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12人の優しい日本人
2008-11-10 Mon 17:48


12人の優しい日本人

【スト-リ-】
ある殺人事件の裁判のため、ごく普通の一般市民12人が集められた。その事件の被告が若くて美しいことから、議論は概ね無罪で決まりかけたとき一人の男が異を唱えた事から議論は思わぬ展開へと進んでいく・・・。

日本に陪審員制度があったら、という架空の設定を基に、12人の陪審員が判決をめぐって議論を繰りひろげる東京サンシャインボ-イズのコメディ劇を映画化。脚本は三谷幸喜

【レビュ-】
あの「12人の怒れる男」をモチ-フにした作品で、やはり様々な所での評価も高いという作品でしたので前から観たかった映画の一つでした。

やっと鑑賞出来ましたが、いやなかなか面白かったです。(^^)

自分の中で「12人の怒れる男」を先に鑑賞していたので、物語の進行は自然と分かっていたのですが、「怒れる」の方は有罪から無罪へ、そして「優しい」の方は無罪から有罪へと議論が展開されていく内容でしたので、違ったものとして楽しむ事が出来ました。

どちらもやはり大多数の中の少数の主張という事で、論戦していくという見応えのある内容でしたが、色々とネタが散りばめられていて、コメディ色が強く笑いながら観られる楽しい作品でしたね。
それとやはり、同じ日本人として共感出来る話や行動が「こういうのある、ある。」みたいな日本人特有の会議みたいなノリが滑稽で可笑しかったです。

個々のキャラも際立っていて、皆の個性がとてもよく表されていました。

しかし、陪審員評議という重要な議論での中でああいう態度は如何な物かという、ツッコミは多々ありました。コメディだからそうした色でというのは分かりますが、これから始まってくる裁判員制度の評議で、このような議論だったら幻滅してしまいます。
そうした意味ではやはり、「12人の怒れる男」の方がよりリアリティがあり評価は高くなってしまいます。
が、こちらはこちらで楽しく鑑賞出来ました。最後にもう一度ひっくり返るのは予想外で、やるなぁという印象を受けとても良かったです。(^^)


ただ、この「怒れる」と「優しい」に共通した事。少数派というものは、大切にしていかなければいけない事だと思います。
最近、他界されたジャ-ナリストでキャスタ-の筑紫哲也氏が手がけていた「多事争論」の最後のメッセ-ジで、最近の議論が浅くなっていると、「少数派の主張が大事」という事を仰っておられました。
大きな権力や多数の意見だけで全てYESと言う事になったら、力の弱いものが苦しむ世の中になる。少数でもきちんとNOと言ってそれを阻む事がなければいけない。というメッセ-ジがとても印象に残りました。
この二つの作品でも少数派の主張によってきちんとした裁定が下されます。これから実施される裁判員制度でも、多数の主張に流されず、少数派、否 たった一人でも疑惑があったら「NO」と言っていくものであって欲しいと強く思いました。

コメディの中に深いメッセ-ジを感じてしまった今日このごろ。
駄目なものには真っ向から議論をぶつけて下さった筑紫哲也氏のご冥福を祈ると共に、これらが声を大にして訴えている事を受け止め、始まってくる裁判員制度を見守っていきたいと思います。

ユウ太的評価 8点
自己評価ですのでご了承下さい。
皆さんもよろしかったらコメントに評価を入れて下さいね。

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コメント
こんにちは!ユウ太さん^^
昨日、コメント差し上げようと思ったんですが、
瞼にハトが数十羽も止まってしまって、そのまま
爆睡してしまいまったんです(^^A
読み逃げしてしまい、申し訳ありませんでした~(><)

この作品鑑賞されたんですね!
ユウ太評価もなかなか高得点で安心しました^^

私はこの作品を最初に見てしまったので
どうしてもこちらの印象が強くて、好きなんですが
この作品、冒頭にそれぞれの方が飲み物を注文する場面がありましたが、この作品のすべてをこの部分で物語っているように感じました。
人って、自分の意見をしっかりと言える人か、人の意見に流され易い人か、という判断で、レストランなどで自分の
食べたいもの、飲みたいものをしっかり即断出来るか、出来ないかという所で、その人の普段の生活から、考え方まで全てが現れてしまうものですね。まさに三谷監督、人間の心理をよく把握しているなと感心したものでした。
裁判における判断も、飲み物注文もその課題は違えども、
全く同じ心理が人間には働くものですから、冒頭の12人の注文する行動や意見で既にその登場人物の自己紹介が完了しているという面白い手法だったと思いました^^

最後の男性の判断も、意外にも個人の偏見から来ていたというのも、皮肉な結果でしたけれど、(あ、ネタばれしちゃってすみません)コメディであるので、確かに実際の展開であれでは困ってしまいますよね(^^A
この手のワンシュチュエーション作品はまたこれからも
増えて欲しいです^^
それでは、また、お邪魔させてください。

2008-11-11 Tue 16:56 URL | ぴーち #-[ 内容変更] | top↑
★ ぴ-ちさん ありがとうございます。
ぴ-ちさん(^^)こんにちは!
いつもありがとうございます。

いえいえ、自分も今し方、ぴ-ちさんの記事に向かいコメントをさせて頂きました。
自分こそ、コメントに行けませんですみませんでした。(^^)

はいっ(^^)自分もとても楽しめた作品となりましたので評価は良いですね~
仰る通り、「怒れる」と「優しい」では先に鑑賞したほうがより印象に残り、後からみた作品は内容が類似していますから、そう感じるのは同感ですよ。

でも、二作品とも似て非なる作品で楽しみ方が違うと思いました。
どちらも優れてる作品だと思いますよ。

ぴ-ちさんの所にも書いてきましたが、飲み物の出前のご指摘は自分は気づかなかったです。
とても鋭いと思いましたよ~。素晴らしいです。(^^)

しかし、これから実施される裁判員制度では、厳粛で公正な評議で臨んで頂きたいですね。
これらの作品はきっと、その時に何かの役には立つかななんて思うのは野暮かも知れませんが、自分は両方鑑賞出来て良かったと思います。

いつも本当にありがとうございます。(^^)
2008-11-11 Tue 17:42 URL | ユウ太 #-[ 内容変更] | top↑
タイトルで検索したらヒットしたので来ました。
半年近く経ってからコメントを残すのも何ですが…(笑)

「裁判員制度の評議の場でああいう態度は如何な物か」
と仰いましたがあれはコメディだからあのように表現したのではなく、
「日本で裁判員制度をしたらこんな場になってしまうのではないか」ということを表現していたのだと思います。
真面目に聞かなかったり、茶化したり、自分の意見を押し通そうとしたり…

二十年も前に先取りしてこんな話を書いた三谷さんは凄いと思います。
2009-05-05 Tue 16:23 URL | アーノルド #-[ 内容変更] | top↑
★ ア-ノルドさん ありがとうございます。
ア-ノルドさん(^^)初めまして!
ご訪問とコメントを頂きましてありがとうございます。

以前の記事にもコメントを頂けて、とても嬉しく思います。(^^)

ご指摘の通りこの作品は「日本で裁判員制度をしたらこんな場になってしまうのではないか」という事だと自分も思います。

映画作品としてはとても面白く、「あぁ、こういうのあるある。」みたいな感覚で共感出来るのは観ていて本当に楽しめると思いました。が、実際の裁判員の評議でこんな感じだったら困るなぁと感じてしまいました。

この作品が出来たのはずいぶん前でこうなる事を予想しての制作は本当に素晴らしく、天才的発想だなと感心してしまいますね。
でも今、まさにリアルなこの時代、裁判員制度の導入に伴い、このような評議が実際に行われたらどうなるのだろう?といささか疑問に思ってしまった次第であります。

勿論、あり得そうだという、ギリギリの線での描写ですから面白く、楽しめる作品なのだと思います。(^^)自分も本当に楽しんで鑑賞した作品でしたよ。(^^)

こうした作品を多くの方が観て、裁判員に選出された時の参考にしていけば、きっと意義あるものとなり、日本のこの制度が円滑でより公平なものとなってくれる事を期待せずにはいられません。
そういった意味でも、非常に素晴らしい作品だと自分も思いますよ。

ア-ノルドさんのご指摘も大変、参考になりました。
ご訪問とコメントを本当にありがとうございます。(^^)
よろしかったらまた、お気軽にいらしてくださいね。(^^)
2009-05-07 Thu 17:57 URL | ユウ太 #-[ 内容変更] | top↑
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