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21グラム
2008-11-03 Mon 18:05


21グラム

【スト-リ-】
クリスティ-ナは、二人の娘と優しい夫と幸せに暮らしていたが、その愛する家族を交通事故で失ってしまう。
ひき逃げ犯は前科者のジャック。更生し、神を信じて真面目に働いていた矢先の事故だった。しかし、亡くなったクリスティ-ナの夫の心臓は、移植を待っていた大学教授のポ-ルの命を救う。
このことがきっかけでクリスティ-ナ、ジャック、ポ-ルの3人は複雑に絡み合った運命のように引き寄せられ近づいていく・・・。

絶望の淵に立たされた人間が、葛藤の末に希望を見出す姿を描いたシリアス・ヒュ-マン・ドラマ。
(参考 Amazon より)

【レビュ-】
「人は命が消えるときに21グラムだけ軽くなる」という文章に惹かれ、鑑賞した作品でした。

この作品はまさに「命」に焦点をあてた深い人間ドラマでした。
事故で愛する家族を失った者。その事故を起こし、家族の命を奪ってしまった者。そして、亡くなる命から心臓を移植されて命をもらった者。
決して、交わってはいけない3者が交錯していくスト-リ-は非常に見応えがありました。

ただ、この作品は3者の時間軸が過去、現在と行ったり来たりする複雑な構成になっているので、状況や人物を理解するのに大変、苦労する作品になっています。
自分はこうした構成はあまり苦にならないので、大丈夫でしたが一回の鑑賞で理解するのは難しいというふうに言われている作品です。

家族を失った者の怒りと悲しみ、命を奪ってしまった者の後悔や悔やみ。心臓を提供され命を繋げる事が出来た者の悩みと葛藤。それぞれが苦しみの中でもがいてる姿は心に訴えてくるものが多々ありました。
3人ともに家族を持ち、その家族をも巻き込んで崩壊まで苦しんでいく姿は、いつ何時に我々の身にも降りかかってくるやもしれない身近な悲劇。背景の事象はあまりにも重く、鑑賞している自分も押しつぶされそうになりました。

そして、通常は交わる事のないこの3人を絡める事でさらなる苦しみを生み、そしてそこから這い上がる一本の道を表していました。とても難しいです。

この作品はそれこそパズルのように過去、現在とちりばめられたピ-スを一つ一つはめていく難解なスト-リ-。そして最後はバラバラだった絵が見事につながり完成するのですが、出来上がった絵はとても重たく難しいものでした。

この作品の評価の高い理由は、俳優陣の素晴らしい演技だと思います。それぞれ苦悩する人物を演じた、ショ-ン・ペン、ナオミ・ワッツ、ベニチオ・デル・トロが迫真の演技で魅せてくれたのは本当に素晴らしく、重いテ-マを余計、重たいものにしていると思います。この3者を観るのもこの作品の醍醐味かも知れません。
しかし、テ-マが深く、重く、何が良いと問われても答えられない作品ですね。


生と死を問いかけてくる映画。それぞれに葛藤と苦しみがあり、死で失うものとは何か?という深い問いを見出さなければならない作品だと思いました。
それは魂の重さと言われている21グラム程度のものでは決してない。魂よりも絶大に重いものを訴えているのではないかなと、そして、「それでも人生は続いていく」という言葉。生きていく上でそれは時として残酷であり、生きる希望を自ら見つけなければならず、それでも生きていくんだなと考えさせられた作品でした。


ユウ太的評価 7点
自己評価ですのでご了承下さい。
皆さんもよろしかったらコメントに評価を入れて下さいね。
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コメント
時間軸がバラバラなので、初見ではかなり面食らいました。以前、「ファーストフード・ネイション」や、「おくりびと」でも少し触れたんですが、死って結構身近にあるんですよね。生きるってことは何かの死の上に成り立っているのかも?と、この作品でも思いました。生きる事を描いた作品は鑑賞しやすいし、感動したりしますが、この作品は逆に死から生きる事を考える作品なのかな?と思います。重いですけどね(笑)

「デーヴ」は、痛快なクライマックスでもないんですが、とても温かい作品です。多分、レンタルDVD置いてると思いますので、機会があったらどうぞ。
2008-11-03 Mon 23:39 URL | Whitedog #-[ 内容変更] | top↑
★ Whitedogさん ありがとうございます。
Whitedogさん(^^)こんにちは!
いつも本当にありがとうございます。

そうですね~「死」は本当に身近にあると思います。
この年になると、事故や病気で亡くなってしまうという事が身近に起こるようになってきました。
ここ何年かで親しかった人が亡くなってしまったというのは多かった気がします。
葬儀などで深く親族の方と触れ合っていると、やはり生前の事、生きるという事のドラマを見せられました。
残された人の思いなど考えさせられますね。

この作品も生と死のドラマを重い作品でしたが見せてくれました。
パズルのような作品でしたが、とても見応えがありました。
自分は結構、好きな作品の部類ですね。

「デ-ブ」はそうなんですよね~(^^)評価が高いみたいで少し前から気になっています。
是非、探して鑑賞してみたいと思っています。情報もありがとうございます(^^) 感謝!

2008-11-04 Tue 18:21 URL | ユウ太 #-[ 内容変更] | top↑
パッチです。

この映画の時間軸の変化は、けっこう難しい方ですよねっ。
私もユウ太さんと同じく時間軸の変化は苦にならない・・・たまに時間軸と戦うこともありますが、
それでも好きな構成の1つです。
なので理解にそれほど苦しむことなく楽しむことができました。
それにしてもこのタイトルはほんとに深いですねぇ。
タイトルありきで、作られたストーリーなら、
この脚本家はほんとに素晴らしいと感じました。

それにしてもやはり複雑な構成の理解を助けてくれたのが、
3人の素晴らしい演技だったと思います。
彼らの細かな表現が、この映画の軸となっていたのかもしれませんねっ。
彼らが抱く複雑な苦悩などをいかに伝えるか、そして伝わっているかがこの映画を観た人たちの評価につながっているのだと思います。

そうですねぇ。
この映画の点数は・・・6、5点です。
観る人の人生の経験値によって点数が変動しそうな内容ですねっ。
ある意味、R-18のような作品だと思います(^^)

2008-11-22 Sat 01:20 URL | パッチ #-[ 内容変更] | top↑
パッチさん(^^)こんばんは!
いつもお世話になりまして、本当にありがとうございます。

パッチさんもこうした構成の作品は多く鑑賞されていますよね!
サスペンスものとかは、時間軸が重複した作品が多いですし、パッチさんのレビュ-を拝見していますと、やはり全然苦にされておらず、素晴らしい解釈とレビュ-を読ませて頂いています。

この作品はパッチさんの仰るように21gのタイトルから作られているのだと自分も思います。上手すぎますよね!
この魂の重さと言われているものと、それよりも重い様々なものを複雑に混ぜて作られた素晴らしいスト-リ-だと思います。
しかし、テ-マが重く、描写もキツイので自分はR-18の方が良いと考えます。

この重い作品を俳優陣が見事な演技で見せてくれた事が何よりも良かったですね。主演3人はすごかったと思います。

パッチさんは6.5点との事。やはり構成、脚本は良いですが、シリアス過ぎが難点だと思いますよね。

いつもコメントと評価を頂きましてありがとうございます。
いつも感謝しています(^^)


2008-11-22 Sat 18:34 URL | ユウ太 #-[ 内容変更] | top↑
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