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評決
2009-01-07 Wed 17:16



評決


【スト-リ-】
仕事の見つからない弁護士フランク・ギャルビン。彼は酒浸りで今日も新聞の死亡欄を確認して、悲しみに暮れる遺族に名刺を渡して回る惨めな活動を繰り返していた。
そんな姿を見かねた先輩弁護士のミッキ-が簡単に済みそうな訴訟を世話してくれる事となった。
出産のために入院した主婦が麻酔時のミスにより、昏睡状態に陥ったという事件。事を穏便に済ませたい病院側が金による示談に応じるのは見え見えだった。
ギャルビンは主婦が入院中の病院を訪れ、彼女の哀れな姿を写真に撮り、それを突きつけて多くの示談金を引き出そうと考える。しかし、そこで見たのは自力で呼吸する事もできず、全身を機械に繋がれた生ける屍の姿だった。
出産のために病院を訪れただけで全てを奪われたごく平凡な主婦。その姿を見つめるギャルビンの心に、忘れていた何かが蘇ろうとしていた・・・。

本当の正義とは何か-  ポ-ル・ニュ-マンの迫真の演技で迫る、緊迫の法廷劇。


【レビュ-】
昨年、残念ながらこの世を去った、「名優」ポ-ル・ニュ-マンの法廷もの、そして、それを手掛けるは「十二人の怒れる男」の社会派シドニ-・ルメット監督作品。ということで、あちこちと探し回っていた作品でした。
自分の住んでいる近所のレンタル・ショップには何処にもありませんでしたので、結局、DVDを購入して正月休みにようやく鑑賞する事が出来たという、自分にとってそんな経緯のある作品でもあります。

主演はあの名優ポ-ル・ニュ-マン。演技派として数々の傑作を映画史に刻み、またそのダンディズム溢れる振る舞いは、映画の中だけでなく、プライベ-トでも多くの活動を繰りひろげてきた、偉大な俳優です。
自分は「ハスラ-」や「スティング」などの作品を観て、ポ-ル・ニュ-マンを好きになっていきました。もう、上記の2作品では本当に格好いい役で、また、渋い名演を魅せてくれた素晴らしい俳優だと思います。
今回のこの「評決」では弁護士 という役でしたが、酒浸りで仕事がない、くたびれた弁護士を上手く演じていました。いつものオ-ラを封印したような押さえた演技。しかし、だんだんと自我に目覚め弱者の為に利益を追求せず立ち上がり、裁判へと臨んでいく所から、本来の渋い俳優へと輝いていきましたね。
本作品にてニュ-マンが自ら「自身の全てを出し切った」と語っていたという、その演技は大絶賛されたという事です。
実際、同監督シドニ-・ルメットの「十二人の怒れる男」と同様にこの作品も司法の授業などで観ることがあるという作品みたいです。


しかし、肝心の内容は「十二人の・・・」に比べてしまうとイマイチの作品でした。
色んな箇所で、「?」というのが多々あり、疑問に思ってしまう事が多かった気がします。法廷に突入するまでの導入部も、イマイチ盛り上がりに欠けていたと感じてしまいました。
法廷シ-ンも少々、思っていたより少ないので不満は残ってしまいます。

ですが、名優を揃えたキャスティングのおかげか、裁判に入ってくるとやっぱり緊張感が画面から伝わって来て、評決の行方を一心に見守っている自分に気がつきました。
本当に緊張感がある法廷シ-ンでした。きっとポ-ル・ニュ-マンを始め、相対する被告側の弁護士コンキャノンを演じた、ジェ-ムズ・メイスンの負けない迫力ある演技と弁論。それとひと癖ある判事役のミロ・オ-シャの憎たらしい演技。
主演に並び立つ脇を固める敵役の素晴らしい演技があるからこそ、心に響くものがあり、伝わってくるのでしょうね。

この作品に出演している俳優陣は皆、素晴らしかったと思います。

そして、妖しい女性ロ-ラを演じたシャ-ロット・ランプリングが若くて、綺麗でビックリでした。しかし、流石に妖しい雰囲気はピッタリでしたね。彼女の眼と表情は昔からのものだったんだなぁ と改めて感じました。


最後の弁論まで目の離せない裁判劇でした。最終弁論のポ-ル・ニュ-マンはまさに真骨頂の演技でしょう。彼らしく渋くて格好いい姿でしたね。

これら名優揃いの静かに熱い作品は観ていて引き込まれましたが、展開は納得がいかない部分も結構ありました。自分が思うに、俳優陣の演技に助けられ、有無を言わさず観せられた感じを受けました。

最後のシ-ンも蛇足だと思う方、いらないと感じる方がいると思いますが、ギャルヴィンは己にも勝ったのだろうと、自分は少し粋な捉え方が出来ました。彼は真に変わったのだという事ですね。


この作品のポ-ル・ニュ-マンも本当に素晴らしかったと思います。偉大な名優が逝ってしまった事。本当に残念ですね。このような俳優がだんだん少なくなってくるのは寂しいです。

そんな彼の演技が光る大人の為の良い作品だと思います。


ユウ太的評価 7.5点
自己評価ですのでご了承下さい。
皆さんもよろしかったらコメントに評価を入れて下さいね。
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コメント
遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。
ずいぶん前に観て、内容をはっきり覚えていないので、私も借りようと思いながらレンタル店に置いてないので観れない状態です。(TSUTAYA DISCASもずっと貸し出し中)

ずっとオスカーがとれなくて、これでなんとか・・・と思っていたらまた駄目で、ものすごくガッカリしたというようなインタビューを観た記憶がありますが、ハスラー2でやっととれて大喜びしていたのが印象に残っています。
2009-01-08 Thu 01:09 URL | Whitedog #-[ 内容変更] | top↑
★ Whitedogさん ありがとうございます。
Whitedogさん(^^)こんばんは!
いつもありがとうございます。
こちらこそ、改めまして今年も宜しくお願い致します。Whitedogさんの情報量と映画に対する情熱はいつも感心させられ勉強になってます。今年も引き続きお世話になりたいです。(^^)

「評決」は自分は以前から鑑賞したかったのですが、昨年にポ-ル・ニュ-マンが亡くなってから気持ちに拍車がかかり、あちこち探し歩いたのですが結局、見つける事ができませんでした。
購入してしまいましたよ。

そうですね。ずっとオスカ-が獲れずに、この作品でも逃してしまいました。でも「ハスラ-2」も好きですがこちらで獲って、この作品では獲れないというのが、オスカ-の難解なところですね。

演技と雰囲気は抜群の俳優だと思います。あんなに雰囲気を持った役者さんが少なくなってきたのは残念だと思いますね。

自分もダ-クナイトを鑑賞しますので後日またお邪魔します。(^^)

いつも本当にありがとうございます。(^^)
2009-01-08 Thu 19:09 URL | ユウ太 #-[ 内容変更] | top↑
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