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明日、君がいない
2008-10-29 Wed 19:43


明日、君がいない

【レビュ-】
舞台はオ-ストラリアの高校。見慣れた朝の光景に、今日もいつもと変わらない平凡な1日を過ごすかに見えた6人の高校生たち。
しかし、時間の経過と共に彼ら一人一人が誰にも言えない悩みや問題に直面し、今にも押し潰されそうになっている現実が、次第に明らかになっていく。
やがて午後2:37分ちょうどに起こる悲劇。はたして自ら命を絶とうとしたのは誰なのか、そしてその理由は何だったのか・・・。

オ-ストラリアの新鋭、ムラ-リ・K・タルリ監督が、弱冠19歳で書き上げた脚本を、2年の歳月をかけて完成させた初監督作品。

【レビュ-】
「自殺」をテ-マに若者が抱える様々な悩みや苦しみを浮き彫りにし、日本ではこの作品の紹介でいじめなどの問題に触れて紹介されていた作品でしたので凄く興味がありDVD化されてからすぐに鑑賞した作品でした。

人は生きている中で悩みや苦しみなど大小様々な事を抱えて生きています。今の社会でも「自殺」は大きな問題になっていますね。
昔からいじめによる学生等の自殺。近年では自殺者の低年齢化も深刻な問題として取り上げられていました。
また、ここ数年では社会人、中年層の自殺者も増加し全体の自殺してしまった方の人数は8年連続で3万人を超え、その割合は交通事故での死亡者数の5倍にも膨れあがっているとの事です。

この作品で描かれている若者たちはそれぞれに深刻な悩みや問題を抱えていました。とても重たいです。誰もが「自殺」という事を一度は頭をかすめた事だろうと思いました。

今の若い方達の苦しみ、この作品で出てくる問題も現実にあるのかなと、とてもリアルです。
現に自分の知っている10代の若者たち。高校を辞め、仕事せず昼は寝て過ごし夜の町を徘徊しています。彼らに聞くと「やる事が無い」との事でした。夢も持たず目の前にある「今」だけが楽しければそれで良いという感じでした。
しかし、彼らの胸中は不安でいっぱいなのだろうと思いました。ひとたび喧嘩を起こせば相手が大けがをしようと平気で殴り続けます。酷いときは分厚いガラスの灰皿で相手の顔面を思いっきり殴った。そんな話しも聞きました。
彼らはそういう事で憂さを晴らし、逆に自分がやられたときも誰に言うでもなくじっと耐えている。それだけでした。

自分の知っている若者の殆どが、本当の胸のうちをさらけ出してはくれません。別に良いとそれだけで終わるのです。
勿論、今の若い人達の大勢がそうだとは思いません。が、似たような感じは多少あるとは思います。

この作品、多くの悩み、苦しみを見せられました。この作品の彼らも自分が知っている若者も、きっと若いから、どうしようもなくもがいて、苦しんで打ち明けられないのだろうと思います。
鑑賞していてそんな事を考え、自分も苦しくなりました。
そして物語は淡々と進んでいきます。そして・・・死は止められませんでした。鑑賞している我々もこの作品の中の、他の人間と同じ傍観者となっていました。
死の瞬間の場面はとても息苦しかった。何故?としか思えない自分が虚しく恐ろしい。

そこがこの作品が暗に訴えている部分だと思います。何故? 起こってからでは遅いのですね。
強烈に殴られるというか、ナイフで刺されたような痛覚を感じます。

この作品の映像手法はあの「エレファント」にとても似ているので斬新さは自分には無かったです。日常のなんでもない学校風景、まるで校内のそこに居るかのような視点は一緒だったので、イマイチ物足りなかったです。
それと誰が自殺してしまったのか?という構成は引き込まれるのですが、犯人捜しのようで自分はちょっと馴染めなかった感がありました。

しかし、最後はやはりショックでした。自殺っていうものをガツンと教えられました。自殺の仕方とか人が死ぬ映像の事ではありません。 「自殺に追い込まれる環境、人物、動機」みたいなものです。
鑑賞すれば分かります。が、中には反則だという見方もあると思いますが、得てして現実とはこういうものなのかも知れません。自分は考えさせられました。

自分としては多少、不満が残る作品となっていますが、19歳という若い感性でのメッセ-ジ性は高く評価したいと感じます。

2:37分に起こる真実は自分の周りを思い起こして、見て頂きたいですね。

ユウ太的評価 6.5点
自己評価ですのでご了承下さい。
皆さんもよろしかったらコメントに評価を入れて下さいね。
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コメント
こんにちは!
自殺についてや、若者に対する考えなど、ユウ太さんにとっては少し不満の残ってしまう作品だったようですね。
観ていてとても辛くなってきてしまうような重いテーマでしたが、若い頃に誰しもが悩みを抱いているような部分が多かったよな気がします。午後2時37分に起きてしまった悲劇はなんとも言いがたいものがあります。監督の実体験を基に作成された内容だけに、妙な緊迫感や説得力があったようにも感じます。クオリティは高かったですが、あまり頻繁にはこの手の作品は観たくないものですね。
またお邪魔します。
2008-10-30 Thu 18:28 URL | ワールダー #SFo5/nok[ 内容変更] | top↑
★ ワ-ルダ-さん ありがとうございます。
ワ-ルダ-さん(^^)こんばんは!
またのご訪問とコメントをありがとうございます。

そうですね~。ご指摘の通り、自分的にはとても鋭いテ-マを取り上げている反面、「エレファント」と同じ手法での見せ方と自殺したのは誰だ?みたいな作りがちょっと不満に感じてしまいました。

しかし、若者たちが抱いている救いのない苦しみはとてもリアルに描写されていて、若い方の気持ちや感性が迫ってくるものがあったのでその点は評価したいと思います。

仰る通り、この監督の実体験が大きく反映されているようで、最後の自殺に至ってしまった人物はノ-マ-クで、何とも言えないとても虚しく恐ろしい気持ちになってしまいました。

本当、とても鋭いところを突いてきていたので、自分としても惜しいというかもう一寸!と欲張ってしまう作品ですね。
ただ、やはりこの手法はどうかなと思わずにはいれませんでした。

コメントを本当にありがとうございます。(^^)
2008-10-30 Thu 18:47 URL | ユウ太 #-[ 内容変更] | top↑
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