スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | top↑
ゴ-ルデンスランバ-
2010-09-19 Sun 16:40



ゴ-ルデンスランバ-



【スト-リ-】
杜の都・仙台。野党初の首相となった金田が、市内で凱旋パレードを行うその日、数年ぶりに大学時代の友人・森田に呼び出された青柳。
懐かしい再会も束の間、いきなり森田から「お前、オズワルドにされるぞ」「逃げろ。とにかく逃げて、生きろ」という忠告を受ける。爆発音がしたかと思うと、警察官たちが、二人が乗っている停車中の車に駆け寄り躊躇なく発砲する。金田首相が暗殺されたのだ。

身に覚えのないまま、見えない巨大な力によって首相暗殺事件の犯人に仕立て上げられた青柳は、厳戒な警備網が敷かれた仙台市内を逃げ続ける・・・。


2008年本屋大賞、2008年山本周五郎賞を受賞した伊坂幸太郎の『ゴールデンスランバー』を映画化。





【レビュ-】
また伊坂幸太郎原作の映画と言う事で注目していた作品。
この映画のテレビでの紹介を見て、とても面白そうだと思っていた作品でもありました。小説は未読です。


日本の首相暗殺事件に主人公が巻き込まれ、どうなっていくのか!?というテレビの紹介を受けて、伊坂作品だし果たしてどのようなプロットで楽しませてくれかというのを大いに期待して臨んだDVD鑑賞でした。
しかし、自分的に率直に言ってイマイチな映画となってしまいました。


主演は堺雅人さん。我が家では彼を堺さんと呼ばせてもらっておりますが、とても好きな俳優さんであります。
彼のイメ-ジはいつもニヤけているお顔なので「ニヤ男」とも呼んでおります。

以前のNHK大河ドラマ「新撰組!」での山南敬助役で凄く好きになった人なのですが、優しそうな感じでその顔から人柄が滲み出ている様なあの笑みがとても印象に残っています。でもそのお顔がどんな役の時も、シリアスな場面の時もいつも「ニヤけている」様に見えてしまい、ある意味強烈なキャラとして我が家では皆、堺さんを好きになったという経緯がある俳優さんなのです。いえ、バカにしているわけでは無く、自分もとても好意的に堺さんを見ております。

そんなニヤけた印象の強い堺雅人は今回の役には自分はピッタリだったと思います。


ゴ-ルデンスランバ- イメ-ジ1



物語は野党初という快挙を成し遂げた日本の首相が、地元に凱旋して来てのパレ-ドの最中、爆破テロを受け暗殺されるいきなりの導入。
そして巨大な陰謀が見え隠れする何者かによって、首相暗殺の首謀者にされようとしている所から始まります。

主人公青柳の友人、森田の台詞「お前、オズワルドにされるぞ!」と何が何だか分からないけどヤバイ雰囲気がビシビシ伝わってきます。
ケネディ大統領が暗殺された時の様に、青柳も何かの陰謀で犯人に仕立て上げられていると、観ている側もいきなり物語に引っ張られ逃走劇を見守る事になります。

このいきなりの展開は初っ端から謎を押しつけられ、そこから始まる逃亡劇にグイッと腕を掴まれたまま強引に連れて行かれる感覚で良かったですね。この映画の紹介や予告とかでも「これは観たい!」と興味を惹かれる出来になっています。


ゴ-ルデンスランバ- イメ-ジ3



しかし、その後の逃走ドラマは徐々に失速していった様に思えました。

次々に登場する人物達が主人公を助けて行くのですが、昔からの友人ならともかく、よく分からない人達が手を貸してくれる意味が理解出来なかったです。

それと凄い陰謀めいたシリアスな逃亡ドラマのはずなのですが、アクの濃いキャラが多く登場するのと、上でも書いた様に堺さんのニヤけた様なお顔が、この物語をシリアスにはしてくれません。
ですので観やすいと言えば大変、聞こえは良いのですが自分の様にもっとハラハラのサスペンスを期待してしまうと肩すかしを喰らってしまいますね。


まぁ全体的にコミカルに仕上げ、サスペンスやミステリ-と言うよりも青春ものとして製作されている映画なのかなと鑑賞して感じてしまいました。


キャストはなかなかの豪華な顔ぶれだと思いましたし、演技も安定感があったと思いますが、過去の伊坂作品映画に比べるとあまり印象的なシ-ンがなかった気がします。
その中で伊坂作品ではお馴染みの濱田岳君は良い存在感を出していました。我が家では「ビックリした?」がちょっとしたブ-ムになってしまいました。まぁ色々とツッコミ所も満載でしたが。。。


ゴ-ルデンスランバ- イメ-ジ2



最後のオチも、伊坂作品では定番となった以前のシ-ンとの繋がりも、過去の作品達のものよりも驚きも感激も少なかったです。これだったら「フィッシュスト-リ-」のほうが最後のオチは連鎖が効いていて完成度は良かったです。



全体的にはイマイチな作品という感想になってしまいましたが、笑えるシ-ンも多かったり、ツッコミも多かったりとそういう意味では面白かったですかね。

もっと「お-っ!」とか「なるほど~」と唸らされるものは次回に期待と言ったところでしょうか。。。。






ユウ太的評価 6点
自己評価ですのでご了承下さい。
皆さんもよろしかったらコメントに評価を入れて下さいね。



スポンサーサイト
別窓 | 邦画作品 | コメント:5 | トラックバック:0 | top↑
インビクタス/負けざる者たち
2010-09-18 Sat 17:52



インビクタス/負けざる者たち



【スト-リ-】
アパルトヘイト撤廃を導き、南アフリカ共和国大統領となったネルソン・マンデラ。それでもなお色濃く残る、白人と黒人間の差別や経済格差の是正を目指し、彼は同国代表のラグビー・チームのキャプテン、フランソワ・ピエナールと手を結ぶ。そして、白人と黒人によって結成されたチームで、ワールドカップへの出場を目指す。

クリント・イーストウッド監督、モーガン・フリーマン、マット・デイモン共演による感動ドラマ。




【レビュ-】
イ-ストウッド監督作品という事で、観たかった映画でした。
自分のイメ-ジとして、単純にラグビ-を扱ったスポ-ツもの と先ず最初にそう思っていたのですが、そこはイ-ストウッド監督だし、俳優陣もモ-ガン・フリ-マンにマット・デイモンと豪華なキャスト。
一体どんなドラマを見せてくれるのだろうと思わず期待してしまいましたが、その通りのなかなかの映画でした。


自分が感じたのは素直にスポ-ツものと言うより、ネルソン・マンデラと南アフリカを描いた映画だなぁと深く感銘を受けました。

モ-ガン・フリ-マンが演じるマンデラ大統領。その姿は「マンデラの名もなき看守」でも描かれていた様にとても知的で紳士的な人物のネルソン・マンデラでした。


彼が言う台詞、行動、政策などは以前から色々なものを通して少し、分かったつもりでおりますが本当に紳士的でまた知識も兼ね備えていて尊敬に値する人物だと改めて感じる事が出来ました。
映画だからそれは多々、脚色はあるだろうと思いますが、あの混迷を極めた大変難しい時の黒人大統領としていかに人々を導いていったのか そんな事も描かれていてとても分かりやすかったです。


インビクタス/負けざる者たち イメ-ジ1



この映画で描かれるマンデラという人物のここが素晴らしいなと思ったのは、誰にでも笑顔で挨拶をするところ。
これはそれまで対立をし、迫害を受けてきた白人達にも同じように接する事で誰よりも先に大統領が率先して行っている事が素晴らしいと思いました。
それまで長きにわたる獄中の中で、どれほど耐え、苦しんできたかは想像に容易いと思います。同胞も投獄されたり不可解な死をもって抹殺されたりその数は計り知れない程。
でも、それでもマンデラは相手を知る勉強を欠かさず、そして赦した。普通の思考やメンタルでは出来ない事と思います。

そうした彼が思考した事や、行った事柄がとても分かりやすく描かれていたと思います。

その中の一つがラグビ-というスポ-ツを生かした政策でした。 これは「政策」だと思いますね。


南アフリカのラグビ-・ナショナルチ-ムを大統領自らが全面支援する事。これは一か八かの懸けにも似た体当たりの政策だったことでしょう。
当時、アパルトヘイトの象徴ともされていたヨ-ロッパ系白人が中心のナショナルチ-ムを大統領自らが受け入れ、世評の風当たりも耳にせず支援していく姿は大胆で、とても寛大な物として見て取れました。
しかし、これも相手(白人)を長く研究し、理解して赦したから出来た事だと思いました。そこまでに至る流れや経緯も見事でしたね。


そして、当のラグビ-・ナショナルチ-ム。キャプテンのピエナ-ルを演じたマット・デイモンもとても良かったです。
大統領と接し、口にされなくとも自国開催のワ-ルドカップ優勝を肌で受け止め、迷いの暗礁に乗り上げた弱小チ-ムをまとめ見事に復活させた闘将を自然に演じられていたと思います。


インビクタス/負けざる者たち イメ-ジ1




この映画、派手さはそんなに無いのですが、要所要所で熱くさせるのがとても上手いなと感じた映画でもありました。
後半からのラグビ-の試合シ-ンでは思わず力が入ってしまう程、のめり込んで観てしまいました。これはスポ-ツもの特有の良さがあると思います。
特に決勝のニュ-ジランド代表「オ-ルブラックス」の登場、彼等による試合前の闘いの儀式「ハカ」など、本当に気合いが入ってしまいました。


また、イ-ストウッドらしい緊迫した場面作りも忘れられません。
冒頭から大統領が日課としてる早朝ランニングで出くわす怪しい車両のシ-ンで、未だ安定していない南アフリカの情勢を匂わせたり、大躍進を見せるラグビ-チ-ムの試合前のシ-ンでは、差別や格差社会を人々が乗り越えたかと思えた最中、まだ反対勢力がいるのかと思わせるジャンボジェット機のシ-ン等、含みを持たせ緊迫させる良いアクセントを入れて映画に厚みを感じさせてくれました。
ここら辺がイ-ストウッド監督のらしいところであり、自分も好きなところであります。


ただのスポ-ツものでは仕上げず、社会派の味付けも丁寧に加え、尚かつネルソン・マンデラという人物を上手く描いた伝記もの、実話映画としても観る事が出来る贅沢な映画。
決して派手さはありませんが、良くできている映画だと思いますし、安心して観る事が出来る映画だと思います。


スポ-ツが世界を変える。
スポ-ツ好きの自分にはたまらない内容ですし、南アフリカの歴史を知るのにも分かりやすく良い材料になる良作だと思います。
本当、観ていて思わずニッコリしてしまう良い映画ですね!
ブラボ-!スプリングボクス! ブラボ-!マンデラ! てな感じです。(^^)





ユウ太的評価 8点
自己評価ですのでご了承下さい。
皆さんもよろしかったらコメントに評価を入れて下さいね。



別窓 | ドラマ/実話 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
母なる証明
2010-09-04 Sat 18:34



母なる証明



【ストーリー】
漢方薬店で働きながら一人息子のトジュンを育て上げた母。二人は貧しいながらも、母ひとり子ひとりで懸命に生きてきた。息子は、内気だが朗らかな純粋な青年であった。ある日、二人が住む静かな街で凄惨な殺人事件が起きる。一人の女子高生が無惨な姿で発見されたのだ。事件の第一容疑者として、トジュンの身柄が拘束された。彼の無実を証明するものは何もない中、事件の解決を急ぎ警察は形ばかりの捜査を行い、トジュンの逮捕に踏み切ろうと画策する。一方、弁護人はやる気もなく、有罪判決は避けられないように見えた。無実を信じる母親はついに自ら立ち上がり、息子の疑惑を晴らすため、たった一人で真犯人を追って走り出す。

『殺人の追憶』、『グエムル―漢江の怪物―』のポン・ジュノ監督が、永遠に失われることのない母と子の絆を描くヒューマン・ミステリー。2009年度カンヌ国際映画祭<ある視点>部門正式出品作。





【レビュ-】
TVで紹介されていたのを見て、とても鑑賞したかった作品。
監督は『殺人の追憶』でも濃厚な作品を見せてくれたポン・ジュノ監督 ということもあって大変、興味を抱いて鑑賞に臨みました。


前回、鑑賞した「殺人の追憶」はとても見応えがあった重く濃厚なサスペンスでした。同じくこの「母なる証明」もポン・ジュノ監督らしい重く、そして深い作品でした。韓国の映画にはこうした雰囲気の映画が高評価を得ています。『オ-ルド・ボ-イ』なんかもそうですね。これも見応えがあった映画です。



本作もジャンルとしてはサスペンス、ミステリ-なのですが、自分はこの映画をシリアスのカテゴリ-に入れたいと思い、敢えてそうさせて頂きました。
なぜなら同監督の映画として、どちらもずっしりと重くのしかかる様な映画でとても面白いのですが、良く出来ているのは「殺人の追憶」の方で、色々と深く考えさせられる余韻も結構なものでした。

一方、今回の「母なる証明」は同じ様な雰囲気を持つ、やはりずっしり重い作品です。しかし、衝撃度は本作の方が上になりました。その衝撃は鑑賞して味わって頂きたいのですが、描いている物や人物設定がタブ-なものだと思いますし、シリアスそのものだと感じたからです。

色々と考えさせられ後味の悪い、しかし記憶に残る映画だったと思います。


物語の冒頭、主演キム・ヘジャの怪しい踊りからこの映画は始まります。
だだっ広い草原の中、変なおばさんが変な踊りを踊っているシ-ンからの導入。いきなり何なんだ?と思わされましたが、この時すでに監督の仕掛けた伏線にはまっていたのです。


母なる証明 イメ-ジ1


その後、スト-リ-の前半は、主人公の母親(この役には名前が与えられていない)の一人息子、トジュンの純粋な姿やコミカルな仕草などに笑わせられます。
トジュンは知的障害を抱えており、その息子を人一倍可愛がり、守っていく母親の姿を描いた映画だから「母なる証明」というタイトルなのだと思っておりました。

トジュンの親しい友人はいわゆる悪友だし、知的障害を抱えてるので弱者である息子を母が愛情を持って守っていくスト-リ-だと見受けられました。前半の内は。


その町で起きた凄惨な殺人事件。トジュンの奔放な行動により、彼が容疑者として拘束されます。
一人息子、まして障害を持ち心は純真無垢なトジュンを守ろうと、彼の疑惑を晴らす為、必死に走る母の姿は確かに「母なる証明」でした。


母なる証明 イメ-ジ2



ところが、物語は急転します。


後半はそれまでのちょっと滑稽な、思わずクスッとさせられるやりとりや、息子の無実を信じ奔走する母親の愛情劇のドラマで緩んでいた心が一気に奈落まで突き落とされる様な、キュ-っと心臓を掴まれる程のシリアスなドラマへと変わります。

この変わり様は「殺人の追憶」にもありました。物語のスピ-ドが緊迫度も加速力に変えてギアチェンジしていくのです。
この事件の真相に迫っていくシ-ンは、本当に衝撃的でした。急変するからそれは倍加します。

そしてタイトルの意味も、違う形の意味として色濃く映ってくるから強烈な印象を与えられます。
「母なる証明」というのが、同じなのは変わらないのですが、その真意の違ったものが顔を現すのでした。その顔は人間の心の奥深くに眠り、普段は顔を出さない醜いもの。でもそれは親の愛情が深ければ深い程、否、きっと「母親」だから出てきた心根の感情だと思わされました。

映画のタイトルまで絶妙に練られていると感じます。


母なる証明 イメ-ジ3



また映像も全体的に仄暗く、雨のシ-ン一つとってもピンと張りつめた様な空気感や緊張感ある映像は変わらずに、雰囲気を醸し出していました。自分はこの監督の撮る、闇夜に降る雨のシ-ンがたまらなく好きです。

衝撃的な事件の真相から次の悲劇、そしてラストまでの間、色々と考えさせられるものもあり、その解釈は人によって多少異なると思います。

特にトジュンの不可解な言動や行動はちょっと難しいですね。これは色んな人の解釈を聞いてみたいと鑑賞を終えてからそう思いました。


そんな余韻を残す事件終息の後、冒頭に出た母の踊りを再び目にします。
最初に見た踊りは「変なおばさんの変な踊り」位にしか感じなかったものが、この物語の一番最後に再び見ると、とてもやり切れなく、何とも言えない深い余韻を残すものに感じるから凄いと思いました。監督のセンスを感じさせられます。


映画としての質、サスペンスの面白さとしては「殺人の追憶」が優れていると思いますが、衝撃度と色んな想いにさせられ余韻を多く残すのはこの「母なる証明」が上だと思います。

韓国映画に多い、重く暗い重厚なシリアスドラマが好きな人にはお勧めな作品です。きっと心を一気に突き落とされると思います。そうした作品が好みの方は是非! 観終わった後味はかなり悪いと思いますが。。。





ユウ太的評価 8.5点
自己評価ですのでご了承下さい。
皆さんもよろしかったらコメントに評価を入れて下さいね。





別窓 | シリアス | コメント:2 | トラックバック:0 | top↑
理由
2010-09-02 Thu 19:41



理由



【スト-リ-】
1986年、フロリダ州オチョピー。わずか11歳の白人少女ジョウニー・シュライヴァーが無残な死体で発見された。逮捕されたのは、黒人青年ボビー。死刑判決を受けた彼は、8年後にある行動を起こす。死刑反対論を唱えるハーバード大学教授ポール・アームストロングの元に無実を訴える手紙を出したのだ。過去に遡って調査を開始するポールの前には、次々と意外な事実が浮かび上がってくる…。

製作総指揮と主演にショーン・コネリー。ローレンス・フィッシュバーン、エド・ハリスら個性派俳優が脇を固める。観る者を次々と裏切り続けるショッキング・サイコ・スリラー。




【レビュ-】
自分が良く行くツタヤさんのお勧めコ-ナ-にあった作品。
ショ-ン・コネリ-主演の作品で見逃していた事もあり、レンタルしました。


ツタヤのお勧め良作!とかなんとか、その棚に他にも観たい作品がチラホラありましたが、サスペンス、そして自分の中でも「サ-」の称号であるショ-ン・コネリ-主演という事で、手始めにツタヤの戦術にはまってみたのですが、率直に言うと大変に惜しい映画だなとの感想です。


ショ-ン・コネリ-の役は死刑反対論者の大学教授という役で、過去に見せてきた役の様に知的な紳士といった人物でした。
そんな教授が凄惨な殺人事件に巻き込まれていく姿を描いた作品でしたが、途中までは本当にハラハラ・ドキドキで真犯人は誰なんだろうか?と希に見る面白いサスペンスだと思ってました。

多分、1時間位の展開までは満足度はかなりの高得点です。 

この事件は11歳の少女が殺害された惨たらしい事件で、起こった町は人種差別がある独特の地域。逮捕された容疑者は優秀な黒人大学生。
彼を捕まえたのが黒人嫌いの白人保安官と、白人の犬と言われている黒人保安官。


舞台であるこの町特有の陰湿な雰囲気や、怪しい人間関係などがよく練られていて本当に良かったです。

またもう一人強烈なインパクトで登場するのが鍵を握る死刑囚を演じたエド・ハリス。これは凄くビックリします。

他にも黒人保安官も「マトリックス」でモ-フィアスを演じたローレンス・フィッシュバーンもかなり良かったです。
コネリ-は別ですが、他の二人がそれまでの自分のイメ-ジを覆す様なキャラを演じていたので、とても印象に残る怪演でした。


と、途中までは複雑に絡み合った怨恨というか、いい雰囲気でドラマは進行していくのですが、途中から一気に失速してしまうのです。
なぜならば犯人が判っちゃうんだな。これが。それに熱が冷めてしまう理由は犯人が判ってからラストまで、時間がかなりあるので冷めちゃうんです。

前半はかなり良い感じのサスペンス劇で、背景にある物もとっても良いので凄く期待したのですが・・・
だから余計に残念だと思います。キャラも本当に良かったのですがね。


もっと色々と引っ張って、最後の最後にどんでん返しを持ってくれば高評価な作品になれただろうと思われる映画。
最後まで分からないで観れた方だけ充分に楽しめると思いますが、大半の人はすぐ分かっちゃうと思われます。
あと30分引っ張って欲しかった、とても残念な作品でした。





ユウ太的評価 5.5点
自己評価ですのでご了承下さい。
皆さんもよろしかったらコメントに評価を入れて下さいね。


別窓 | サスペンス | コメント:2 | トラックバック:0 | top↑
沈まぬ太陽
2010-09-02 Thu 19:36



沈まぬ太陽




【スト-リ-】
昭和30年代。巨大企業・国民航空に務める恩地元は、労働組合委員長を務めた結果、会社から10年におよぶ僻地での海外勤務を命ぜられる。家族との長年にわたる離れ離れの生活で焦燥感と孤独に追いつめられ、本社への復帰を果たした後も不遇な日々は続く。そんな中、航空史上最大のジャンボ機墜落事故が起こる。救援隊として現地に赴いた恩地は、誰も経験したことがない悲劇に直面し、苦悩する。政府の要請により新会長の会長室部長に抜擢された恩地は、組織の建て直しを図るべく動きはじめるが、それは終わりなき暗闘の始まりだった…。

映像化不可能と言われた山崎豊子の同名ベストセラ-小説の映画化作品。





【レビュ-】
この作品も劇場公開時から鑑賞したかった映画。それは封切り時の出演者舞台挨拶の際に主演の渡辺謙さんが見せた涙のせいだったかもしれない。

今やハリウッド映画にも出演する彼が、万感きわまって流した涙。その涙の訳が分かった様な凄まじい内容の映画でした。


劇中では「国民航空」となっていますが、誰が見ても間違いなくあの航空会社だと明白な大企業の闇、そして日本の航空史上最悪の事故も描かれており、そのシ-ンでは本当に胸が詰まる思いで映画に引き込まれました。



この映画で描かれている国民航空の裏の話、闇の話は本当に、今も色々と問題が山積みに残っているあの会社の表には出てこない部分を浮き彫りにしているのでしょうか。これが真実ならとんでもない話だと憤慨してしまいます。
会社のトップ、一部の人間だけが甘い汁を吸い、私腹を肥やしてのさばっている姿は言葉は悪いですがヘドが出ます。
それを現在までも続き、血税を投入し会社を再生させる為に使われると思うと全く良い気分にはなれません。

そんなこれまでの闇の部分、そしてあの大事故の事まで詳細に描くのは「映像化不可能」と謳われた事、納得の内容ですね。



墜落事故のくだりでは、事故直前から墜落までの機内の模様を描いておりました。あの当時、ニュ-スでも取り上げられていた被害者たちのエピソ-ドも盛り込まれていて、TVから連日報道されていた事がまた蘇りました。
中でもやはりあの墜落していく最中、メモ帳にペンを走らせ家族へと宛てた遺書を残した方のシ-ンが再現されていました。流石に自分もこの場面は涙をこらえきれなくなりました。
その方を始め、あの機内にいて亡くなられた方々、そしてご遺族の無念を想うとやりきれなくなります。

それに対する企業側の対応なども細かく描かれていて、こんな事が本当にあったのか?観たら色んな感情が沸き起こってくると思います。酷い話ですね。


沈まぬ太陽 イメ-ジ1



そんな大企業組織の中で立ち向かう恩地という主人公を渡辺謙さんが熱演しています。

彼が闘った半生を見ると理不尽で観ているこちらも怒りが込み上げてきます。それほど劣悪な環境に置かれ、恩地は最後まで自分の信念を貫き通していく姿に拍手を送りたくなります。
きっと主演を務めた渡辺謙さんも、恩地を演じて一緒に闘ったのでしょう。だからこそ自然と涙が溢れたのだと思います。

しかし、自分がこの映画を観て感じたのは他の出演者も皆、良かったと思いました。特に主人公、恩地と敵対していく行天という男を演じた三浦友和さんが凄く良かったです。
昔から良い役をこなしてきた三浦友和氏の悪人振りが他を引き立ててたと思います。

香川さんも本当に可哀想で良かったですね!


沈まぬ太陽 イメ-ジ2



ただ、このドラマ。豪華キャストを集め、その意気込みは本気度を感じさせましたが過度な描写、そして肝心な恩地が何故そこまでして己を貫き通すのかという部分がちょっと物足りなかったとも感じます。
タイトルの「沈まぬ太陽」は恩地の信念とも受け止められるのですが、ラストはちょっとアッサリしすぎな感じです。


まぁ、それでも3時間を超える長いドラマも一気に観る事が出来ましたので、作品に引き込まれたのは確かです。
それほどに見応えはあり、結果として面白かったと思える映画でした。



ユウ太的評価 7点
自己評価ですのでご了承下さい。
皆さんもよろしかったらコメントに評価を入れて下さいね。



別窓 | 邦画作品 | コメント:2 | トラックバック:0 | top↑
| RELAX TIME |

ブログ内検索

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。