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ブラインドネス
2009-05-28 Thu 19:45



ブラインドネス


【ストーリー】
始まりは一人の日本人男性だった。突然目の前が真っ白になり完全に失明する謎の伝染病は、彼の発症を皮切りに爆発的な勢いで拡がっていく。有効な治療法のない中、政府がとった政策は感染者の強制隔離だった。次々と収容所に集められていく人々。最初に失明した日本人とその妻、彼を診察した医者や売春婦、黒い眼帯の老人、幼い少年・・・。
そしてその中にただ一人"見えている"女がいた。なぜか発症を免れたが、夫の身を案じて紛れ込んだ医者の妻だった。収容所は軍によって厳しく監視され、食料や薬品の要求もままならず、衛生状態も日増しに悪化していった。感染者の不安はやがて苛立ちへと変わり、所内の秩序は崩壊してゆく。生き残るのは果たして誰なのか―?

全世界、失明。
恐怖の伝染病。地獄と化した街。人類を震撼させるサバイバル・パニック・サスペンス。


【レビュ-】
劇場公開時に観たいと思っていた作品でした。DVDにて鑑賞出来ました。

この作品、先日観た「シティ・オブ・ゴッド」の監督、フェルナンド・メイレレスだったんですね~そうとは知らずに興味を持っていました。

鑑賞して、なるほどその映像の拘りみたいなものが随所に感じられる、今回もまた非常にセンスを感じた映像でした。

ブラインドネスという事で、人々が突然に視力を失い無秩序の社会にいきなり放り込まれるとどんな感じなのか?というリアルな作品でした。
視力が無くなる病気、そしてそれは次々と感染していく・・・というのはあまりリアルを感じなかったのですが、目が見えなくなった人達を隔離し、その無秩序で荒廃していく社会にとても興味を持って行かれ現実的にいきなり皆が視力をうしなったらこんな感じなのかな?と恐ろしくも妙にリアルに感じてしまいました。

この作品は多分、原作者、監督、制作者側からの「どうだろう?」みたいな問いかけのように感じました。
それはこの物語が病気によるただのパニックに重点を置いたものではなく、そういう極限状態の中の人間ドラマを描いていたと感じたからです。

ブラインドネス イメ-ジ1

他の人が次々と病魔に襲われ、全く目の見えない状態の中、ただ一人視力を失わず見える女性が居る。その彼女が目の当たりにする人間の本質。
人間の本能というか、「欲」でした。その本質=本能が生々しく描かれています。
人によっては、特に女性にとっては直視したくないような非常に重たいものでした。酷く胸糞が悪くなるような、と書くと悪い言い方になってしまうと思いますが、そのような表現がピッタリとあてはまるような事。

しかし、実際全ての人が目が見えない状態になり、自分の力で生きていかなければならない極限の世界では人間は愚かな事に、この作品の様な愚行をしでかすのでしょうか。哀しいですがありえそうでちょっと怖いです。

そのような描写を入れて何か訴えてきている様な、この作品みたいな事が起こったら、きっと人間はこのような行動をとるのではないかな?と見せつけられた印象を持ちました。

あり得ないような事も色々とありましたし、もっと頭を使いなさいと突っ込みたくなる様な事柄も登場してきますが、それ以上に深く考えさせられる。そんな作品だと自分は感じました。


興味を持って観たのはそれ以外に、フェルナンド・メイレレス監督の拘りを感じられる映像。「白い病」と称された視界が真っ白になって見えなくなるという病気を表現する白くぼやかす映像や、影を多用した映像。また、ガラスなどに反射させて人物を映し出すカットなど、色々と工夫された映像を興味深く観てしまいました。
陰影や白く眩しい映像は、これまたこの監督の表現方法として魅せてくれるなぁと感じられたものでした。

ブラインドネス イメ-ジ2

それと日本の伊勢谷友介と木村佳乃が登場し、そちらにも興味をそそられましたがちょっと違和感を感じたシ-ンもあり、こちらはまぁこんなものかなとちょっと期待外れになってしまいましたね。
でもまぁ日本人夫婦もこんな感じだなぁと、それなりにこの作品の雰囲気には合っていたので良しとしたいと思います。


非常に重く辛いスト-リ-でしたが最後には救いが見られました。最後の方のシ-ンは結構、印象に残る程、映像も美しく感じ、良かったと思いました。
しかし、目が見えるっていう事は当たり前になっていて普段思う事はなかなか無いですが、本当に有り難い事なんだなぁとこの作品を観て、改めて思いましたね。

目が見えなくなったら人のサポ-トを沢山受けないと厳しいでしょうね。まして突然、見えなくなったら・・・と思うと辛いですね。
当たり前の事に感謝です。




ユウ太的評価 6点
自己評価ですのでご了承下さい。
皆さんもよろしかったらコメントに評価を入れて下さいね。
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洋楽 You Are My Sunshine / パパ・ウィニ-
2009-05-27 Wed 18:08



パパ・ウィニ-の1994年発売のアルバム「ユー・アー・マイ・サンシャイン」に収録されているタイトル・チュ-ンのこの曲は、1940年にジミ-・デイビスとチャ-ルズ・ミッチェルによる楽曲で、その後レイ・チャ-ルズがカヴァ-して大ヒットを記録しその他数多くのア-ティストに歌われてきた名曲である。

元々はカントリ-&ウェスタン調の曲で意外にも恋愛で悩まされ不安に陥っている男の心情を歌った歌詞なのだが、そのポップで親しみやすいメロディ-は古くから多くの人に愛され歌われてきた曲として今でも良く耳にする曲となっている。


最近、すっかり気候も夏に少しずつ近づいて、日差しも強く暑い日が多くなってきました。
ここで一足先に、夏を感じられるレゲエの名曲、「ユー・アー・マイ・サンシャイン」をとりあげてみました。
この曲はレゲエ・ア-ティスト、パパ・ウィニ-による1994年発表のアルバムから、そのまんまタイトル・チュ-ンの名曲のカヴァ-したレゲエ・サウンドです。

自分がこの曲を聴いたのはある先輩がインドネシアに行った際、お土産に買ってきてくれたレゲエのオムニバスカセットテ-プ(当時はカセットですよ!時代を感じてしまいますね~)に入っていて、この誰でも聴いた事がある有名な「ユー・アー・マイ・サンシャイン」のレゲエ・バ-ジョンをすっかり気に入ってしまい、22歳の夏はレゲエ一色となりその後、自分もレゲエというジャンルを好きになっていったというきっかけになった曲の一つでした。

まさに「SUNSHINE REGGAE」です。(^^)

因みにそのテ-プのタイトルも「SUNSHINE REGGAE」で、収録されている一曲目の楽曲に「SUNSHINE REGGAE」という曲がありました。
こちらの曲もとってもハイでご機嫌なレゲエです。
そのアルバムは勿論、日本では販売されていない貴重な代物でした。次回また改めて曲をUPしますが、日本では知られていないア-ティストのレゲエ・サウンドで良い曲が他にもあるんです。(^^)
それはまた次回とさせて頂きますが、これから暑い夏を迎える前に一足先に夏を感じてまったりして下さい。(^^)

下の曲が「SUNSHINE REGGAE」です。youtubeにあると思わなかったのでとても嬉しくてご機嫌です。(^^)
尚、日本ではあまり知っている人は居ないですが、The Coconuts のRemixの曲が一番良いですね~ ちょっとボリュ-ムが小さいですが是非一度、聴いてみて下さいね!きっと思わず身体が動いてしまうと思いますよ。(^^)

夏はもうすぐですね!




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マンデラの名もなき看守
2009-05-23 Sat 17:54
監督 : ビレ・アウグスト
キャスト : ジョセフ・ファインズ、デニス・ヘイスバート、ダイアン・クルーガー
脚本 : グレッグ・ラッター、ビレ・アウグスト
撮影 : ロバート・フレイス
製作 : ジャン=リュック・ファン・ダム、イラン・ジラール、アンドロ・スタインボーン
製作総指揮 : カミ・ナーディ、マイケル・ドゥナエフ、ジミー・ド・ブラバン、クウェシ・ディクソン


マンデラの名もなき看守


【スト-リ-】
1968年の南アフリカ。アパルトヘイト政策にあったこの国では、黒人には参政権、土地所有権はもちろん、家屋の所有や教育の自由さえも許されない。ジェームズ・グレゴリー(ジョセフ・ファインズ)も、黒人を下等な人間と見なすひとりだった。ある日、彼は看守として赴任した島で、最悪のテロリストとされる男、マンデラ(デニス・ヘイスバート)の担当に抜擢される。マンデラたちの秘密の会話を報告する任務を忠実に遂行するグレゴリー。だが、彼はいつの間にか知性と人間愛にあふれたマンデラに魅了され、彼が目指す平等な社会に憧れていく。そして、これは何十年も続く、マンデラとの奇妙で特別な関係の始まりに過ぎなかった…。

南アフリカ初の黒人大統領、ネルソン・マンデラと彼を見守り続けた看守の心の交流を描いた真実の物語。


【レビュ-】
この作品は劇場公開時から気になって仕方が無かった作品でした。やっとDVDが出ましたので鑑賞する事が出来ました。

しかし、何故か「みんなのシネマレビュ-」にこの作品が無かったです。残念!


アパルトヘイト(人種隔離政策)が敷かれている真っ只中の南アフリカで27年もの間、最も危険なテロリストとして獄に収監されていたネルソン・マンデラが、南アフリカ初の黒人大統領となるまでの半生を描いた作品として、当のマンデラ氏が映画化を許可した作品という伝記ものです。

多少の演出はあるかとは思いますが、マンデラが許可を出した実話と言う事で、今までアパルトヘイト等、人種差別を扱った作品 (同じくアパルトヘイトを描いた『遠い夜明け』も一緒に観るとより分かると思います。)やニュ-スに興味を持ち、色々と見てきましたがこんなドラマがあったとは知りませんでした。

マンデラを弾圧し監視するべき看守の男が、マンデラの知性や人間性に魅了され交流を持つ様になっていく なんてそれだけで素晴らしいヒュ-マンドラマだなと思いましたが、この作品は過度な感動はありませんでしたね。

マンデラの名もなき看守 イメ-ジ1


看守の男ジェ-ムズは幼少期に黒人の友人が居て、彼らの言語(コ-サ語)を話せるという事から、最も危険な人物とされたネルソン・マンデラの担当になりました。
最初、ジェ-ムスはやはり、黒人を毛嫌いし彼らが暴力などで白人の自由を奪い、社会を脅かす存在なのだと信じて疑っていませんでした。
そんな彼が、ネルソン・マンデラその人と話し、彼の姿や家族を思う姿を目にして心が変化していく様が素晴らしく良く描かれていました。

その心の変化には、当時、白人が決して目にしてはならないという「自由憲章」を読んだり、街での黒人への迫害を目の当たりにしていきながら、心の中に違和感を覚え、次第に変わっていく過程が丁寧に描かれていたと思います。

上辺だけの情報や、抱く悪いイメ-ジや敵意が心に靄をかけ、何が本当に正しいのか、時に人は解らなくなるものだと思います。
そうした大きな力に流され、自分たちが正しいと思って行っている事は、実はとんでもない事だったなんていう事象がこの世の中には沢山あると思います。

そうした時にいかに、心の眼を開いて正しい事を見つけられるか。難しいですがこれが大切なんだなと改めて考えさせられました。
この映画でも、看守のジェ-ムスは少しずつ真実に目覚め、マンデラ達を良く思っていくのですが、今度はそんなジェ-ムスを差別し迫害していくんですね。

人間はそんな愚かな事をおこなってしまいます。その様な事で今でも世界中に残ってる差別、そして迫害。それらが引き金となって紛争やテロ、大きな争いが絶えないのでしょう。何度も目覚めては争いを繰り返していく事は本当に哀しいものです。

ですが、この映画ではマンデラもジェ-ムスも自分の信念を曲げず、決して諦めず負けなかった。素晴らしいですし、彼らの心の交流が何といっても見事に描かれていました。
また、マンデラ氏のお墨付きもあるでしょうが、ネルソン・マンデラという人物がとても博識で知性ある人で、また愛情あふれる素晴らしい、魅力的な人物だなと鑑賞している自分もそう感じてしまいました。
事実、1990年に釈放されたのち、92年にノ-ベル平和賞を受賞、そして94年に南アフリカ初の黒人大統領となったという事です。

マンデラの名もなき看守 イメ-ジ2


涙溢れる感動作というわけではないのですが、心に響く感動とアパルトヘイトという事や、そんな時代にあった人間ドラマを知るという意味でもこの映画は素晴らしいと思いました。
ただ、淡々とそんな感じで物語は進んでいきましたが、こうした伝記ものや難しいものが苦手な人にも観やすい映画だったと思います。


感動というよりは大変、勉強になったという作品でした。でも自分的には満足です。(^^)




ユウ太的評価 7点
自己評価ですのでご了承下さい。
皆さんもよろしかったらコメントに評価を入れて下さいね。
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何なんだこれは!?
2009-05-22 Fri 19:08
いつもご訪問ありがとうございます。(^^)

忙しいながらも、まったりと自分自身楽しみながらこのブログをやっているのですが、
昨日、やっとこさアクセス解析を付けてみて色々と悪戦苦闘していました。

そうしたら何故か、ご訪問者のヒット数が300を超えて・・・汗汗汗っ
「なんじゃこりゃあぁぁぁっ!」 と、びっくらこきました。汗汗汗っ

アクセス解析を取り付けたから増えたのか、自分には何なのか良く分かりません。
どなたかこの理由が分かる方はご一報下さい。


で、そのアクセス解析で見てみたら、面白い事が分かりました。
昨日のご訪問の方々で多かったのが映画「マスク」の記事を沢山の方が見てくださったという事。
実は、昨日の昼間13時半からテレビ東京系でこの作品を放映していたんですね~
それで検索サイトから、この作品を調べて自分のブログに来られた方が非常に多かったという事が分かり、とても有り難く、面白いなぁと思いました。

自分が鑑賞している作品はあまり有名なものでなかったり、今現在、劇場にて上映されているリアルタイムな作品ではなかったりするのが多いので、自分的にはマニアックだなぁと感じているのですが、それでもそうした過去の作品を多くの人が調べてみて下さったというのは、とても嬉しいと思いました。(^^)

その映画「マスク」もとても良い映画で「頭蓋骨形成異常(通称、ライオン病)」という難病を知る事が出来る作品ですので、自分の記事もほんのちょっぴり皆さんの役に立っていれば幸いに存じます。(^^)

まぁ、本当は最新の作品を劇場で鑑賞して、それを記事にしたいのですが、中には昔の隠れた良い作品をご紹介するものもあって良いかなぁと、勝手に思ってしまった昨日の出来事でした。

今日は少し落ち着いていますが、一人祭り状態でした。汗汗汗っ



そんな感じでマイペ-スでやっておりますが、引き続き宜しくお願い致します。(^^)
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シティ・オブ・ゴッド
2009-05-21 Thu 17:40



シティ・オブ・ゴッド


【スト-リ-】
1960年代後半、ブラジル・リオデジャネイロの貧民街“シティ・オブ・ゴッド”では銃による強盗や殺人が絶え間なく続いていた。そこでは3人のチンピラ少年が幅を利かせている。
ギャングに憧れる幼い少年リトル・ダイスは彼らとともにモーテル襲撃に加わり、そこで初めての人殺しを経験すると、そのまま行方をくらました。一方、3人組の一人を兄に持つ少年ブスカペは事件現場で取材記者を目にしてカメラマンを夢見るようになる。70年代、名をリトル・ゼと改めた少年リトル・ダイスは、“リオ最強のワル”となって街に舞い戻ってきた…。

60年代後半、70年代、70年代後半の3パートでつづったバイオレンスな青春ドラマ。


【レビュ-】
この作品も非常に評価が高く、前々から気になっていたものでした。やっとDVDにて鑑賞出来ました。

自分は小学生の頃よりサッカ-をしていましたので、『ブラジル』といえばサッカ-大国でありワ-ルドカップの常連。それにリオのカ-ニバルは有名ですし、サンバのリズムで楽しく陽気な国なんだろうなぁ なんて勝手にウキウキ想像してしまいますが、この作品はそんなイメ-ジを全て払拭してしまいます。

ブラジルにある「神の街(シティ・オブ・ゴッド)」と呼ばれるスラム街で繰りひろげられている日常は、平和な日本では想像も出来ない程凄まじい「暴力」の毎日。
以前観た、「それでも生きる子供たちへ」の中のブラジル編で、貧民街で逞しく生きる子供を描いた短編作品を鑑賞した事がありますので、ブラジルに於ける貧富の差や、そうした苦しい生活を知ってはいましたが、60年代、70年代にこんな凄まじい事件があった事はよく知りませんでした。

この作品で描かれる「神の街」の中の出来事は衝撃的です。
子供が普通に銃を手にし、何のためらいもなくその引き金を引く。とても恐ろしいです。
また、子供が子供を殺す日常。それを誰も気にもとめないその異常な光景は身震いをしてしまう程でした。

シティ・オブ・ゴッド イメ-ジ2

昔、ブラジルで撮られたという写真を目にした事がありますが、死体があちこちに転がっていて、そんな中、普通に生活している人達の写真。笑顔こそありませんでしたが、道に転がっている死体をやはり気にもとめていない様な異様な絵でした。
この映画を観てその時の違和感を思い出し、そして妙に納得してしまいました。この作品に描かれている状況では致し方なく、そこに住んでいる人達にとってはそれが「日常」なのでしょうね。
とても恐ろしいです。

また、ギャング団の中に「ガキ軍団」というまだ小学生くらいの少年達のグル-プも居て、彼らが銃で殺したり殺されたり、思わず目を背けてしまい胸が苦しくなるシ-ンもあるのですが、不思議な事に映画全体としてはとてもスピ-ディ-に、そしてスタイリッシュに展開していくこの映画はとても観やすくて一気に観てしまうという、非常に映像、音楽的に優れている作品だとも同時に感じてしまいました。

それはハンディで撮られた臨場感溢れるカメラワ-クと構成、そしてバイオレンスなのにやはり陽気なリズムを刻むラテンやアメリカン・ソウルの音楽。
それが見事に融合して洗練された映画作品を創り上げていました。そのセンスは思わず唸ってしまいます。

非常にパワ-があり、引き込まれる作品です。

しかし、ギャング団たちの抗争は戦争映画の様ですし、子供たちが暴力の犠牲になるというのはとても辛かったですね。子供さんやバイオレンスが嫌いな人にはお勧めは出来ない作品でもありました。



前述の「それでも生きる子供たち」のブラジル編監督、カティア・ルンドはこの「シティ・オブ・ゴッド」のフェルナンド・メイレレス監督と共同で監督を務めたのだとか。
両作品を観れば、ブラジルのスラムでの日常がよりよく分かるのではないかなと思いますね。

ブラジルのサッカ-が強い訳、そしてマリ-シア(ずる賢い)という言葉の様に強さとズルさを持っている事など、向こうは子供の頃から精神的に逞しくなり、ハングリ-さを身につけていくんだなぁと妙な所で関心もしてしまいましたね。


ブラジルだけでなく、世界の紛争地域や貧困が深刻な地域では、こうした暴力が日常になっていると言う事を少しでも知るという意味でも、この作品は凄い意味があると思いますし、本当にリアルでパワ-のある作品です。

傑作だと思います。



ユウ太的評価 9点
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ラヴソング
2009-05-16 Sat 11:05



ラヴソング


【スト-リ-】
夢を抱いて中国大陸から香港に渡って来たばかりの青年シウクワン(レオン・ライ)は、同じ大陸出身者のレイキウ(マギー・チャン)と、返還直前の活気あふれる香港の街角で出会う。大陸出身ということを隠し、器用にたくましく社会にとけ込んで働くレイキウと、純朴で優しいシウクワン。一見対照的な二人の出会い、別れ、そして再会するまでを、激動の香港を舞台にテレサ・テンの名曲に乗せて贈る、切なくも温かい10年に及ぶ恋物語。

香港ラブストーリの名匠ピーター・チャン監督代表作。


【レビュ-】
ラブスト-リ-は正直、苦手なジャンルなのですが、やはり評価が高かったので鑑賞してみました。

香港を舞台にしたラブスト-リ-で、なんでもあのテレサ・テンの曲からこの映画を作ったという事で、劇中も彼女の母国語による歌が随所に流れて物語を盛り上げています。
そのテレサ・テンの曲、原題は「甜蜜蜜」という曲でその意味は「心地良く、甘い様子」という事。
まさにそんな内容のシンプルでとても良かったです。

大陸(中国本土)から返還後の香港へと、成功を夢見て渡ってきた青年と同じ境遇の不思議な女性との恋愛劇なのですが、この「不思議な」というのは自分の感想です。

男から見て女性の気持ちはよく判らない部分が沢山あると思います。いわゆる「女心」ってやつですね。
その微妙に揺れ動く女心を主演女優であるマギ-・チャンが素晴らしい演技で魅せてくれました。
冒頭からこのマギ-・チャン演じるレイキウという女性。一見、ツンとしていて最初はあまり魅力を感じなかったのですが物語が進むにつれ、どんどん綺麗に、魅力的になっていくのがこれまた不思議に思えました。
また、その相手シウクワンを演じたレオン・ライも同じく、大陸からきたパッとしない頼りない田舎の青年だったのが、段々と男性らしく、キリリとした姿に変わっていくんですね。

物語半分位まで、この二人は同志として、親友としてその微妙な距離を保っているのですが、後半から一気に加速し、お互いが無くてはならない存在になっていくのがよくあるパタ-ンなのですが、たまらなく切なくて目が離せなくなります。

二人のやりとりも切なく、現実的にもこうしたシチュエ-ションあるなぁ と思わず共感してしまうシ-ンが随所にあり、同じアジア圏の似たような人種ということもあり親近感も沸いてしまいました。

二人を取り巻く脇のキャラもとても良く、色々とすれ違い、遠回りして10年もの歳月をかけてやっと何も障害がなく一緒になれるというその瞬間は、言葉もなにも要らないんですね。
その最後のシ-ンは思わず微笑んでしまい、胸がジ-ンとなります。

それとこの作品の一番最初と最後のシ-ンがとても素晴らしいスパイスとなり見事に効いて程よい余韻となりました。
あぁ、そうか!とニヤリとさせられましたね。


すごく地味で、ありきたりなラブスト-リ-なのですがとても現実的で、でもすれ違いは上手く行き過ぎな面もありましたが程よく切なく、そして胸が暖まる素敵な恋愛ものでした。
テレサ・テンがちょこちょこと登場し、彼女が一つのキ-となっているのも、ファンが多かった日本人にはたまらない演出になっていると思います。
テレサの歌声に浸りながら、ちょっぴり切ないラブスト-リ-も良いなぁと思いました。


それと懐かしいテレサ・テンの曲も聴きたくなったので一緒に貼っておきます。(^^)



この映画には個人的な意見ですが、テレサさんのこの曲が一番、合っているかなと思います。
自分、何気にテレサ・テンの曲好きなんですよね~(^^)声質もとても素晴らしいお声ですよね。

彼女を偲びながら、この映画に浸るのも良いかも知れませんね。(^^)




ユウ太的評価 8点
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邦楽  流星群 / 鬼束ちひろ
2009-05-16 Sat 11:04




【解説】

宮崎県出身の女性シンガ-ソングライタ-。
高校の頃より歌を作り始め、その卒業を前に受けたオ-ディションで才能を認められ、高校卒業を機に上京。
その後は楽曲の創作活動に専念し、多くの楽曲を創り上げていった。

2002年2月、「シャイン」でデビュ-を飾ると2作目のシングル「月光」がTVドラマのタイアップもあり大ロングヒットを記録し一気に脚光を浴びる。
その後、同じ年に2枚のシングルをリリ-スした後、初のアルバムもリリ-ス。その1stアルバムはオリコンチャ-トで初登場1位を記録しゴ-ルドディスクも受賞。

2002年は武道館ライブなども実現し、彼女の音楽と独特の詩世界観は多くの人を魅了し、浸透していったが過密なスケジュ-ルなどが原因で体調を崩してしまい休養となってしまった。
2004年に一旦、復帰するも再度の体調不良などで復帰と休養を繰り返す状態になっている。

2009は活動再開を発表しており、今後の益々の活躍を期待されるア-ティストである。




鬼束ちひろさんの曲はその独特の詩により、深い壮大な世界観が特徴になっていて心に浸透するように入ってきます。また、あの声も独特で多分、この人のような声質は他にはちょっといないんじゃないかなという、とても魅力的で切ない、そして優しい歌声は自分はとても好きなタイプのア-ティストです。

ご紹介の「流星群」はそんな彼女の6枚目のシングルで、「月光」もそうでしたが、自分は初めて聴いた瞬間から虜になってしまいました。勿論、シングルCDも購入し、夜の静かなひとときに良く聴いている曲の一つとなっています。

最近、自分の事で恐縮ですが、やはり忙しく仕事以外の行事でなかなかブログの方も更新しづらい状況となっていましたが本日の仕事関係の行事が終了しましたらとりあえず一段落となるので、また映画をみたりしながらマイペ-スで綴って行きたいと思っています。
そんな中、いつの間にかご訪問の方が5000ヒットを超えていて(皆様には大した数字じゃないかもですが自分はとても嬉しい数字です。^^ )、有り難くも大変、恐縮している今日この頃となっています。
いつも訪問して下さいます皆様には本当に感謝しております。

この「流星群」自分のブログのテンプレにもとても良く合っていると思いますし、何よりもいつも良く聴いていて毎度、心癒されている曲です。
自分自身、最近ずっと今日の総会の資料作りや事業計画、組合の役員としての業務に追われている中、こうしてホッと一息入れる時に聴きたい曲の一つです。

鬼束ちひろさんの声は、そんな忙しい自分の気持ちに優しくまさに「浸透」して静かに癒してくれています。本当に素晴らしい声と詩世界だと思います。

皆様におかれましても、気温の寒暖が大きいこの頃では御座いますが、どうぞお身体を崩されたりしませんよう、また段々と忙しくなってくる季節に今までの疲れも出てくる季節ですので、ちょっと一呼吸置いて、リラックスして日々を過ごされますように・・・。


夜、静かに聴いていたい・・・ そんな素敵な癒しの一曲です。(^^)


それでは午後から今年度の総会に頑張って行ってきます~(^^)
いつも本当にありがとうございます。
別窓 | 癒しの一曲 邦楽編 | コメント:2 | トラックバック:0 | top↑
アパ-トメント
2009-05-08 Fri 17:25



アパ-トメント


【スト-リ-】
商社マンとして成功し、ニューヨークで知り合った美しい婚約者もいて幸福の絶頂期を満喫していたマックス。そんな時、彼はパリのカフェの公衆電話でかつて熱愛の果てに失恋したリザの声を聞く。謎の会話とホテルの鍵を残して街に消えた彼女の影を追うマックス。彼は彷徨のうちに豪華なアパートメントに入り込んでいた。そして次第にアリスの抗い難い魅力に捕らえられてゆくが・・・。

パリのアパートメントを舞台に、一人の青年をめぐり、2人の美女が織り成す恋の鞘当ての5日間を描くラヴ・ロマンス。 ヴァンサン・カッセル主演の恋愛ミステリー。



【レビュ-】
この作品も色んな場所での評価が高かった作品として興味を持って鑑賞しました。


普段、あまり恋愛ものは観ないのですが、この作品はとても面白かったです。
カテゴリ-としては恋愛もの、ラブスト-リ-となっていますが、この映画は恋愛ミステリ-。どちらかというとサスペンスの部類に入るのではないかという作品でした。

フランスを舞台に、昔付き合っていた女性を忘れられない男。そんな男がその女性を訪ねたら同じ名前の違う女がいた。
物語は大雑把にこんな感じで始まります。が、この作品は多くを語ってはいけない作品の一つ。
ここから様々な展開を見せ、過去の回想シ-ンと入り乱れて徐々に謎が明らかになっていくというミステリ-チックな物語。
例えて言うならば、自分も大好きな邦画作品「運命じゃない人」のような構成。

あの時の人物はこうだったのか!あのシ-ンはこういうことだったのか!と段々と詳細が分かってくる手法は本当によく似ていました。


ラブスト-リ-としても凄く洒落ていて、二人の同名の女性に翻弄され、その間で揺れる男。そして婚約者と男友達。
登場するメインの人物も男2人、女3人。うち一人の女性はほとんど絡んできません。人物も掴みやすく分かりやすいのでその点も○です。同時に展開も物語もとても良かったです。

その主要二人の女性にモニカ・ベルッチ、ロマーヌ・ボーランジェととても綺麗な女優さん二人が登場します。彼女たちの魅力が全開でミステリアスな雰囲気をさらに引き立てていました。
この二人が複雑に絡み合った糸のように、ヴァンサン・カッセル演じる主人公を翻弄していくのですが、怪しく美しいミステリアスな恋愛模様は、観ていてどうなっていくのだろう?とハラハラしました。

特に自分的には、ロマーヌ・ボーランジェがとてもキュ-トで綺麗で、魅了されてしまいました。こんなんじゃ男は、まんまと術中にはまってしまいますね。彼女が妖しい魅力を放ち、トリックを仕掛けてきます。


恋愛もの特有のすれ違いは勿論、じれったくなり、そしてもつれ合ったり・・・
ラブスト-リ-の要素は充分に満たして恋愛劇としても見応えはありました。


これ以上書くと、この作品の面白さがどんどん失われてしまいますのであまり載せられませんが、フランスの街を舞台に男と女が織りなす駆け引きと仕掛けは本当に面白かったです。

ある所ではこの作品を「フランス版 ユ-ジュアル・サスペクツ」と評したとか。その謳い文句に違わぬ素晴らしいプロットの恋愛ミステリ-。
またこの作品はハリウッド・リメイクされ、「ホワイト・ライズ」というタイトルでリメイクもされたという事で、そちらも観てみたいと思いましたが、このオリジナルが素晴らしすぎてそちらの方は評価がちょっと低いみたいですね。


上記に登場してきた映画作品が好きな方は必見の映画です。


洒落ていて、キチンとミステリ-している素晴らしい作品。久しぶりに思わず唸ってしまった作品でした。とても面白かったです。

恋愛ミステリ-を観たい人には、強く推薦できる一本になりました。お勧めです。(^^)





ユウ太的評価 9点
自己評価ですのでご了承下さい。
皆さんもよろしかったらコメントに評価を入れて下さいね。
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レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―
2009-05-07 Thu 15:56



レッドクリフpart2


【スト-リ-】
2,000隻の戦艦と80万の兵士で全軍攻撃を企てる曹操軍。謎の疫病により、戦意を喪失し撤退してしまった劉備軍。信頼の絆が揺らぎはじめ、崩壊寸前の連合軍に、曹操軍が襲いかかる。迎え撃つ周瑜(トニー・レオン)と孫権(チャン・チェン)、孔明(金城武)が仕掛ける作戦とは? それぞれの未来は赤壁で決まろうとしていた。そして、ついに赤壁の激戦の火蓋が落とされる! 

ジョン・ウー監督が仕掛ける歴史スペクタクルの後編。


【レビュ-】
やっと劇場に足を運び、鑑賞する事が出来ました。ありがとうございます。(^^)
ゴ-ルデンウィ-クの忙しい中を縫って、レイトショ-にて観に行ってきました。その時シネコンに行ったのですが、いやぁ色々と他の作品も観たくなってしまいました。やはり劇場は良いですね~


さて、自分は十数年前から、三国志のファンで各種ゲ-ムを始め、横山光輝氏の「三国志」は何回も読み返す程、その壮大なスト-リ-と熱い世界観は普通の人よりはちょっと思い入れがあるかな なんて勝手に思っておりますが、今回Part1、2と鑑賞して映画作品としてはかなり楽しめた作品だったとの感想を持ちました。

勿論、三国志を知らない人もすんなり入り分かりやすいスト-リ-に仕立てていたのはとても良かったと思います。
天下三分の計による魏、蜀、呉の複雑な関係、そして多くの登場人物はすぐに掌握するのは難しいですが、この作品は非常に丁寧に説明もされており分かりやすかったと思います。
また、各武将や官人などの登場人物もイメ-ジ通りで凄く良かった。Part1を観た時は、あまりに感動して涙しそうになってしまいました。

ただシリ-ズ通してやはり映画用に脚色したのは分かりますが話の設定があまりにも三国志と違うのがちょっと戸惑ったのは正直な所です。


レッドクリフ part2 イメ-ジ1


Part2はさぁいよいよ赤壁での決戦だ!という事で始まりましたが、ここからまた非常に長かったです。
孫権の妹君、孫尚香が魏軍に単独潜入しているのはビックリしました。ありえな~い。
また、赤壁の決戦に至るまで色々な謀略、計略があったのですがそれが入っていませんでした。
徐庶や龐統 の登場がなかったので魏軍の軍船を繋いだ「連環の計」や呉の重臣である黄蓋将軍の苦肉の計も描かれる事もなく、あの火計は大当たりするのが自分としてはちょっと残念でしたね。

黄蓋将軍の苦肉の計は今の「苦肉の策」という語源にもなった、まさに国を思う重臣の、自らの身体と命を懸けた策略だったのにあっさりと事が運んで大勝利してしまったのは少々、残念でした。

まぁ、これも「三国志」ファンの方は自分と同じように感じると思いますが、この作品は「三国志」をモチ-フにしたエンタテイメント映画という事で広く分かりやすくするために創られたからしょうがないのかなとは思いますけどね。

でも十万本の矢を得るための孔明の知略は見事に描かれ、映像化されていましたのでこれは嬉しかったです。


今回のPart2は前作よりも各武将の活躍があまり観られませんでした。その代わり、女性キャラの活躍が目立って描かれていました。

レッドクリフ part2 イメ-ジ2


孫尚香、小喬によるそれぞれのサイドスト-リ-が今回のキ-になっていたように思いました。
三国志ファンからは、この脚色は蛇足だと言われていますが、自分はまぁ良かったと思います。
今回のこの赤壁の戦いは、上記の計略が登場しなかった代わりに、女性達の活躍が大きく関わって大勝利へと導いてくれたものとして描かれていましたね。

この女性達の活躍がより広く、多くの方にこの映画が受け入れられた理由の一つだったのでしょう。しかし、曹操があまりにも軽率に、無能な感じで描かれたのは、これまた頂けないですね。分かりやすくする為というのは理解出来るのですが、曹操も間違いなく、この物語の英雄の一人であり、兵法にすぐれ多くの人物から慕われた英傑。あのような致命的なミスは冒さないだろうと思ってしまいました。兵法の基本「兵は神速を尊ぶ」とあるように、出撃の機会をあのような形で取り逃がしたのは完全な曹操の責任でした。

あそこはやはり様々な駆け引きが観たかったなぁというのは多くの方が思っている事ではないでしょうか。


そして赤壁の戦いへと突入していきましたが、これは劇場で鑑賞するに値する、とても迫力のあるシ-ンでしたね。
炎と爆発の連続。勇姿を誇っていた魏の大船団が火計により見るも無惨に炎に包まれる様は、きっとこんなにも凄かったのだろうと感じる事が出来ました。Part1の見せ場が九官八卦の陣ならば、Part2はこの火計が最大の見せ場だったでしょうね。

レッドクリフ part2 イメ-ジ3

この派手なシ-ンはジョン・ウ-監督の真骨頂とも言える迫力あるシ-ンでした。しかし、火薬が多い事。本当にド派手な爆破シ-ンの連続でしたね。

そして曹操を追いつめたエンディング。あそこで曹操を逃がすのは???う-ん、これもエンタテイメントゆえのものなのか。

全体的にオリジナルの作品として創られた「レッドクリフ」。賛否両論、様々な感想はあるかと思いますが、まず「三国志」をここまでエンタテイメント作品として創ったその功績は本当に素晴らしいと思います。自分はずっと、三国志の映画を待っていましたから。
有名な三国志演義で描かれているエピソ-ドは脚色を変えて、大衆向けの娯楽作品を見事に創り上げました。しかし、無駄なシ-ンを省けば1本の作品に出来たのではないかと感じてしまった今回のPart2。

でも無駄と思えるシ-ンがジョン・ウ-監督、そして中国映画らしいのかも知れませんね。
自分はPart1が思った以上に良かったために、2では期待しすぎてしまった感じです。それでも充分に楽しめた。そんな作品でした。





ユウ太的評価 7点
自己評価ですのでご了承下さい。
皆さんもよろしかったらコメントに評価を入れて下さいね。
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コ-カサスの虜
2009-05-07 Thu 15:55



コ-カサスの虜


【スト-リ-】
ロシア軍兵士のワーニャとサーシャ准尉は、チェチェン人に捕らわれてしまった。二人を金で買ったアブドゥルは、二人をロシア軍に捕まった彼の息子と交換しようとするのだが、交渉はうまく捗らず、やがて些細な事から悲劇と変わってしまう……。

文豪トルストイの短編小説「コーカサスの捕虜」を原作に、舞台を現代のチェチェン紛争に置き換えて描くセルゲイ・ボドロフ監督による入魂の感動作。
「戦争を始めることは簡単だが、終わらせることは難しい。人を愛することより、殺すことの方が簡単なのだ。」と語るボドロフ監督は、コーカサスのチェチェンの村に捕らえられたロシア人捕虜と村人の対決と交流を描く。



【レビュ-】
この作品も以前から鑑賞を切望していた映画。何処のレンタルショップにもなく、ネットレンタルにてやっと鑑賞しました。

チェチェン紛争を舞台にした作品ということで、作品全体はとても静かに淡々と流れていく感じでした。

ロシア人とチェチェンの人達の、争いの中に生まれた交流。お互い、民族紛争の中で相手を憎しみ合い、銃をとって戦っている中の心の交流は観ていてホッとするものがありました。
また、コ-カサス地方の壮大な自然、山々の風景はとても美しく、物語は中盤まで静かに、ほんわかとした雰囲気で進んでいきました。

ところが、事件は起きてしまいます。ここからはこの紛争の深い根っこの部分を見せられた気がしました。
お互いが憎しみ合い、どうする事も出来ずに戦っていくしかない、悲しい現実。すごく悲しい事です。

でも、この物語で描かれているロシアとチェチェンの個人レベルでは、腹を割って話し合い、お互い歩み寄れている姿が見れました。
この映画に登場するチェチェン人の少女はとても美しく、凛とした印象の強く優しい少女。憎むべき敵の女性でも、非常に魅力的で心を許してしまう。そして、とらわれた兵士もこの少女に初め心を許し、そこから交流が生まれていきました。

どこの国の争い、民族間紛争でもそうだと思いますが、個人個人の対話や、やり取りの中では相手を理解し尊重する事が出来るのだと思います。
誰だって銃を手に、争う事なんて本当はしたくないだろうと思う。話をすれば相手の事が段々と解ってきて、本当は心を許せる良い人物なんだというのが理解出来るのだと思います。

しかし、ある一定のグル-プや組織、ましてや国対国の国家間レベルにまでなると相手がどうだとかの前に戦わなければならない。
相手が目の前に現れればそれを殲滅させるのが任務ならば、銃口を向けなければならない。
個人ではどうする事も出来ない現状が悲しく描かれていました。

それは遙か昔から争われてきた歴史も大きく影響しているのでしょう。この紛争に至るまで、多くの悲しみの歴史を繰り返し、代々に渡り継承してきた憎しみ。これは我々には計り知れない程、大きなものなのだと思います。
この紛争では20万人もの方々が犠牲になり、その多くは民間人だと言われています。ロシア側はテロによる被害、チェチェン側はジェノサイドまであったという、無差別爆撃などで多くの命が失われました。

この作品ではその様な大きな悲劇は描かれてはいませんでした。逆にロシア人、チェチェン人の人間ドラマがメインです。その中でも特に、チェチェンの人々の誇り、生き様みたいなものが素晴らしく描かれていたのもこの作品の特徴だと思います。


しかし、事件の後に向かえたラストシ-ンは直接的な描写ではありませんでしたが、それは非情なとても悲しいラストでした。
あの村は、チェチェンの人々は、そしてあの少女はどうなったのだろう・・・。想像するに容易い、深い悲しみのラスト。最後に胸が締め付けられる想いです。



名前だけは知っていても、その内容はあまり良く知られていない紛争を題材にしているこの作品。自分も探すのは少し困難でしたが、良い映画であり、やはり深く考えさせられる作品でした。




ユウ太的評価 8.5点
自己評価ですのでご了承下さい。
皆さんもよろしかったらコメントに評価を入れて下さいね。
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