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ダウト ~あるカトリック学校で~
2009-08-27 Thu 18:58



ダウト~あるカトリック学校で~

【スト-リ-】
1964年のニューヨーク・ブロンクスにあるカトリック学校。厳格な校長シスター・アロイシスは、ある小さな“疑惑”を抱いていた。それは、純朴な新人教師シスター・ジェイムズの目撃談から始まった。ある“疑惑”とは、進歩的で生徒からも人気のあるフリン神父が、学校で唯一の黒人生徒と“不適切な関係”をもっているのではないか・・・ということであった。“疑惑”を突きつけられたフリン神父の弁明は、若いジェイムズの“疑い”を払拭するに十分なものだった。しかし、その弁明にアロイシスの“疑惑”はさらに深まる一方。その“疑惑”には何も根拠がないと反論するフリン神父に対し、もはや“疑惑”を“確信”しているアロイシスは神父を執拗に追い詰める。激しい言葉の応酬でお互いの本性を暴こうとするふたり。ふたりの言動に翻弄されるシスター・ジェイムズ。すべては、アロイシスの妄想か?それとも、“疑惑”は“真実”なのだろうか???

“疑い”という人間の心に巣食う闇を大胆に浮き彫りにしたヒューマンサスペンス。



【レビュ-】
以前からこの映画の俳優陣の演技に高い評価の声をあちこちで目にしたので俄然、鑑賞したくなってしまった作品です。

しかし、この作品は映画として楽しむという感じではなく、この作品の宗教的背景を絡めた世界観に浸るのと、徹底的に「疑惑」という人間の心理をあぶり出した、濃い文学的なドラマにのめり込むといった作品だと思いました。


自分は信仰の教え等にはあまり興味はありませんが、信仰をしている人の心理や宗教哲学みたいなものには少し興味があるので、このカトリック学校で何が起こったのか?と大変、興味深く観る事が出来ました。

時代は1964年と一昔前のアメリカ、ニュ-ヨ-クはブロンクスとなっていて、この時期はあのジョン・F・ケネディ大統領が暗殺されたという衝撃と悲しみの最中、アメリカが変わろうとしていた時期の物語で、それは宗教の世界にも変革の波が押し寄せて来ていた時代なのでしょう。この物語の舞台であるカトリック学校もその例外ではなかったのですね。

カトリックの教え、仕来りを厳格に守ろうとする学校長シスタ-・アロイシス、彼女と対照的な神父フリンはその説教も多分、独特のものなのだろうと感じましたが、学校の中では生徒達にも寛容でそれまでになかったであろう、厳しい制約や生徒たちとの関係などを変革しようという、新しい考えの神父でした。


ダウト~あるカトリック学校で~ イメ-ジ1


その二人の間に出来た「疑惑」。これがタイトルにもある人間の深層部に存在する闇。この作品は徹底的にその闇を取り上げ、答えこそ明確に表しはしませんでしたが観ている者に問いつめてきました。

シスタ-・アロイシスの「疑惑」はやがて「確信」になった時。観ていて凄い迫力でした。

前評判の高い、アロイシスを演じたメリル・ストリ-プと、対峙するフリン神父を演じたフィリップ・シ-モア・ホフマンの舌戦は演技バトルと言われていましたが、まさにその通りでした。

特にメリル・ストリ-プの鬼気迫る演技は、本当に迫力があり実際にあんな鬼校長にワ-ッと言われてしまったら後ずさりしてしまうかもしれません。
それほど人を威圧し、自分が信じたものを絶対に曲げないという屈強な信念。それはカトリック学校の校長という立場からか、それとも世を捨て神の教えに沿い神の使いとして人生を捧げた女の信仰心なのか?

今まで守られてきた厳格な仕来り、教え、風習。彼女にとってはボ-ルペンで字を書く事や異端な表現が入った歌を歌う事を禁ずる、そんな些細な事も「駄目」と昔から決まっているものは駄目だと、とても厳しいものでした。


自分が思うに、彼女は今まで自分が信じてきたものや考え方は絶対であり、それが神の教えで神に通じる心なのでしょう。あれほど頑なに人を疑い、追いつめるのは信仰が絡んでいるからなのかもしれないと感じました。


信じているそこの神様の教えが「人を殺せ」と言ったら疑う事もなく、それが正しいと解釈して人を殺してしまう。それが自分のためであり、その犠牲者のためと信じて疑わないから。そうした宗教的心理って本当に怖いと思います。そうした事をこの作品で強く感じてしまいました。


結局、フリン神父が実際に「クロ」だったのか明確に答えは出ていませんが、それは色々な解釈がありとても難しいです。

しかし最後、それまで頑なに信念を曲げなかったアロイシスに新たな疑惑が浮き出てきたと自分は感じました。
「自分が信念を曲げなかった事」、「フリン神父が絶対に不適切な行為をした事」に疑惑が出てこれで本当に良かったのかと自問自答しているように見えました。
彼女が泣き崩れたのは、自分の信仰が正しいのか?自分の正義、信念、神の教えなどあらゆるものに疑惑が生じてしまったという、とても皮肉なラストに受け取りましたが、これも様々な解釈がありそうですね。

でもイエス・キリストは愛を説いたのに、アロイシスにはそれが無く、フリン神父が説教で諭したものにも共感を生む事はなく、ひたすら自分の信念が絶対だったのに、矛盾が沢山見つかってしまった。
彼女は本当は弱くて優しい人間だったのかも知れないと自分は感じたのですが、どうでしょうか?


ダウト~あるカトリック学校で~ イメ-ジ2


自分的にこの二人の俳優さんも良かったと思いますが、純朴なシスタ-・ジェイムズを演じたエイミ-・アダムスも役に合っていて良かったしすごくキュ-トで魅力的でした。

また、助演女優賞に輝いてもいい!と強く思ってしまったヴィオラ・デイヴィス。彼女が登場するのはとても短いのですが、素晴らしい演技だったと思います。まさに迫真の演技で一番印象に残った俳優さんでした。彼女の登場がこの疑惑により一層の謎を深めたと思いますね!

この4人がそれぞれアカデミ-賞にノミネ-トされたという、非常に質の高い演技合戦で創られたこの映画は、絶対良いから観て!と万人にお勧め出来るような作品ではありません。
しかし、濃い演技を堪能するなら、是非鑑賞して頂きたい映画だと思います。



信仰とは難しく、疑惑を持つということは本当は、最も神が望んでいない事なのではないかなと、ちょっと哲学してみました。この作品を観たらそう思いますね。




ユウ太的評価 7.5点
自己評価ですのでご了承下さい。
皆さんもよろしかったらコメントに評価を入れて下さいね。
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邦楽  鱗(うろこ) / 秦 基博
2009-08-22 Sat 17:33


【解説】
秦基博(はた もとひろ) 日本のシンガ-ソングライタ-
宮崎県生まれの横浜育ち。キャッチコピーは「鋼と硝子でできた声」。曲のスタイルはアコースティックギターによる弾き語りとしている。


1980年、宮崎県日南市で出まれ、幼少期を過ごす。その後小学2年生の夏に神奈川県横浜市へ移住する。
小学6年生の時、長兄が友人から3,000円で譲り受けたギターを初めて手にし、中学生時代から作曲を行い、高校生の頃から本格的に楽曲制作を行うようになっていった。以降、横浜を中心に渋谷や下北沢などで弾き語りでのライブ活動を展開していく。

2006年、精力的に活動していたライブが関係者の目に止まり、オフィスオーガスタと契約。その年の11月にシングル「シンクロ」でメジャ-デビュ-。このデビュ-シングルが全国FMパワープレイ獲得数の新記録(43局)を樹立する。これは、同年2月に絢香がデビュー曲「I believe」で記録した38局を上回り、新記録となった。

その後次々と楽曲を発表しつつ、彼の真骨頂であるライブでその実力を披露し多くのファンを魅了している。
2009年の今年は8月に最新シングル「Halation」をリリ-スし、そして初の弾き語りツアーを開催、全国21ヶ所でライブを行う予定。


この秦基博さんの事は、自分も恥ずかしながら全然知りませんでした。
一年ほど前にカ-ラジオで音楽番組を聴いていたら流れてきたのが彼の曲で、最初聴いた時はめちゃめちゃ歌が上手く、何よりもその優しい歌声に魅了されました。
しかし、その時は運転中でア-ティストの情報、名前なんかも上手く聞き取れずメモを取る事が出来ませんでした。

しかし、今の時代は本当に便利で良い時代ですね~。「はた」という名字だけは覚えていたのでネットで調べる事が出来、歌声を聞ける動画を観れるのですから本当に嬉しいです。

そして8月にリリ-スした最新シングルが音楽番組にてトップ30入りしていましたので今回、彼の楽曲を改めて聴いていました。


その秦基博さん。あまり知られてはいないみたいで、テレビなどのメディアを通して楽曲を聴く事はなかなか無いのですが、是非一度聴いて頂きたいと思います。
彼が多くのファンを魅了しているのが優しくも力強く心に響いてくる歌声にあると思います。
本当に素晴らしい声をしていまして、彼の声は心の奥にス-ッと入ってきて奥底の精神というか魂に響いてくる本当に希な歌声だと思います。
また、歌がめちゃめちゃ上手い!

その歌声を聴いてここまで魂を揺さぶられ感動したのは久しぶりです。アコ-スティク・ギタ-1本でここまで歌いあげるその姿と優しい歌声は「歌人」村下孝蔵氏以来かなと思ってしまいました。
村下氏は他界してしまいましたが、秦基博さんが現れてくれてとても嬉しく思います。
少しジャンル的にも違いはありますが、彼もまた真の歌い手として大きく羽ばたいて欲しいと個人的に願っております。

今回メインで取り上げたのは「鱗(うろこ)」という曲は、この季節にピッタリの爽やかな楽曲であります。しかし、心を揺さぶる優しい歌声とハイレベルな歌唱力。ちょっとしたファルセットも凄く綺麗で鳥肌ものです。多くの方がこの曲を聴いて衝撃を受けたという、凄い曲だと思います。

また下の2曲は彼の楽曲と実力を知って頂きたく思い、貼ってみました。
「朝が来る前に」はライブでのギタ-弾き語りによる動画、彼の素晴らしさはライブにあるといいます。
でもこの曲のPVも切なくて凄く良いんですよ!

それともう1曲はあのaikoさんの名曲「カブトムシ」をカヴァ-したもの。自分はaikoさんの「カブトムシ」も凄くすきなのですが、今回は見事にやられてしまいました。もう、パ-フェクトですね。自分の曲に綺麗に素晴らしくモノにしてしまってます。 凄い実力が分かると思う歌声なので是非、聴いてみて下さい。



秦基博 他には居ないタイプの、本物の歌い手です。素晴らしい、まさに「歌人」だと思います。





カブトムシ(cover)



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箪笥
2009-08-20 Thu 11:29



箪笥


【スト-リ-】
ソウル郊外の一軒家に、スミとスヨンという美しい姉妹が長期入院を終えて帰宅。しかし、継母は笑顔で迎えるが、姉スミは彼女を毛嫌いし、スヨンは怯えていた。その夜、実母の悪夢を見たことを発端に、その家で怪奇現象が次々と起こる…。

韓国の古典怪奇談「薔花紅蓮伝」をモチーフに、怨霊にとりつかれた家に住む家族の恐怖を描いたミステリーホラー。


【レビュ-】
夏なので夜に涼しくなりそうなジワ-っと怖くなる系のホラ-が観たい!と思いアジアテイストの作品を との事でこの作品を鑑賞しました。
自分がこの映画を選んだのはDVDパッケ-ジの写真で選んでみました。とても怖そうで美しく冷たい感じがしたので鑑賞してみたのですが、あれ?怖くね~というのが率直な感想。

自分的に西洋のお化けや怪物系のホラ-は怖いと感じなくて、怖いというかぐちゃぐちゃ気持ち悪いという感覚になってしまうので日本の幽霊系のものを観たくなってしまうのですが、今回は初めて観る韓国のホラ-にしてみました。

韓国の作品ですのでやはり物語をかなり捻っていましたね。自分も今回、鑑賞してしばらく頭をフル回転させて整理しながらスト-リ-を構築してやっと、なんとなく理解が出来た感ですが、そんな感じでとても複雑で難しい作品でした。
オチを書いてしまうと全然面白くなくなるので書く事は出来ませんが、この作品は観た人によって色んな受け取り方、解釈が発生するという映画ですね。

自分はこうした時系列が行ったり来たりの複雑な物語は好きな方なので、色々「ん?」と考えながらまぁ楽しみましたが、1回観ただけでは何が何だか解らない。という方も大勢出てしまうと思います。

そんな複雑なスト-リ-なので、確かにちょこちょことビックリするようなシ-ンは出て参りますが、「怖い」という感情よりも「何故?」「これはどういう事?」といった謎解きみたいな心理になってしまいホラ-の怖さを求めて鑑賞するとガッカリしてしまう作品となりますね。

でも良いなと感じたのはこの作品の映像美かなと思います。

この物語の舞台が古めかしい、モダンな和テイストの家でその内部の部屋は赤や青の原色を基調とした壁紙や寝具など、色彩が見事に配合されていて鮮やかなコントラストになっていました。暗さなんかも画面が見づらいシ-ンもありましたが雰囲気は良かったと思いました。
また主要人物がほとんどが4人で進行していくのですが、その4人の怪しい雰囲気が良かったと思います。

特に姉妹の関係がこの物語に美しさと謎を上手に見え隠れさせてより深いものにさせていました。


箪笥 イメ-ジ2


それとこの作品のタイトルにある「箪笥」(タンス)がある種ののキ-になっていますが、何故「箪笥」というタイトルなのかは最後に強烈に答えが出て参ります。途中も絶対に箪笥が怪しいんだろうな なんて思っているとその思いは裏切られる事になるでしょう。このタイトルにもひとつ注目するとより楽しめるのかなと思います。

が、鋭い方は途中で先が読める事もあるかも知れませんが、基本的にすごく複雑で終盤にかけて段々と家族構成や謎が明らかになっていきます。
そして最後には悲劇が待っており、とても切なくやりきれない想いに落とされてしまいます。


何が怖いかって、やはり一番は人間の嫉妬心や負の感情なのでしょうか?幽霊や化け物よりも人間の感情のほうがより凶暴で冷酷なものなのかも知れませんね。

自分はなんとなく、色々と仮説を立てれば話を繋げる事が出来ましたが、この作品は人それぞれ色んな答えを導き出すと思います。
とても難しく切ない物語でした。

しかし、パッケ-ジの絵を観ていいなぁと思ったのですが、怖くないのが残念でした。その代わりとても頭を使ってしまい、夏の夜に違った意味でしばらく眠れなくなった そんな映画でした。汗っ


箪笥 イメ-ジ3




ユウ太的評価 6.5点
自己評価ですのでご了承下さい。
皆さんもよろしかったらコメントに評価を入れて下さいね。



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洋楽 The Sign / Ace of Base
2009-08-20 Thu 11:21



【解説】
Ace of Base(エイス・オブ・ベイス)はスウェーデン出身の音楽グループ。

ヨーナスが友人2人とともに組んでいたテクノバンドに、リンとイェッニーの姉妹がヴォーカルとして参加。その後、友人2人が脱退した後、1990年にウルフが加わり、グループ名をエイス・オブ・ベイスとした。グループ名を考えたのはヨーナスで、『スタジオの王様』という意味。
女性2人のヴォーカルに男性2人というメンバー構成と、スウェーデン出身という共通点から、ABBAとよく比較される。

曲調はレゲエとテクノをミックスさせた、ポップなダンスミュージックである。

1992年にシングル「Wheel Of Fortune」でデビューし、プロデューサーにスウェーデンのDJであるデニズ・ポップを迎えてリリースしたセカンドシングル「All That She Wants」が大ヒット。全英シングルチャートNo.1を獲得を始め、世界各国で大ヒットを記録し当時のレゲエミュ-ジックの代表曲にもなっておりAce of Baseの名を世界に知らしめた。

続く「The Sign」、「Don’t Turn Around」もヒットし、1st アルバム「Happy Nation/The Sign」は全世界で2300万枚を売上げて各国で賞を獲得し、最も売れたデビューアルバムとしてギネスブックに載った。



お盆休みも過ぎ、遊び疲れも少々残っている時期かと思いますが、まだまだ暑い日も続いていますね。
仕事も始まって、また本格的に忙しくスケジュ-ルに追われている方も多いと思いますが、まだ8月中旬ということでポップでレゲエなダンスミュ-ジックを聴いて頂きたいなと思いましてこのAce of Baseを持ってきました。

自分も90年頃より、アスワドやC.Jルイスなんかを聴くようになってレゲエにハマっていきましたが、その時にやはり上記にも書いてあるAce of Baseの「All That She Wants」が凄く流行っていて、あちこちで耳にしたものです。 そうしてAce of Baseを知って行く事となりました。
あの当時は本当に彼らの曲を良く聴きましたね。勿論、世界で2300万枚セ-ルスしたというアルバム「Happy Nation/The Sign」は自分も買いました。(^^)

そんなAce of Baseの曲で自分がすごく好きな曲として「The Sign」をセレクトいたしました。
この曲はとっても洒落た感じのナンバ-で聴いていても体が自然とリズムを刻み、まったりと心地良い曲に仕上がっています。
ダンス・ミュ-ジックとしても、気分をリラックスさせる曲としてもピッタリ合うナンバ-ですので休みが終わってしまった今の時期に聴いて少し夏気分を味わって頂けたらと思います。

もう一曲、世界にその名を知らしめたAce of Baseの大ヒット曲「All That She Wants」もとても懐かしいので貼っておきます。(^^) 
自分は90年代の夏を思い出してしまいますが皆さんは如何ですかね。是非、聴いてみてください。(^^)




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河童のクゥと夏休み
2009-08-18 Tue 18:31



河童のクゥと夏休み


【ストーリー】
夏休み前のある日、小学生の帰り道に上原康一は大きな石を拾った。持ち帰って水で洗うと、中から何と河童の子供が!!第一声は「クゥ?!!」。康一はこの河童を「クゥ」と名付ける。クゥは康一たちと同じ言葉を話し、何百年もの間、地中に閉じ込められていたことがわかる。最初は驚いた家族もクゥを受け入れ、クゥのことは秘密にしようと決めるが・・・。

家族の絆、友情、自然・・・”いま大切なこと”を情感豊かに描き出す、感動の”泣ける大人アニメ”!!


【レビュ-】
「夏休み」と言う事で、この作品を鑑賞してみました。
鑑賞前のイメ-ジでは少年と河童のクゥとの心温まるスト-リ-なんだろうなぁと、勝手に予想をしていましたがいやいや、子供が楽しめる童話の様な物語ではなく、色々な問題を盛り込んだ大人が観ても考えさせられる、なかなかのアニメ映画でした。

自分的に妖怪である河童の子供と人間の少年の交流を描いた、ほのぼのと癒される作品を期待して鑑賞し始めたのですが、冒頭より結構キツイ描写もあるプロロ-グとなっていました。
それと最近のアニメ作品はキャラの絵が丁寧に描かれ、綺麗で本当にクオリティの高いものが多くなってきていますがこの「河童のクゥと夏休み」は第一印象が粗い絵だなぁと言うのがありまして、絵のタッチや感じが嫌だと思う人も多いと思います。

しかし、自分は最初は粗い絵で登場してきた河童のクゥもあまり可愛いというイメ-ジが無かったのですが、物語が進むにつれ段々と可愛らしく見えてきて魅力あるキャラへと変わっていきました。


河童のクゥと夏休み イメ-ジ1


この河童のクゥが自分が知っている河童伝説で伝えられてきたそのままのキャラで例えば「キュウリが好き」だとか「頭のお皿の水が減ると弱る」、「相撲が好き」などの言い伝え通りで設定が生かされていて思わずニヤリとしてしまいました。

中でも本当に好感が持てたのは「河童は嘘をつかない」でした。この嘘をつかず、純粋な河童のクゥに段々と惹かれていき少しずつ感情移入していく事になってました。

クゥは自分を拾ってくれた人間の家族と一緒に生活をしていくのですが、家族のキャラも良かったと思います。
また妖怪であるクゥは動物達の声を聴く事が出来、この家族が飼っている犬の「オッサン」(犬の名前自体がオッサンと名付けられている)との交流も凄く良いものに描かれていました。

自分は以前、飼っていた愛犬たちを思い出してしまい、あいつらもこの「オッサン」のように思っていたりしたのかなと、少しウルっときてしまいました。
クゥとオッサンのやりとりが凄く良かったです。そしてとっても悲しかったですね。


河童のクゥと夏休み イメ-ジ2


この作品、単に河童のクゥと過ごした楽しい夏休みを和やかに描いたファンタジ- ではありません。まぁ子供さんは単純に楽しく観れて、ちょっと寂しいなぁ と言う気持ちにもなり無難に観る事が出来るかも知れませんが、物語の中身は色んな問題や人間の「愚行」をストレ-トに描いていたと思います。その辺りに皮肉を込めたメッセ-ジを伝えてきてると感じながら観させてもらいました。

河童という伝説の妖怪の視線から、現代の様々な問題や人間の愚かさを表現していて、大人が観ても「う~ん。。。」と唸らせられるアニメに仕上がっています。
また、自分は個人的に、田舎町の綺麗な自然やすごく細かい部分の動きなど、アニメ-ションとしても丁寧に描いていたんだという箇所を見つける事が出来ました。

田舎の汚されていない澄んだ川の風景や、緑豊かな山や森。犬の仕草などは細かいところで良い表現を出していて、なかなかの仕事をしていると感じましたよ!


河童のクゥと夏休み イメ-ジ3


そしてラストに近づくにつれ、それはもうお決まりのパタ-ンでしたが、涙を誘うシ-ンが色々ありました。
自分もこの展開は勿論、最初から分かっていましたがそれでもジワワ~っと来ましたね。

大人の人は多分、自分の子供の頃に抱いていたドキドキやワクワクなんかを思い出したり、切ない想い出なども懐かしく振り返られるかと思います。特に犬を飼っていた方は非常に切なくなってしまいます。

これ以上、深く内容は書きませんが、たまのお休みの時にこうしたアニメを観て 想いにふけるのも良いかも知れませんね。

アニメの割に尺は長く、2時間にまとめられるんじゃないかという感じはありましたが、自分は割と楽しめた作品となりました。(^^)



ユウ太的評価 7点
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チェンジリング
2009-08-12 Wed 16:20



チェンジリング



【スト-リ-】
1928年。ロサンゼルスの郊外で、9歳の息子・ウォルターと幸せな毎日を送る、シングル・マザーのクリスティン。だがある日突然、クリスティンの勤務中に、家で留守番をしていたウォルターが失踪。誘拐か家出か分からないまま、行方不明の状態が続き、クリスティンは眠れない夜を過ごす。そして5か月後。警察から息子が発見されたとの朗報を聞き、クリスティンは念願の再会を果たす。だが、彼女の前に現れたのは、最愛のウォルターではなく、彼によく似た、見知らぬ少年だった・・・。

実話を基に、クリント・イーストウッド監督、アンジェリーナジョリー主演で贈る、一人の母の愛の物語。



【レビュ-】
クリント・イ-ストウッド監督作品と言う事で観たかった映画でした。やっとDVDにて鑑賞です。

実話をベ-スに製作された作品。というのは劇場公開時から知っていたのですが、それ以外何の情報も入れずに鑑賞に臨みました。
すると自分が勝手に抱いていたものとは違う展開を見せ、ここ最近の作品では最も心や感情を激しく揺さぶられた作品となりました。
流石はイ-ストウッド監督!と言いたくなる満足のいく作品。


80年以上も前のアメリカで実際に起こった出来事を描いた実話作品なのですが、先ずこの当時の警察による不当な出来事に感情を揺さぶられました。

こんなこと本当にあったのか?という全くを持って理不尽な警察の対応。
愛する息子の行方が分からなくなったと必死に訴えても、「24時間経たないと捜査しない。99%が翌朝に帰ってくるから」など、それが誘拐だったらどうするのか!?

また5ヶ月後、ご子息を保護したと連絡を受け、早る気持ちで会いに行ったら別の男の子。母親が違う、別人だと訴えても、それを抑え付け主張を認めないなんて、当の親が一目見れば判別できることを他人が意見出来る事ではないのに、本当にこんな酷い警察の悪行があったのかと思うと、益々この作品にのめり込んでいく結果となりました。


チェンジリング イメ-ジ3


この時点で自分は、こうした腐敗した体質の警察や市政などの巨大組織と、息子を失った母親との戦いを描いた作品で終わるのかと思っていましたが、予期せぬ展開へと動いて行ったのです。

それは、まさかと思っていた凄惨な事件へと発展して行き、もう目が離せないものとなっていきました。
自分的に予想してなかった方向へ動き出したので、本当に物語に釘付けにされました。やはり情報を入れないのは良い事ですね。

その自分が思っていなかった展開も非常に重く辛い出来事で、子供を持つ親御さんには身を引き裂かれるようなものでしょう。
それに輪をかけて警察の酷い仕打ち、この母親のクリスティンは何度も何度も絶望の縁へ落とされ、何度も気持ちを殺されたと思います。その度に息子の死を感じなければいけない、非人道的仕打ちでした。

しかし、その度に息子は生きていると希望を見出し、子を想う母親の心はポッキリとは折れることなく前に進む事を決意していくという、強い姿を見せられました。
その姿に同調する者が力と勇気を与えてくれ、強大な権力と戦っていく物語となって行った事は多くの人を惹きつけたと思います。


チェンジリング イメ-ジ2


この作品の主人公 クリスティンは最初、息子の行方が分からなくなって涙に明け暮れ、不安と悲しみに支配された弱々しい母親でしたが、段々と息子の為に前を向き歩き始め、戦っていく強い母親へと変わっていく様が秀逸でした。 重く息苦しい出来事のスト-リ-なのに、鑑賞していてこちらも気分が高揚し、権力に負けない姿には爽快感まで感じた程でした。
これも母親を見事に演じた、アンジェリ-ナ・ジョリ-の迫真の演技が良かったからだと思います。彼女の徐々に瞳に力が宿っていく演技、最後のシ-ンでの希望に満ちあふれた瞳とその笑顔は、凄く印象的でした。

その他、各キャラが非常に濃い個性を見せてくれ、敵味方全ての俳優陣が良い仕事をしていました。正義の人を演じたジョン・マルコビッチなんかは、彼だとは全然気付かなかったです。
そうした仕事をさせた監督の手腕も素晴らしいし、カメラワ-クや陰影を駆使した照明、映像も素晴らしいものでした。

あの養鶏場のカメラによる視点なんかも、ゾクゾクしてしまいましたね。それとイ-ストウッド監督の特徴的なリアリティのある描写も緊張感を出させ、いろんな手法でこれでもかと感情を揺さぶってきます。



久しぶりに色んな意味で激しく揺さぶられ心を動かされた作品でした。素晴らしい作品だったと思います。




ユウ太的評価 9.5点
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青い鳥
2009-08-11 Tue 17:59



青い鳥


【スト-リ-】
前学期、いじめられていた一人の男子生徒 野口が起こした自殺未遂で東ヶ丘中学校は大きく揺れていた。
新学期初日、そんな2年1組に一人の臨時教師が着任してくる。村内という男性教師の挨拶に、生徒たちは驚く。彼は、吃音だったのだ。うまくしゃべれない村内は、その分“本気の言葉”で生徒たちと向かい合う。そんな彼が初めて生徒に命じたのは、倉庫にしまわれていた野口の机と椅子を、教室の元の位置に戻すことだった。そして毎朝、その席に向かって「野口君おはよう」と声をかけ続けた・・・。

直木賞作家・重松清の同名小説を映画化。いじめをした中学校の生徒と臨時教師の交流を通し、人と人との絆を問い掛ける感動作。



【レビュ-】
少し前に知った作品で大変、興味をそそられ鑑賞した映画です。

この作品のテ-マに「いじめ問題」がありました。現代の学校における様々な問題も取り上げられているようで、いじめによる自殺未遂事件を通して色々と考えさせられた作品となりました。

2学期末に起こったクラスメイトの自殺未遂事件。その後一ヶ月の時間をかけて生徒一人一人と保護者を交えて個人面談をしたり、一人ずつ原稿用紙5枚だったか反省文を提出。
そして冬休みを挟み、新学期になってこの事件は生徒がそれぞれ反省をし、気持ち新たに迎えた新学期となったのでしょう。
そこに心の負担による心労の為、職場復帰出来ないでいる担任の教師に代わり、臨時の代理教師がそのクラスに赴任してきました。
その教師が村内先生。彼は吃音で上手く喋る事が出来ない障害を持っていましたが、心から本気で話をするという姿勢で生徒たちと接していきました。


青い鳥 イメ-ジ1


この村内先生、吃音ということで普段、必要のない事は喋らず、また上手く喋れない事を笑われても、反抗的な態度を生徒が取っても決して怒ったりせず、相手を見つめ心から接する事で教え諭していた様に思えました。
その姿勢が映像にも反映していて、多くの台詞が無い変わりに村内先生からの視点で、この学校がいじめ問題を保護者やマスコミへの対応の為、「きちんと対処しています。」という形だけの改善を映し出していて、観ているこちらに静かに訴えてきていました。
そうした場面が余計な説明を省き、静かにしかし、強いメッセ-ジとして見せる映像描写に自分は感心してしまいました。

村内先生同様、この作品は必要な台詞しか無かった様に感じます。故に、その一つ一つの台詞に深い意味とメッセ-ジが込められていて、村内先生の心からの「本気の言葉」は鑑賞している我々にも訴えてきているのが伝わってきて、力強い言葉だったと思います。

自分はいじめられた事もいじめた事もあります。ですからこの作品の村内先生の言葉は自分には突き刺さりました。「いじめられた側は絶対に忘れない。いじめた側はそれを忘れてはいけない。」とそれが責任なんだと。とても深い鋭い言葉に感じてしまった。

また自分も大人になって大人の目線から物事を見る様になっていると思うのですが、園部君が生徒指導の先生にぶつけた質問や、その時のシ-ンもとても印象に残っています。色々と考えさせられましたね。


そうした学校や社会に多く存在してる問題を浮き彫りにし、静かに訴えてきたこの作品は出演者たちの素晴らしい演技で上手く表現出来ていたと思います。

吃音という難しい演技で、また静かだが強い信念を持った村内先生を演じた阿部寛さんを始め、14歳と多感な時期に難しい問題に関わってしまった生徒、園部の揺れる心情を上手く捉えて演じた本郷奏多君も繊細な演技で凄く良かったと思います。


青い鳥 イメ-ジ2


また個人的にいじめの中心人物的の、ちょっとツッぱった生徒、井上を演じていた太賀君も非常に良くて注目でした。
他にも俳優陣、また台詞のない一生徒一人を観ていても凄く自然な感じで、問題の起こったクラスの雰囲気を良く出していたと思います。

彼らは表面的に事件を解決していたと思いますが、心の根っこには色んなものが引っかかって残り、見て見ぬふりをしたり、嫌な事や問題を抹殺していました。
いじめられた生徒の存在をも抹殺してしまう事。「それは卑怯な事だ。」と正面から切り捨てた村内先生の言葉は、歪んだ社会全体に投げかけられている様です。

自分もあの頃を振り返って、そしてこれからの事も色々と考える作品となりました。この映画もまた、子供から大人まで多くの人に観てもらいたい良い作品だと思います。




ユウ太的評価 8.5点
自己評価ですのでご了承下さい。
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その土曜日、7時58分
2009-08-08 Sat 14:22



その土曜日、7時58分


【ストーリー】
舞台はニューヨーク。 一見、誰もがうらやむ優雅な暮らしをしていた会計士のアンディは、妻と離婚し、娘の養育費もまともに払えない弟ハンクに禁断の企てを持ちかける。
それは、実の両親が営む宝石店への強盗計画だった。
その土曜日、7時58分。最悪の誤算を引き金に、次々にあらわになる家族の真実。
そして、急速に追い詰められていく2人の運命は…? もう、元には戻れない…

『十二人の怒れる男』のシドニー・ルメット監督が実力派キャスト共演で描いた犯罪サスペンス。



【レビュ-】
この作品、タイトルに惹かれて鑑賞した作品です。
鑑賞する際、タイトルにあるように土曜日に観ようと毎週企てていたのですが、土曜日に用事などが入ってしまい結局、木曜日に観ました。汗っ まぁ今日は土曜日なので記事をUPすることで決着をつけられましたが。

でもそんなくだらない、浅はかな考えの軽いノリで観る様な内容ではありませんでした。


この映画の原題はアイルランドで乾杯する祭の音頭のような言葉らしく、「May you be in heaven half an hour before the devil knows you're dead」(悪魔があなたの死に気付く30分前に天国にあらんことを)
という、とっても意味深な題になっています。

それを邦題では「その土曜日、7時58分」としてしまったのはどうなんだろう?と思ってしまいましたが兄弟が金に困って強盗をしようと計画する所から物語が動き出します。。
その強盗に押し入る先が、この兄弟の実の親が経営する小さな宝石店。土曜日の朝8時に開店の準備をしている時にやろう。という事でその時間を表しているタイトルでした。

しかし、この7時58分からこの兄弟の運命の歯車は狂い始め、崩壊へと落ちていくんです。
その様を描いたとても重い内容でした。


その土曜日、7時58分 イメ-ジ1


最初は誰も、損も怪我もしないで必ず上手く行く。と、タカを括ってこの強盗に望むのですが、予期せぬ誤算が彼らを襲い始め、次から次へと裏目に出てしまい、もう後戻りも抜け出す事も出来ない深みにはまって行く事になります。

その様子を過去に戻り、違う視点から何度も見せていくという、時系列を行ったり来たりする手法で描かれていました。
ですから最初の映像では解らなかった事が、過去に戻ってから別の視点で見せられた時に解明するという複雑なものでしたが、自分はこうした時系列をいじった作品が好きなのでとても良かったという感想です。


それとこの作品で舌を巻いたのがやはり主要人物達を演じた俳優たちの鬼気迫る演技でした。

兄のフィリップ・シ-モア・ホフマンの物語前半でのニヤついた薄ら笑いの顔から一変、顔を紅潮させ鬼の様な形相に変わるあの変わり様。枕を抱えての銃撃のシ-ンはもの凄い表情の演技を見せていました。
また弟のイ-サン・ホ-クは家族との関係も失敗し、娘にもダメ男と言われる始末の情けない駄目な男を本当に上手く演じていました。

また彼ら兄弟の父親、アルバ-ト・フィニ-や兄アンディの妻を演じたマリサ・トメイらも秀逸な演技でシリアスなドラマを盛り上げていました。

特に父親アルバ-ト・フィニ-の演技も鬼気迫るものがあり、最後の終止符を打つシ-ンなんかは寒気のするくらいの凄い演技を見せてくれました。

その土曜日、7時58分 イメ-ジ2


この作品、「十二人の怒れる男」「評決」とそれまで社会派として知られる巨匠シドニ-・ルメット監督の45作目の作品ということで、監督は御年84歳でこの作品を創り上げたのです。
この年にしてこのような深く濃いシリアスドラマを創り出し、これまでと違った作風、手法で新たな新境地を開拓しましたね。
また一本の映画を創り上げる監督の過程は、入念なリハ-サルと俳優たちの稽古に時間をかけるという、徹底的な創作と強いプロ意識で良質の映画を創るという、まさに入魂の作品となりました。


この映画では、人間の安易な行動で悲惨な一歩を踏み出してしまったら決して、二度と戻る事は出来ない。と負の連鎖を恐ろしいまでに描いています。
その負のスパイラルにはまったが最後、もう逃げられない悲劇の結末が待っていると、この原題である「悪魔が気付く前に・・・」と警告しているのですね。
とても素晴らしいタイトルなんだと改めて気付かされました。


内容は本当に重く、救いのない物語ですが、俳優たちの鬼の様な演技と崩壊していく悲劇が深い後味を残す、見応えのあるシリアスドラマだと思います。




ユウ太的評価 8点
自己評価ですのでご了承下さい。
皆さんもよろしかったらコメントに評価を入れて下さいね。

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夏祭り2009
2009-08-03 Mon 17:39
今日もこちら蒸し暑い日となっていますが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?

すでに暦は8月に入り、自分も仕事で各所のイベントやお祭りの会場作りなどを仕事で戴いて、今日も土日に行われた盆踊り会場の撤去、片付けを終わらせて来ました。

毎年、7、8月はお祭り関係で何会場も廻ってセッティングなどを手掛けていますが、今年はやはり不景気なども重なり中止になってしまうお祭りもチラホラありますね。


そんな中、先日の土曜日に出かけてきましたお祭りをご紹介します。


キッコ-マンなど「醤油の街」としても知られる千葉県野田市の夏祭り。
自分は学生の頃より野田市には縁がありまして、こちらの市内に友人が沢山居ます。また、自分の祖父母が野田市に住んでおりましたので、まだ小さい頃から野田の街は非常に慣れ親しんでおりました。

市政40周年の記念事業として始まったこのお祭りは、今年で20回目となり歴史はまだ浅いですが、とても気合いがはいっております。
野田のお祭りは毎年、恒例で出かけていましたが中でも見ものなのが「みこしパレ-ド」です。

野田の各町内会で出される御神輿が10数基、一斉に野田の街を優雅に回るのです。今年は12基の御神輿が登場したようですね。

野田の御神輿の中には、変わった御輿がありまして、カエルの「雨蛙みこし」や獅子の御輿「金獅子みこし」、「黒獅子みこし」というユニ-クなものも登場します。

みこし 雨蛙みこし

みこし 獅子みこし


子供みこしのパレ-ドから始まり、夕方より大人みこしのパレ-ドに変わり、各御神輿が一同に街を威勢の良いかけ声と、野田特有の「ガンガラ」と呼ばれる、一斗缶を太鼓代わりに叩く独特のリズムと共に練り歩くのですが、もう観ているこちらも一緒に体を揺らしてテンションが上がってしまいます。

自分は野田出身ではないので住んでいる所から車で少々、走らせないと野田には行けないのですが、夏になるとこのみこしパレ-ドが見たくなりまして、今年も出向いてきてしまいました。


みこしパレ-ド



醤油の街として古くは江戸時代以前よりの伝統ある古い街なみの中、こうした日本の古き良き風習が残されていて、最近では多くの外国の方も、このみこしパレ-ドを見物されていますね。
今年は担ぎ手の中にも外国の方が見られました。
自分の学生時代の友人も数名、担ぎ手の中に居たのですが、残念ながら今年は会えませんでした。が、彼らも地元で頑張っているんだろうなぁと、毎年思わせてくれます。


このみこしパレ-ドの見所は、メインストリ-トである商店街での、みこし同士のすれ違い。その迫力には圧倒され、コ-スを誘導する人のかけ声と、それに合わせてみこしを上手く操る担ぎ手さん、若衆さんたちの息のあった捌きが、これまた見事の一言です。

みこしすれ違い

クライマックスはいつも大変盛り上がります。こうして暑い夏がより本格的になっていき、自分もみこしパレ-ドを見させてもらうと熱い気持ちになりますし、沢山の元気とパワ-をもらえる気がしますね。

去年は見に来られなかったので、今年は見れてとても嬉しかったです。


因みに今年から、このお祭りのキャラクタ-が初登場したり(とっても「ゆるキャラ」ですごく和みます)、合併した隣町の関宿から初めて関宿城下御輿が初参加してました。

このキャラがまた凄く良くてネ-ミングも野田っ子にはたまらない名前です。(関連記事)自分も野田の友人に会うと野田弁で喋ってしまうのですが、野田の下町風情溢れる言葉。大好きですね。


本当に時間が経つのも忘れてみこしパレ-ドに見入ってしまいました。
8月に入り、みこしパレ-ドも見れたので、自分の夏はすでに始まりました。そんな感じです。
また今週も気合い入れて頑張りたいと思います。

皆さんも体には充分、気を付けて頑張っていってくださいね!

ここまで読んで下さってありがとうございました。(^^)


尚、youtubeにこの野田のお祭りの動画がありましたので貼っておきます。自分はこの様子をすぐ間近で見ていました。(^^)



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ワルキュ-レ
2009-08-01 Sat 17:15



ワルキュ-レ


【スト-リ-】
ワルキューレ それは、北欧神話に登場し「戦死者を選ぶ者」の意味を持つ女神たち。
ドイツの作曲家、リヒャルト・ワーグナーの代表曲『ワルキューレ』は、この神話をモチーフに作られた楽劇だ。ワーグナーをこよなく愛したナチス・ドイツの総統アドルフ・ヒトラーは、国内のクーデターに備えた危機管理オペレーションを「ワルキューレ作戦」と名付けていた。

連合軍との死闘によって、ドイツの敗色が濃くなった第二次世界大戦末期。ドイツ人将校クラウス・フォン・シュタウフェンベルクは、絶対の忠誠を誓うべきヒトラーの思想や政策に強い疑念を抱き、ドイツの未来を憂うが故に反逆者となることを決意する。シュタウフェンベルクの計画は、ヒトラーを抹殺するだけでなく、その混乱に乗じて一気にナチス政権の転覆までも成し遂げること。ヒトラーの危機管理オペレーション「ワルキューレ作戦」を巧みに利用し、冷酷非情な独裁者をこの世から葬り去るという大胆極まりないものだった・・・

自ら暗殺の実行者となったシュタウフェンベルクは、運命の1944年7月20日を迎える。総統大本営<狼の巣>爆破計画。爆弾の作動から脱出まで、与えられた時間はわずか10分。一線を越えたミッション、女神「ワルキューレ」は果たして誰に微笑むのか・・・?




【レビュ-】
ナチス・ドイツものの話題作と言う事で観たかった作品。早速、DVDにて鑑賞しました。

今までナチス・ドイツの映画は色々と観てきましたが、ヒトラ-暗殺計画のドラマはあまり知らず、ドイツ軍内部にてこんな出来事があったのかと、詳しく知る事が出来た作品となりました。

ナチス・ドイツの内部ではやはり反ナチス運動、抵抗運動などがありこの物語の以前からヒトラ-を暗殺するという計画は小規模なものから沢山行われており、そのどれもが失敗に終わってはいますが実に40数回にわたる計画が実行されてきたと言います。

その全てが様々な要因で未遂に終わり、暗殺計画を実行し逮捕されれば皆、処刑されてきたという経緯を経て、1944年、運命の7月20日にクラウス・フォン・シュタウフェンベルクらを中心に実行されたヒトラ-暗殺計画からク-デタ-を起こし、国内を掌握する「ワルキュ-レ」計画を発動させるドラマを描いた作品となっています。


ワルキュ-レ イメ-ジ2


この主人公、ドイツの人名は難しいものがありますが、クラウス・フォン・シュタウフェンベルクをトム・クル-ズが熱演しておりました。

ただ、このシュタウフェンベルクのヒトラ-暗殺計画に駆り立てた心境やその思いに至った経緯が省略されていて、いきなり北アフリカ戦線の場面から始まっていました。
実際、このアフリカに駐屯する5年前から、ユダヤ人政策や宗教弾圧に対してすでに反感を抱いていたという事ですが、この作品では描かれてはいません。すでに、反ナチス、反ヒトラ-を胸にドイツ国家を救おうと決意されていました。

それから軍上層部の将校らヒトラ-暗殺計画を進めていく事になるのですが、ドイツ国内にて叛乱が起こった際にそれを鎮圧させる作戦「ワルキュ-レ」に目をつけ、それを利用して一気に国家中枢を掌握してしまうという、大胆な計画を立てて話は進んでいきます。

ここからの展開が非常にスピ-ディ-に、そしてスリリングに描かれていて、自分的にはすごく見応えがありました。


先ず、肝心のヒトラ-を暗殺する事。あの独裁者、ドイツ総統ヒトラ-を暗殺するなんて容易ではありません。それまで幾度と実行されてきたヒトラ-暗殺計画、そのどれもが失敗に終わり、実行に関わった者は皆、処刑されるという結果に終わっています。
そんな過酷な状況の中、立ち上がった男たち。帝国主義を掲げていたこの当時のドイツにこのような人物達が居て、このようなドラマがあったとは・・・。


しかし、歴史がすでに語っていてこの計画も失敗に終わる。というのが明らかなのですが、物語のスピ-ド感と、目を離せないハラハラの緊迫感に、この計画が無事に遂行される事を思わず願ってしまいました。


ワルキュ-レ イメ-ジ1



それでも失敗に終わってしまい悲しい結末を迎える事となります。得てしてこのような計画が失敗に終わる時って、やはり色々な偶然や予期せぬ出来事が重なってしまいますが、一番の要因は肝心のヒトラ-の生死の確認だったでしょうか?
自分的に安易な考えですが、ヒトラ-を死に至らしめる事が出来なくても、ワルキュ-レ作戦をすぐに発動し、電撃的にベルリンを手中に収めてしまえばク-デタ-は成功したかもしれませんね。
その為にはやはり情報局に信頼出来る人物を現地に飛ばし、情報網を抑える事が重要だったでしょう。

現在の戦争ではその情報戦がカギを握ると言われていますが、この頃はそうではなかったのかな?と疑問を抱いたくらいでした。

しかし、命を賭して同じ志を持った同志たちも保身を考えたり、決断に苦悩したりと色んな心理ドラマも観る事が出来、その部分を描いていたのは好感を持ちました。決して一枚岩ではなかった。ここに電撃的作戦にズレが生じた。致命的だったでしょうね。


最後も非常に悲しく、ドラマチックに描かれていましたが、実はほとんど史実に近い物語に仕上がっていると調べて分かったので驚きました。

多少の脚色はあるとしても、このような人物が国を思い、国家をひっくり返そうとしていた計画があったと言う事を知るだけでも良い作品だと思いました。


まぁ、やっぱりちょっと、トム・クル-ズが格好良すぎるという感じは随所に出ては来ましたが、戦争映画というよりサスペンスドラマのような作品ですね。

自分は飽きることなく観る事が出来ました。




ユウ太的評価 8点
自己評価ですのでご了承下さい。
皆さんもよろしかったらコメントに評価を入れて下さいね。
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