。感動作でした。
私は、息が出来なくなるほどに劇場のスクリーンを眺めながら、涙まみれになっていました。
本木さんの演技はコミカルで、益々役者としての貫禄を上げてきていますが、回りの役者さんの演技がまたまた涙を誘います。赤城さん、主人公のお父さんの役でしたが、実際にこの撮影ののちに、肝がんで他界されてしまいましたね。。確かにこの作品の中でも、顔色が非常に悪く感じたのは、その為だったのかと後から、感じました。
静かに流れるチェロの音色の曲は、この作品を盛り立てるのには十分でしたし、日本の死者に対する思いを、厳かに、そして、清々粛々とした張りつめた空気の中で、まるでマジックを見ているような、手際の良い手捌きで、手厚く清める「納棺師」の姿は、本当に美しく、感動を誘います。
息子もこの作品を2度鑑賞して、この職業に憧れを抱いたようです。実際は映画よりも、もっとキレイごとでは済まされない場面も多いでしょうけれど、こういう作品を通して、日本人としての本来の考え方、生き方を見つめなおす切っ掛けになりうる作品であったように、感じました。
2009-03-21 Sat 20:55 URL | ぴーち #-[ 内容変更] | top↑
ユウ太さん、こんばんは。。
実は私も、遅ればせながら昨日娘と一緒に劇場で「おくりびと」を見てきて、とても感動して帰ってきました。
さすが!っておもうえいがでしたね~。
出演者の皆さんがそれぞれ個性豊かで、各々のキャラを活かしつつよい仕事していたなと思います。
私は、もっと重くて分かりにくい映画かと思っていたのですが、ユウ太さんがおっしゃるようにユーモアもたっぷり入っていて、日本人の感性にぴったりハマる作り方をしているなと感じました。
あの内容は、素直に受け入れられましたね。だから私もとっても感動しました^^

長々、勝手に自分の思い込みを書き連ね失礼いたしました。
でもユウ太さんと同じ時に同じ映画鑑賞ができたのが、とても嬉しかったです。

ユウ太さんのレビュー、相変わらず素晴らしいですね。
拍手応援させてください^^
2009-03-22 Sun 22:43 URL | テル #-[ 内容変更] | top↑
★ ぴ-ちさん ありがとうございます。
ぴ-ちさん(^^)こちらにもありがとうございます。

自分もやっと、やっと鑑賞出来ました。ありがとうございます。(^^)

ぴ-ちさんは劇場とDVDでも鑑賞と言う事で、劇場鑑賞時はまだアカデミ-の嬉しいニュ-スは無かった時ですものね。
その時にすでに、素晴らしい作品というのを感じていた事は素晴らしく、自分は羨ましく思ってしまいました。

ぴ-ちさんにおかれましては、感動の涙を沢山流されたとの事ですね。
自分も自然と涙が溢れて、何と言いますか、押さえられない自然と溢れてくる涙でした。
人間として、日本人として心の奥にある場所を程よく刺激してくれると言うような、そんな感動を覚えましたね。(^^)

俳優さんたちの演技も素晴らしく、納棺師というあまり接する機会の無い方とその儀式は厳かで美しいものでした。
また、音楽が素晴らしく久石譲さんも素敵でした。
それらが相乗効果を生み、伝えようとしてた人生や生きる上での大切な事を色々と教わった気がします。

息子さんも感激されたご様子。映画から何かを感じ教わるというのは感性を磨き、また色々なものを吸収出来ますよね。(^^)
その中で大切な「何か」を感じ取って素晴らしい人物に成長していって頂きたいと自分も思います。

いつも沢山のコメント、丁寧なレビュ-を本当にありがとうございます。(^^)
2009-03-23 Mon 18:40 URL | ユウ太 #-[ 内容変更] | top↑
★ テルさん ありがとうございます。
テルさん(^^)こんばんは!
いつもありがとうございます。

自分もやっと鑑賞出来まして、そしてテルさんも鑑賞されたとのご報告。自分もとても嬉しいです。(^^)

テルさんも感動されたご様子ですね。(^^)
この作品はやはり、人の奥底にある人を敬う心や命を尊く思う心等、忘れてはならない事を納棺師という人と儀式を通して伝えてくるから感動するのだと自分は感じました。

亡くなった人や祖先を敬う心は昔から日本人が自然と行ってきたものであり、一種の信仰心みたいな心の奥にあるもの。そこを自然と程よく刺激されて感動の涙を流すのでしょうね。(^^)

一見、重いテ-マなのですが、ユ-モアとシリアスとを絶妙に織り交ぜ、大切なものを訴えてくるという、素晴らしい仕上がりの作品ですよね。
テルさんのこの作品に対するお気持ちも本当によく伝わってきましたよ。(^^)

そして、自分のレビュ-にも共感して頂き、お褒めのお言葉を頂きまして凄く嬉しいです。(^^)
拍手と応援も本当にありがとうございます。(^^)
2009-03-23 Mon 18:54 URL | ユウ太 #-[ 内容変更] | top↑
★ 管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2009-03-26 Thu 20:51 | #[ 内容変更] | top↑
コメントの投稿
 
 
 
 
 
 
  管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
トラックバックURL

FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら
おくりびと [DVD]
おくりびと [DVD]出演:本木雅弘 /広末涼子 /余 貴美子 /吉行和子 /笹... …
| RELAX TIME |

ブログ内検索

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。